MARKAWARE 2017SSスタート

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こんにちは。

 

カーリーに続いて今度はマーカウェアの2017SSのデリバリーがスタートしました。
2017SSのシーズンテーマは「LEARNING FROM JAPAN」。実はこのテーマに関してES-WEBで9月に公開していましたデザイナーインタビューにて、その断片が語られていました。テーマだけ聞くともはやファッションブランドの定義に収まらないスケール感がありますね…。特集記事は世界中のどこよりもマーカウェアについて深く語られたものになったという自負があります。面白いので読んでいない方はぜひ読んでみてください。
デザイナーの石川さん本人の言葉もどこかでお伝えしたいと思っていますが、まずは何が届いたのかご紹介しましょう。

 
 
 
 

 

MARKAWARE / マーカウェア
A17A-13CO01C | R.A.F. PARKA – ORGANIC COTTON SELVEDGE TYPEWRITER | ¥59,400 (税込)

 

 

Royal Air Forceの頭文字をとった「R.A.F. PARKA」。モッズコートに似ていますがポケットやデザインが結構違います。大きな裾ポケットは蓋付きとハンドウォーマーポケットの二層になっていたり、裾はスクエアカットでドローコードが入っていたり、ライニングが付いていなかったり。
フードのドローコードのストッパーが木製なのが珍しいので、これに関して聞いてみると…
「(戦争)当時はとにかく供給できる安価な素材を求めていたので、その時々で使われる素材が違います。僕の持っている古着には木が使われていますが手に入りやすかったんじゃないか」
ということだそうです。ミリタリーは奥が深い。

 
 
 

で、そのフードの部分の寄りなんですがフードの縁がバイザーみたいにちょっとツバのような形になっていますね。これ、多分実用的な意味合いがあるとは思うのですが、ファッション的な観点で言えば形がパキッと出てフードをより立体的に見せることができます。ペタッと寝ないので存在感がありますね。被っても良い感じ。

 
 
 

MARKAWARE / マーカウェア
A17A-13JK01C | APRON POCKET WORK JACKET – ORGANIC COTTON SELVEDGE TYPEWRITER | ¥41,040 (税込)

 

 

なんともシンプルなラペルのジャケットをエプロンポケット搭載でデザイン。実はこれ、以前マーカウェアであったジャケットのアップデート版です。

 
 
 

素材を始め細かい点で色々違いますが、以前ESで展示会をした時にゲストで来てくださった石川さんも同デザインのジャケットを着用していました。ジャケットのドレッシーな部分と、エプロンポケットのワークウェアな部分が合体した独自の佇まいをもったジャケットです。

 
 
 

コットンタイプライターの一枚仕立てのジャケットはラペルを寝かせるだけでなく備え付けのボタンでスタンドカラージャケットにもなります。ジャケットが少し苦手…なんて方もこれは良いですよ。ワークウェアの強さはないですし、シルエットもスッキリめでオススメです。

 
 
 

 

MARKAWARE / マーカウェア
A17A-13SH02C | APRON POCKET SHIRTS – ORGANIC COTTON SELVEDGE TYPEWRITER | ¥24,840 (税込)

 

 

大定番、エプロンポケットシャツ。緩いシルエットにバンドカラー、質と仕立ての良いシャツでワークシャツとしては異質なほど上品さがあります。白も素敵なんですが、ネイビー、ブラック、オリーブといった別のカラーも大人っぽさがあります。ポケットはデザインとしても効果的ですが実際に使える点でも便利なシャツ。

 
 
 

縫製もとても細やかなため、ポケットがあってもゴテゴテした雰囲気になりません。スマホやペンなど普段持ち歩いたり仕事で使ったりするものを入れておくのにちょうどいい。

 
 
 

 

MARKAWARE / マーカウェア
A17A-15SH01C | BAND COLLAR LONG SHIRTS ONE WASH – ORGANIC SELVEDGE CHAMBRAY | ¥25,920 (税込)

 

 

マーカウェアには欠かすことのできないシャンブレーシャツの新型が登場。
従来のバンドカラーシャツの丈を長く設定した今っぽい雰囲気があるシルエット。マーカウェアのシャンブレーシャツは僕も持っていますが、着込んで洗い込んで良い具合に育ってきています。デニムと同じですね。全体的に色褪せが起こるのではなく、縫い目周りに褪せが生じたり、パッカリング(生地同士の引き攣れ)が起きたりする感じです。

 
 
 

このようにテールが長くゆったりめで、身幅にも余裕があります。このシルエットが現代的ですね。タックインする余裕がかなりあるので、インした時に腰回りをたっぷりルーズにたるませるのも良いですね。

 
 
 

 

MARKAWARE / マーカウェア
A17A-15SH02C | BAND COLLAR SHIRTS ONE WASH – ORGANIC SELVEDGE CHAMBRAY | ¥24,840 (税込)

 

 

こちらはレギュラーシルエットのタイプ。
ベーシックで長く使えるデザインと素材のため、じっくりと経年変化を味わえます。ワークシャツらしいディテールは残しながらも、マーカウェアらしくシンプルでキリッとした品の良さがあります。

 
 
 

レギュラーシルエットとはいえ、気持ちゆとりのあるサイジングとなっています。腕周りや身幅には多少の余裕がある、くらいなシルエットです。無理に細身にしていませんので、窮屈さもないですし不自然なシルエットにもなりません。

 
 
 
 
 

最後に、今回のデリバリーで使われている素材について。
2017SSからコットンは全てオーガニックコットンに切り替えたそうです。その意図について、デザイナーの石川さんのコメントがあります。

 

「2017年春夏シーズン、MARKAWAREは全ての綿生地をオーガニックコットンに切り替えました。大量に使われる農薬がもたらす生産者と環境に対する負担の軽減、少しでも高付加価値で手間のかかる作物を作ることによる現地での雇用環境改善と雇用増、それが良い影響につながる大切な活動だと思っています。自分の作る洋服の中から少しでもネガティブな要素を無くしていき、良い循環ができるモノ作りをしたいと思っております。食の世界では進んでいる大きな流れ、衣の世界でももっと広がれば良いと思っています」

 
 
 
 
 


WRITER


STAFF A
ES-WEB