KAZUYUKI KUMAGAI この先10年20年使えるブーツ
- 2017.01.22
- Information
こんにちは。
カズユキクマガイでずっと人気のあるGUIDIレザーを使ったシューズシリーズに新作が加わりました。
アタッチメントユーザーやES-WEBユーザーには既にお馴染みのGUIDI。イタリアの老舗タンナーであるGUIDI。アタッチメントでは靴の他にもジャケットや財布などに度々使われる革です。
使った人には分かるかと思いますが、使えば使うほどしっとりと柔らかくなっていき色艶もとても美しく深みがあります。耐久性も申し分ありません。特に手がよく触れる財布は何もメンテナンスをせずとも勝手に育っていくのでものすごい艶が生まれます。
KA71-013 | GUIDI ROVESCIO LISCIO 6ホールブーツ | ¥89,640 (税込)
定番の6ホールレースアップブーツをGUIDIの中でも今まで使ったことのなかった「ROVESCIO LISCIO」という革で仕上げました。このヌメカラーを見るだけでも「履き込んだら相当良い感じになるだろうな」ということは想像に難しくありません。
「ROVESCIO LISCIO」自体はGUIDIでは相当に歴史ある定番レザーらしいです。アタッチメントでも使ったことのある「LISCIO」レザーの裏側を使っており、気持ち起毛感があります。毛は削いであるのでザラつきのあるレザーになっています。
ザラつきが分かりますでしょうか。おそらく履き込むことでこのザラつきがどんどん艶っぽくなっていくことでしょう。色もブラックに比べると深まりが良く分かる色ですね。何よりこの仕立ての良さ。アタッチメントのシューズは基本的に浅草で作られています。浅草は眼鏡で言えば鯖江。靴の聖地です。アタッチメントの靴は日本屈指のプロフェッショナルによってできているので、完成度がめちゃくちゃ高い。特にこういったグッドイヤーウエルトでソールが交換できる複雑な製造は半端なく完成度が高い。
そのため10年20年、さらにもっと履き込んでいけるのですね。
履くとこんな感じ。屈伸しまくってシワを記憶させたい。革紐も使い込むとクッタリしますよ。キズなんかも味ですね。
短靴のバージョンもあります。最近よく展開しているかかとにしか縫い目のないホールカットシューズ版。
もちろん通常のGUIDI(ブラック)もありますよ。
新品と履き込んだものとの比較。左はスタッフキタハラの私物です。
「全然手入れしてない」とのことでしたので、クロスで磨くだけでもおそらくもっと艶が出てきます。
革のお手入れですが、真剣にやろうとなれば「汚れ落としのブラッシング」→「ステインリムーバーで表面のオイル落とし」→「クロスやスポンジを使ってクリームを入れる」→「均等にならすためにも艶を出すためにも軽くブラッシング」→「半日自然乾燥」ってな具合にやるのですが、そこまでしなくても結構良い具合に味が出てきますね。
もともとオイルをたっぷり含んだレザーのため、よほどのことが無い限りはひび割れは起きませんが、傷みやすいレザーのアウトソールは割れやすいので注意。湿気も強敵です。お気をつけください(新潟の人間はラバーをソールに貼ったりしてます)。
シューレースはかなり長いです。足首で一蹴させるのがデフォルト。これまた見た目にも雰囲気が良いんです。コロンとしたつま先も「革靴のやらしさ」みたいなものが出にくくて選びやすい。木型としても幅があり履きやすい。
形としては展開して以来長らく変わっていません。それでも毎シーズン需要があるというのは凄いことです。結構高いんですが…。
今回のROVESCIO LISCIOも今までと同じGUIDI FIOREもどちらも強くオススメします。一生ものです。
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