麻を使ったシャツの透け問題

麻を使ったシャツの透け問題

こんにちは。

 

春から真夏にかけてありがたい麻のシャツ。
特に夏場はカットソーやTシャツの出番が増えてラフになりがちなところに、襟モノが入るとそれだけで他との差別化もでき、なおかつ涼しく着られて上品。普通のコットンのシャツですと真夏は流石に暑いし汗もかきますが、麻シャツなら風通しが良くて爽やかで、オトナ〜な感じが物凄く出る。
洗いざらしでも全然気にならない風合いや麻特有のコシは長く着ていく面でも想像以上に実用的です。4月〜9月(半年)活躍すると考えれば、意外と長いこと使えるんだなという感覚です。

 

ES-WEBでもいくつか取り扱っています。代表格が以下。

 
 
 

 

KAZUYUKI KUMAGAI / カズユキクマガイ
KS71-034 | Li/Coシャンブレー ロングチュニック | ¥20,520 (税込)

 

 

コットンが混ざることで比較的透けにくいリネンシャツです。糸のムラやザラッとしたリネンらしい手触りは健在。通気性や吸水性ももちろん良いのですが、このシャツの場合は着丈の若干長いところや腕周りはスッキリ細いところなどのバランスが良い点が他とはちょっと違う。
縦のラインが体を美しく見せる袖・身頃の縫製も他ではあまり見かけません。ただし、とてもシンプルでクセもないのが選びやすい。

 
 
 

 

Lounge Lizard / ラウンジリザード
8701 | VFD LINEN/COTTON INLAY KNIT SHIRTS Q/SLEEVE | ¥16,200 (税込)

 

 

こちらは更にコットン多めのブレンドをしたバンドカラーシャツ。ストレートカットの着丈短めがコンパクトなボディを演出します。いわゆるリネンシャツとは肌触りも違い、柔らかくコットンらしさも強めですがやはり夏向きの質感です。7分袖なので、袖まくりをした時にロールが小さめになるのがポイント。巻きやすいようにカフスも幅狭です。

 
 
 

 

MARKAWARE / マーカウェア
A17A-08SH02C | ITTEKOI HENRY SHIRTS | ¥21,600 (税込)

 

 

完全に麻100%のシャツ。たゆんとした麻の持つ本来の弾力やツヤ・ハリ・コシが存分に味わえる他、洗い込んだ時の美しい風合い、経年変化など、長期に渡って良さが増していくのがマーカウェアらしいところ。「いってこい」と呼ばれる仕様やネーミングに関しては以前ブログでお伝えした通りです。
デザイン的にはカットソーをシャツ地で作ったような形で案外着やすい。細身ですしシャツ同士の重ね着もいけますね。

 
 
 
 
 

麻は涼しさや大人っぽさが売りではあるものの、その半面透け感が気になる。通気性が良い分、織密度が低く編地が透けていることが多い。コットンを混ぜてその密度が高まっているなら透けないのですが、100%のものは特に注意しなければなりません。
大きく対策は2つです。

 


・インナーに長袖を着る
・肌と似たトーンのものを選ぶ意識
・気にしない

 

よく「ベージュのインナーを着よう!」という提案を目にしますが、厳密には肌と似たトーンであればあまり透けません。
トーンっていうのは別に同じ色じゃなくても例えばピンクやグレーやオリーブのような中間色でも良いわけです。写真をグレーにした時に肌との明暗差が少ないものは大抵透けないと思っていいハズ。
そうなると必ずしもベージュが透けないとは限りません。差が少ないものならなんでもいいんです。グレーにした時の感覚がつかめる人もいればそうでない人もいるでしょうから、いくつか挙げてみました。

 
 
 

 

Lounge Lizard / ラウンジリザード
8693 | 30/1 WAFFLE×GARMENT DYE Q/SLEEVE | ¥8693 (税込)

 

 

透けない代表格のベージュのカットソー。日本人の肌の色に近い色合いはやはり透けにくいとされています。完全にインナー最適化カラーです。これをグレースケールにしてみます。

 
 
 

かなり肌の色と近い。これは透けないでしょう。要はトーンが肌に馴染むことで、本当は透けているんだけど、透けているように見えない、ということですね。

 
 
 

 

ATTACHMENT / アタッチメント
AJ71-219 | 80/2シルキーフライス タンクトップ | ¥5,940 (税込)

 

 

名作プリモアフライスをアップデートしたシルキーフライスのタンクトップ。オフホワイトカラーはどうでしょうか。このモデルの場合、肌がやや濃い色なので、明暗差が出そうです。

 
 
 

うーん、やはり若干ですが差が出ました。これくらいの差であれば透けにくいとは思いますが、完全に馴染んだというほどではないでしょう。普通の白黒に比べると大分ごまかせると思います。

 
 
 

こっちの方が肌には馴染む。これはライトカーキグレー。肌の色は個人差がありますから、馴染む色を選ぶのがポイントです。

 
 
 

 

Utility Garments / ユーティリティガーメンツ
U17A-08CS01B | POCKET Tee – 40/2 TSURI JERSEY | ¥5,184 (税込)

 

 

シンプルな杢グレーのTシャツ。普通に一枚でもよく使われるTシャツのカラーです。こんな杢グレーをインナーにしたらどうなるか。

 
 
 

これは…かなりイイ線いってます。モデルの肌の色とかなり馴染んでいます。

 
 
 

 

CURLY / ブランド
171-00043 | PPM SS VN TEE | ¥6,696 (税込)

 

 

オリーブカラーも検証してみます。艶っぽく少し明るめなオリーブ。見るからに肌の色とは馴染んでいない気がしますが…。

 
 
 

やっぱりちょっと違う。これは透けにくいとは思いますが、肌色の濃い方に向いているかな。あるいは夏に日焼けした肌にはいいかも。同じモデルのホワイトとブラックはどうか。

 
 
 

うーん、やっぱり難しいか。くっきりと差が出てしまう。
ということで、結論は

 
 

「色」を意識するのではなく「トーン」を意識せよ
個人的には白TEEくらい透けてもいいけど…。

 
 

インナー選びの参考に。

 
 
 
 
 

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STAFF A
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