nonnative DWELLER 5P JEANSがなぜ支持され続けているのか

nonnative DWELLER 5P JEANSがなぜ支持され続けているのか

こんにちは。Nです。
先日ノンネイティブよりノンウォッシュデニムが届きました。ノンウォッシュは久しぶりでしょうか。ニット製品を除くほぼ全ての製品にウォッシュ加工を施し、洗っても縮みがないのがノンネイティブの洋服作りのポイントなのですが、たまにこのノンウォッシュが出ています。

 
 
 

nonnative / ノンネイティブ
DWELLER 5P JEANS USUAL FIT COTTON 12.5oz SELVEDGE DENIM NW
NN-P3701
¥26,180

一度洗濯機で回してしまえばワンウォッシュになるので、いつものデニムパンツとしても使えるこちら。ノンウォッシュならでは硬い生地とシワ感が特徴です。まずは開脚や屈伸などをして自分だけのシワの位置を固定させましょう。
糊付けしてありますから、しばらく洗わずシワの癖が付くまで頑張って穿くとエイジングもより楽しめることでしょう。
洗うと一度縮みワンサイズ落ちます。ですので、既にサイズ感の知っている方であればいつものサイズを選んでいただくのが良いでしょう。最初は若干大きいと思いますが、いずれ洗うことになるのでジャストになります。

 

今回紹介したいのはノンウォッシュデニムの生地のことではありません。
今一度「DWELLER 5P JEANS」のシルエットがなぜこれほどまでに支持を得ているのか、その秘訣を一つご紹介したいと思います。

 

DWELLER 5P JEANSの詳細については過去にES-WEBで公開した記事がロングセラーになっていますので、そちらをご覧ください。

記事はこちら
 
 
 

ノンネイティブの定番シリーズ「DWELLER」の名を冠するパンツ群は膝裏にダーツという処理が施されています。横一文字にステッチが通っているのがそれです。
裏側から見ると、生地を下側からつまんで畳み縫い付けてあります。要するに下側の生地を持ち上げてあるんです。このことで正面から見るのに比べてふくらはぎへのフィット感が生まれ、よりスッキリと見せることができます。

 
 
 

さらにこのダーツから下の部分は、実はほとんど幅が変わりません。ほとんどストレートシルエットです。画像はUSUAL FITとTAPERED FITなんですが、どちらもダーツ下はストレート。このシルエットの切り替えは他のブランドではまず見られません。
「テーパード」というシルエットの場合、腿から裾まで一直線に先細りしているものを言うので、ノンネイティブの形は厳密に「テーパード」と呼ぶのと異なった設計になっています。

 
 
 

画像はテーパード部分とストレートシルエット部分をわかりやすく分けてみました。
ボトムの外側はほぼ垂直に落ちており、内側は腿から膝までが斜めに。そして、膝から裾先まではまっすぐ落ちていますよね。実物で測ってみたのですが膝幅に対して裾幅が1〜1.5cm程度狭いだけでした。
このパターンがノンネイティブらしいパンツの作り方。厳密に「テーパード」と呼ぶのとは違うのがお分かりいただけましたでしょうか。

 
 
 

私も試着してみました。
生地が硬いのでゴワッとした硬いシワがボトム全体に行き渡ります。ノンウォッシュデニムのかっこいいところでもありますね。特に膝周りはシワが溜まりやすいようにできているので、独特なブランドのニュアンスが生まれています。

 
 
 

それから、やっぱりポケットへの気遣いが素晴らしいです。
「DWELLER 5P JEANS」はノンストレッチなんですが、ポケットへの手入れが本当にしやすい。微妙に口が膨らんでいて平置きにしてもピタッと寝ることがありません。だからスッと手が入る。コレもまた他のブランドではまず見たことがありません。スマホなども取り出しやすいデニムです。

 
 
 

店頭に来ていただける方は、一度でいいのでぜひ試しに穿いてみてください。「ノンネイティブといえばパンツ」と言われる所以が分かるはずです。
そして、一度買ったら何本も生地違いで揃えたくなる気持ちも分かってくるはずです。

 
 
 

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