Lounge Lizard ブランドの代名詞はチェックシャツ

Lounge Lizard ブランドの代名詞はチェックシャツ

こんにちは。

 

全てのブランドには「代表作」があります。それを手にすることに意味があるともいえます。
例えば…

 
 

アタッチメントならシルキーフライス
カズユキクマガイなら6ホールブーツ
ラウンジリザードならチェックシャツ
ノンネイティブならデニムパンツ
マーカウェアならジャングルファティーグ
ホワイトマウンテニアリングならマウンテンパーカ

 

という感じ。もちろん代表作は一つだけとは限りませんので他にもたくさんあります。これらは「定番」と言い換えることもできます。定番はその存在が示すとおり、いつの時代もある一定の需要が継続して見込める商品です。言ってみれば「いつ買っても一切間違わない」「いかなる時流にも左右されずに迎合できるアイテム」ということになります。それは価値そのもの。

 

アーペーセーのデニムパンツは世界的にユーザーが多く、評価の高いデニムパンツですが、その実シンプルでデザイン性はほとんど皆無です。ファストファッションのデニムパンツでも似たようなものは買えます。品質の良さやシルエットの良さは折り紙付きとはいえ、無個性でありながらなぜそれほどまでに需要があるのか、というとやっぱり「アーペーセーというブランドだから」にほかなりません。実績とブランディングの賜物。
それを使うことに意味があって価値があるんですね。

 

それと同じ意味で今回フォーカスしたのがラウンジリザードのチェックシャツ。

 
 
 

 

Lounge Lizard / ラウンジリザード
4243 | HERRINGBONE SHIRRING CHECK SHIRTS Q/SLEEVE | ¥16,200 (税込)

 

 

何回紹介しているか分からなくなるほどに定番のオンブレチェックシャツの7分袖。「オンブレチェック」で「7分袖」なところがラウンジリザード的です。
ここんちのシャツは根底にドレスアップのスタイルがあるのが他のシャツと決定的に異なるところ。最近では特にそうですが、背中にプリーツもなく絞りもないガバッと着るタイプのシャツが主流となっています。その分身幅にゆとりを出したりゆるい印象のシャツになるのがトレンドっぽい。ラウンジリザードのシャツはほとんどの商品で背中にダーツがあります。ダーツっていうのは摘んで縫うことで、フォルムに変化を付けられる立体的な縫製仕様です。
これを背中に2箇所入れていることで、腰回りに余分な生地がなく体にフィットするシルエットを形成、一枚で着た時に一発でドレッシーなボディラインを実現。「キレイ」「シュッとしてる」といった第一印象が与えられます。

 
 
 

オンブレチェックはまた違うベクトルで、ラウンジリザードのもつ音楽的背景が反映されています。昔のロックバンドといえばチェックシャツ。有名な所ではカート・コバーンやシド・ヴィシャスのようにブリティッシュ・ロックの影響が強いものと思われます。
ブランド名の元ネタともなっているバンドのラウンジ・リザーズはどちらかというと白シャツでスーツを着るスタイルが多いのですが、そちらの影響は展開しているテーラードジャケットスラックスに反映していますね。
話を戻しましょう。このチェックシャツ、よく見ると裾が「ロック」で始末してあります。日本語でいうと「かがり縫い」と呼ぶもので、布の端がほつれないように止めるシンプルな縫製。普通のシャツは「三つ折り縫い」でキレイに始末するのが大半でしょうが、ロックだけで留めて置くことでラフな印象や着込んだ際のヨレ感を敢えて再現することができます。
ドレッシーでありながら着崩す。ロックンロールを下敷きにしたデザインです。
もう今の時代、背景のない商品は死んでいく一方です。これだけ多くの人に支持されているのはブレない軸があるからでしょう。だからこそ代表作になり得た。

 
 
 

 

Lounge Lizard / ラウンジリザード
4228 | C/R SHIRRING CHECK SHIRTS | ¥17,280 (税込)

 

 

こちらは定番のチェックシャツのシルエットをトレンドに寄せた新作。細身のシルエットのまま着丈を長くし、今っぽいバランスに落とし込んでいます。チェック柄というとそれだけでカジュアルな印象ですが、ギンガムチェックってなぜか上品な印象が強い。意外と歴史も古く何百年と使われてきた柄です。1960年代になるとモッズブームが起こり、やはり音楽的なリンクをここでも捉えています。
ロングシャツは腰回りを隠すくらいの丈感が、脚の長さをごまかす効果があると言われています。スリムパンツはもちろんのこと、ワイドパンツとのバランスが絶品で、スラックスやショートパンツにもハマる意外とバイプレーヤーな存在です。今のESビルスタッフですと案外持っていないスタッフの方が少ないんじゃないかな…。それくらいみんな使いまくってます。
ロングシャツによくあるアンティークな方向に寄らず、至ってドレッシーな佇まいはラウンジリザードらしい立ち位置ですね。タックインして腰回り膨らみたっぷりに着ても良さ気です。

 
 
 

ロングシャツの一番の利点はやっぱりレイヤード効果の発揮でしょうね。特集でも触れているようにラウンジリザードの洋服は最近レイヤード特化型が多いのですが、この辺もやっぱりトレンド感があって洒落感が出せます。ESのユーザーはシンプルな洋服が好きな方が多いと思うので、そんな中に柄物をインナーに挿すってのはかなり効果的です。

 
 
 
 
 
 

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STAFF A
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