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UPDATE: 2016年06月05日

ぼくらの白いTシャツの選び方 – スタッフが語る「白T」の魅力

 

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最もシンプルな洋服を選ぶ。

長い年月に渡って世界中の人々の体を包んできた白T。誕生には諸説ありますが、ともあれ「肌着」として世に生まれ、今や「トップス」の王者となっているこの洋服について改めて見なおしてみます。言葉の通り数えきれないTシャツが蔓延している中で、ESにいたから分かるモノの良し悪しや、傾向、人の好みなどに精通するスタッフたちは一体どのように付き合っているのでしょうか。包み隠さず本音を語ってもらいました。肩肘張らない本音トークをぜひお楽しみください。
ES-WEBでは様々な白Tが増えてきましたので違いの参考に、また、白Tの効果的な使い方、実用的な例を交えてお伝えしていきます。永久保存版です。

 
 
 
 
 

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1.白T好きですか?

 

スタッフA(以下、工一)「そもそも白T好きですか?」

 

五十嵐(以下、イカ)「好きですね。何枚持ってんだろうね。長袖も含まれるんですよね」

 

工一「もちろん」

 

イカ「じゃいっぱいありますね」

 

工一「相当あるでしょ」

 

小野(以下、オノ)「数多いな…一番多いんじゃないかな」

 

工一「その中でもどんな白Tが好きで買ってるのか教えてほしいんですけど。丸さんはね、初めて今回『白T』というカテゴリに手を出したっていう」

 

丸山(以下、マル)「実はね笑」

 

オノ「この談義なのに初なのお前」

 

マル「ハッハッハッハッ」

 

イカ「流行ってるしね」

 

工一「あるでしょ、それぞれ好みが」

 

マル「私はこだわり強いですよそこら辺」

 

オノ「ないでしょうよ」

 

マル「ハッハッハッハッ」

 

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工一「なんで買おうと思ったの」

 

イカ「安いから」

 

マル「あそれもまあ理由の一つですよね」

 

イカ「流行ってっから」

 

マル「流行ってるし安いし」

 

工一「例えばイカさんでいうとアタッチメント、カットソーいっぱいあるじゃないですか。カラバリも多いじゃないですか。でも白を買うっていうのはどんな時なんですか?」

 

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イカ「そうですね、割りと白T多いですけど。昔は形…今も形は大事なんですけどプリモア※ばっかり着てたんですよ安いし」

 

※プリモア…アタッチメントが定番展開するプリモアフライスカットソー。軍モノのアンダーウェアをモチーフとし、体に吸い付くような細いシルエット、シルケット加工による滑らかな手触り、フラットシーマという縫い目の凹凸が少ない縫製などこだわりぬいた割にリーズナブルな定番品番。2016SSをもって定番を退き、廃盤となることが決定した。

 

工一「安いし細いよね、他のTシャツと比べると」

 

イカ「結構細いですね。でも最近は度詰めのタイプが多いかなっていうのはありますね」

 

工一「アメカジのほう」

 

イカ「そうですね。その時の気分もありますけど、度詰め※って生地しっかりしているじゃないですか。そうなると白T特有の透け感があんま目立たないですよね」

 

※度詰め…網目の間隔がギュッと詰まっていて、硬くガッチリとした質感の生地のこと。詰まっている分重く丈夫な生地の反面、伸縮が弱まる。

 

工一「そういうの待ってた」

 

マル(笑)

 

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イカ「プリモア1枚は透けちゃうんですよどうしたって。若い時は気にせず着てましたけどね(笑)」

 

工一「でもさ昔のドメスティックブランド(ストリートブランド)のって厚手のもの多かったじゃないですか」

 

イカ「10年くらい前だとすっげえ厚いのがあったんですけど、その後は今度薄いやつが流行って。カズユキクマガイが出てから結構薄手とか柔らかい素材の、ドレープ感※が出やすい素材のをたくさん出してた時期があって。結局、柔らかさ重視になると薄くならないとドレープ出ないじゃないですか」

 

※ドレープ…ゆったりと流れる生地のひだのこと。テロンとした柔らかい生地に出やすく、ドレスや上質な生地のシャツなどに見られる。光沢があり動きが滑らかなほど美しい演出ができる。

 

工一「うん」

 

イカ「でもカズユキクマガイでも度詰めのカットソー出してきたりとか…デザイナーの考え方も変わってきたというのもあるんでしょうけど」

 

工一「なるほどね、今は厚手のものね」

 

イカ「透けない」

 

工一「小野さんは?」

 

オノ「そうだな…化繊(化学繊維)を使ってないのがいいなっていう。白Tなんで毎日のように着るアイテムで洗う頻度も多いと思うんですけど。ポリエステルは良いんですけどレーヨンとかが入っているものって形が崩れる。レーヨンは毛玉っていうかピリング(毛玉)?」

 

イカ「毛羽立ちやすいっすよね。摩擦に弱いんですよね、レーヨンは」

 

オノ「白T買う時にはやっぱ綿100%以外は買いたくないっていう」

 

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工一「じゃあナイキのTシャツはあんまり着ない」

 

イカ(笑)

 

オノナイキのTシャツを買う時は綿100%のしか買ってない」

 

イカ「DRI-FIT(ドライフィット)※は?」

 

※DRI-FIT…マイクロファイバーポリエステルを使ったナイキ独自のテクノロジー素材。体の汗を素早く外に逃がし、蒸発。そのため、常にドライで快適な着心地をキープする特殊素材です。コットンとポリエステルの混紡、あるいはポリエステル100%の生地。

 

オノ「いいんですよ。DRI−FITはDRI−FITで良いんですけど、白Tの無地のやつ買う時に」

 

工一「プリントTとかじゃなくて」

 

オノ「そうそう。白T買う時に凄い気になっちゃって選ばない」

 

イカ「たしかに化繊のTシャツは避けるようになったかもしれないですね」

 

オノ「どうもやっぱり…こういう業界にいるから着る頻度も高くて、綿だと経年変化で楽しめるものも化繊は劣化して」

 

工一「状態の良い1シーズンで使い切るみたいな」

 

イカ「そうですね…結局ボクとか小野さんは白Tをずっと長く着ててそういうデメリットが分かってくるっていうのはありますよね」

 

オノ「形は色々トレンドがあるじゃないですか。今で言えばドロップショルダー※でオーバー(サイズ)。変化し続けるものなので正直形っていうのにこだわりは無いんですけど、素材に関しては綿100%以外は着たくないなっていうのはありますね」

 

※ドロップショルダー…袖と身頃の縫い目が肩よりも袖の方に落ちること。肩周りに丸さが出て柔らかく女性的な雰囲気を出したり、ルーズな印象を与えるディテールの一つとして近年メンズウェアにおいてもよく見られる。

 

工一「それはちょっと意外な答えだったな…わかりました。まるさんは、どんな白Tが」

 

マル「(笑) あのどういうスタンスで……もともと好きだよっていうのですか」

 

イカ(笑)

 

工一「ビギナーでいいです。こっち(イカ・オノ)はプロフェッショナルだから」

 

マル「そっか」

 

工一「どういう白Tが欲しくて…今回初めて買ったでしょ」

 

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マル「ベーシックなものがあんまり好きじゃなかったんですよね、そもそも。デザイン性の高いものを選びたいとか、分かりやすくシルエットの良いものを選びたいとか。『シルエットが良い』っていうのは細いとか深めのネックとかいかにも女性らしいもので。という中でノームコア※、ベーシックな流れがきて、私も手出してみちゃったっていう」

 

※ノームコア…ハードコアの対義語として派生した造語。2014年頃生まれたファッションの分野で、Tシャツにデニム、といったように着飾らず究極的に普通な格好をすることをオシャレと定義したもの。最初こそジャンルがあったわけではなく、もともとそういった人たち(例:英キャサリン妃、スティーブ・ジョブズ)を指して呼ぶようになった。意図的にノームコアを目指すことはノームコア本来の思想とは実は相反しており矛盾が起きてしまうが、ファッション的観点においては総じてそう呼ばれる。

 

イカ「分かる。こんだけいっぱい(世の中に)出てたら着てみようかなっていうのは」

 

マル「コスパもいいですし。今回ヘインズ※買ったんですけど、それこそ(レディースは)Tシャツでさえポリエステル100%みたいなのってざらにある」

 

※ヘインズ…1947年に誕生した3枚パックの無地Tシャツが大ヒットし、以来Hanesを代表するアイテムとなり、アンダーウェアの不動の地位を確立した。2014年には日本人の体型に合わせた『Hanes T-SHIRTS Japan Fit』を発表し、爆発的な人気を博している。女性用(For her)もあり。

 

工一「レディースは結構あるかもね」

 

イカ「レディースは多いですよね」

 

マル「だからコットン100ってだけで結構嬉しいですよね」

 

工一「ポリエステル/レーヨンみたいな天然繊維なしのものって多いよね。瞬間的に風合いが良いもの」

 

マル「だからもう劣化が早い。ヨレたり伸びたり毛玉できたり」

 
 
 

ここで収録の中断がありました。ここから先は後日再収録したものになります。

 
 
 
 
 

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2.白Tが好きな理由

 

工一「こないだどんな白Tが好きかって話だけで何故か終わってしまったんで」

 

イカ「なぜか!理由はわかんないすけどね!」

 

オノ「理由はおれもかんない(すっとぼけ)」

 

工一「そのTシャツが好きな理由をここで聞いてみたいんですけど。例えば小野さんだったら綿100の白Tしか買わないって言ってましたが、それが好きな理由っていうのは?」

 

オノ「そうですね、レーヨンとかホント肌触り良いんですけど…吸水性だったりとか、使っていった後の『変化』なのか『劣化』なのか。どっちっていうとやっぱり天然素材に勝るものがないっていうのがひとつ。コットンだとこだわりを感じるんですよね。Tシャツに」

 

工一「それは値段にかかわらず?」

 

オノ「かかわらず。白Tって言った時に、コットンの中でも色々あるじゃないですか。アタッチメントだとスーピマ※があってとか」

 

※スーピマ…最高級超長綿に数えられるピマコットンのひとつ。中でもスーピマは『Superior Pima』の略でランクが高いもの。35mm以上の繊維のコットンを超長綿と呼び、長いほど丈夫で吸湿性に優れ、しなやかな風合いが高まる。また、美しい光沢を放つのも超長綿の特徴。米国スーピマ協会の登録商標である。アタッチメントでは『スーピマ天竺』シリーズとして長らく定番化していた。プリモアフライスと同じく2016SSをもって廃盤となる。

 

イカ「そうですね(笑)」

 

オノ「いやなんで笑ったん」

 

イカ「いやいや(笑) まさかふられると思わなかったんで」

 

オノ「いやまあそういうコットンの中でも『上質なものを選んでます』とかブランドの個性が凄く出るんですけど、なんかこう合繊ただ入れただけで安くして…まあ良いんですよ、合繊(合成繊維)には合繊の良さがあるんですけど、ブランドの個性が強く反映されるのが素材だと思うんで。コットンの中でもなんのコットン使ってるとか、触った時に感動があるのがコットンが多くて。『こんな柔らかいのあるんだ』とかガッシガシの(MADE IN)USAみたいな硬いのがあったり、コットンだと色んな表情があるんで面白いし経年変化も楽しめる。そういうところがコットンのいいところかなと」

 

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工一「白Tに対しても経年変化も求めるの?」

 

オノ「白Tは正直汚れたり黄ばんでくるんでキレイな経年変化とは違うと思うんですけど、洗っていった後に比べるとヨレだったり色だったりが全然違うんで。圧倒的にコットンの方がキレイな状態を維持できるし、楽しいですよね、天然素材のそういう点」

 

イカ「勉強になりますね」

 

工一「さすがプロフェッショナルだよね」

 

オノ「すげえ小馬鹿にされたよ」

 

イカ「NHKみたい。『小野の朝は早い』みたいな」

 

マル「一番遅いんですけどね」

 

※収録の待ち合わせに一番遅く来ました。

 

オノ「意外と朝が早いイカさんは?」

 

イカ「小野さんと結構被る部分は結構あるんですよね。こないだ話した度詰めも結局、経年変化じゃないですけど…このTシャツ(着用しているTシャツのこと)2年位前の度詰めなんですけど」

 

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工一「2年位前?(アタッチメントで度詰めが)出始めた頃の?」

 

イカ「出始めたくらいかな、あれ去年かな…1年以上着てるものなんですけど」

 

マル「(状態が)キレイですね」

 

イカ「キレイだよね。最初もっと硬かったんですけど、洗濯、着用繰り返していい感じに…馴染んでくるって言えばいいんですか。風合いが出てくる。白Tって特に劣化が分かりやすいものなんで」

 

工一「そうだね、汚れも目立つしね」

 

イカ「その『劣化』を『味』として着ることができる素材が度詰めなのかなって思いますね」

 

工一アタッチメントってもともと度詰めと相反する素材感というか」

 

イカ「ドレープとかそういうものだったんですけどね」

 

工一「あんまりそういう状態の変化が起きにくい商品だったと思うんですけど、それはデザイナー的にもそういうもの(経年変化を楽しめるもの)を求めているんだろうか」

 

イカ「時代の流れっていうのももちろんあると思いますし。それよりもデザイナーがそれが良いと思ったから作ってるんだと思うんですけどね」

 

工一「デザイナーも着てるの?」

 

イカ「着てますね」

 

工一「気に入ってるものとかあるの?」

 

イカ「最近よく着ているものだと、無地じゃないですけど同じような度詰めの素材にプリントしているタイプをよく着ているらしくて」

 

工一「あ〜」

 

イカ「あれをすごいよく着てるらしくて、『何枚買ったかわかんない』って言ってました」

 

工一「(笑) 自分で買うんだ」

 

イカ「買うって言ってました。基本的に作ったものを着るっていうスタンスらしいです。他のブランドのはあまり着ないそうです。結構の他のブランドのものを着たり古着を着たりするデザイナーも多いと思いますけど、やっぱ自分が着たいと思って作ってるものなんで、そのシーズンのものしか着ないってスタンスらしいです」

 

工一「へえぇ」

 

マル「へえぇ」

 

イカ「でなきゃやっぱおかしいと思うんですよね」

 

工一「でもあれ…ニューバランス履いてたよ」

 

イカ「靴は…しようがないっす(笑)」

 

一同(笑)

 

工一「あれはもうしようがないんだ」

 

イカ「靴はやめてもらっていいすか」

 

オノ「そのつっこみ…」

 

マル「よく見てんな」

 

イカ「靴はダメっす」

 

オノ「靴は違うよねっていう」

 

イカ「靴は腐るほどあるって言ってたんで」

 

工一「まるさんは…他にも白Tいっぱいあったと思うんですけど、なぜヘインズを」

 

マル「そんな…深く考えては…」

 

一同(笑)

 

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マル「決め手…なんか…有名だった(笑)」

 

イカ「安心感」

 

マル「安心感がありますね」

 

工一「それは…あるね。白Tといえばみたいな」

 

マル「そうですね。持ってないからこそ、大手のものを使ったほうが安心ですよね」

 

工一「わかる気がするなそれ……ラーメン屋行ったら最初普通のラーメン頼むみたいな」

 

マル「…そうですね(?)」

 

一同(笑)

 

オノ「全然ピンとこなかった」

 

イカ「ラーメン屋いったらメニューの一番最初に出てくるヤツみたいな」

 

マル「アフリ※だったら柚子の入ったラーメンみたいな感じですか」

 

※アフリ…東京を中心に展開するラーメン屋。強烈に柚子が香るラーメンが多くのリピーターを生んでいる。中目黒出張の多いESスタッフの胃袋を掴んだ。

 

イカ「いやそれやめた方がいいと思う(笑)」

 

工一「どんどん複雑になってく」

 

イカ「解釈しづらくなってく」

 
 
 
 
 

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3.白Tの使い方

 

工一「普段白Tたくさん着る機会…特に二人(小野・五十嵐)はあると思うんですけど、どんな風に使ってますか?」

 

イカ「そうっすね…とりあえず着る」

 

マル「デニム(パンツ)?」

 

イカ「デニム穿かないから。でもなんだろうな…黒いパンツとかかな。基本的に白T着ると思うんですよ」

 

工一「小野さんは」

 

オノ「まあ白Tなんでなんにでもあうと思うんですけど。着方としたら最近はタックイン※して、ちょっとオーバーサイズのTシャツ買ってワイドパンツで入れた部分を浮かせながらフワッと着たりとか」

 

※タックイン…直訳すると『押しこむ』の意味。Tシャツやシャツなどのトップスをパンツの中に入れる着方。

 

工一「あえて大きめを選ぶんだ」

 

 

オノ「それこそヘインズとか王道のブランドって昔ながらの変わらない良い形ってのがあると思うんですけど、どうしてもタックインするってなると、たっぷり着丈だったり身幅とらないとキレイな形にならないんで。オーバーで買うようにはしてますね。もちろん五十嵐くんみたいに一枚で着た時もゆったりとしたトップスの方がまだまだ主流だと思うんで、1サイズ・2サイズ上げるようにはしてますね」

 

マル「上げるんですか」

 

オノ「2サイズくらい上げたいかな」

 

マル「あるんですかそれ?」

 

オノ「(自分が着ている)コレでしょ」

 

工一「3L…」

 

マル(笑)

 

工一「フォーエル※行くしかないじゃん」

 

※フォーエル…大きいサイズの専門店。2L〜10Lのサイズが揃う。

 

オノ「いやいやフォーエル…なんかこの話…出たよね」

 

工一(笑)

 

オノ「『小野さんがオーダーするとデカイのしかない』みたいなの…『フォーエルじゃん』みたいなの」

 

イカ「ユーザー目線的には細身のサイジングじゃないんでしょうね」

 

工一「あえて緩く着ようと思う人が増えているのかな」

 

イカ「緩くというよりは楽に着ようとか…意図的に緩くっていう人はそんなに多くないかもしれない。今まで細身だったけど無理してたところをもっと着やすくってくらいの感覚だと思うんですけど。単にオーバーサイズでっていうのはあまり見ないかな」

 

工一「エッセンスって特にね、奇抜な人少ないしね。ジャストで着る人が多い」

 

イカ「白Tひとつとっても今までこのサイズで着てたからまたこのサイズっていうよりは、実際にお店に来てもらって、もう一回着てもらった方がサイズ感分かると思うんですよね。今まで持っているものでももう一回着てもらった方が実際に体に合ったものを買ってもらえるんじゃないかなって」

 

工一「それは通販と違う所だよね。実際試着できるっていう」

 

イカ「歳によって体型も変わってくるんで、今までのサイズじゃなくて他のサイズも試着してもらってから比べてもらうとより良い白Tが見つけられるんじゃないかなって」

 

工一「いい話聞いちゃった」

 

イカ「あと通販で2個買いするのやめてねっていう」

 

マル(笑)

 

イカ「MとL着比べるのやめてねっていう」

 

工一「それうちの規模でやられると結構辛い話だから」

 

工一「まるさんはどんな風に使いたい?」

 

マル「今回買ったのはわりとジャストサイズぴったりめなので、ボトムはワイドだったりスカートだったらフレアなものを選んで『フィット&フレア』※なシルエットを作りたい」

 

※フィット&フレア…トップスは体にフィットするサイズ、ボトムスは緩やかでボリュームのあるサイズを組み合わせた着方。女性らしい、女性ならではの着こなしができ男性に対しても評判が良いとされる。1950年代のファッションを参考にしている。

 

 

イカ「『フィット&フレア』…」

 

マル「女性の中だとわりと使われる言葉なんですけど…」

 

イカ「キャッチ&リリース※みたいな」

 

※キャッチ&リリース…釣り用語。釣った魚を持ち帰らずそのまま逃がすこと。場所によって義務付けていたり、逆に禁止しているところもある。

 

マル「…うん」

 

一同(笑)

 

オノ「めんどくさくなったね今」

 

工一「上はタイトで下は大きく」

 

マル「そうですね。逆にちょっとオーバーサイズのTシャツだったら下はスキニーみたいな」

 

工一「メリハリですね」

 

イカ「ラン&ガン※みたいな感じっすね」

 

※ラン&ガン…バスケットボール用語。『速攻』を意味する。可能な限り素早くボールを回しシュートまでの時間を短縮する戦略。井上雄彦が描いたマンガ『SLAM DUNK』で豊玉高校が使ったことで知られる。

 

オノ「…」

 

イカ「小野さん」

 

オノ「おれだったんだ」

 

イカ「バスケしてるから」

 

オノ「なんか答えたくないこの流れ」

 

マル「ラン&ガンってなんですか」

 

工一「…そこ掘り下げなくていい」

 

オノ「どうせ使われないから」

 
 
 
 
 

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4.最近のオススメ

 

オノ「今回ユーティリティガーメンツに別注でお店のために作ってもらったTシャツ2型あって。特にこのラウンドヘム※…裾が丸くカットしてあるタイプなんですけど、今まで結構細いTシャツが多くて、ブランド的にもスタンダードでワードローブに組み込みやすい洋服を提案していくっていうことだったんですけど、うちからのオーダーで身幅・着丈をルーズにして首元もゆったりして夏場にサラッと着てもらえるようにラクチンなサイジングにしています。レイヤードスタイル※も楽しんでもらえるように春から秋にかけては裾から覗くようになってますし、タックインもできますしベストとかちょっとしたものを着た時のレイヤードができるんで、形としては使いやすくてシーズンも秋口まで使ってもらえるようなアイテムかなと。素材も…よくマーカチーム※が言ってるんですけど『この生地で作ると採算が合わないからあんまりやりたくない』と」

 

※ラウンドヘム…『丸型の縁』という意味。ここでは裾のことを指し、直線的にカットされておらず、垂れるように丸くカットされている裾のことを呼んでいる。腰回りのカバー力に優れ、タックインも可能なことからスポーツウェアやインナーでよく採用される。

 

※レイヤードスタイル…重ね着の着こなしのこと。

 

※マーカチーム…マーカウェアマーカユーティリティガーメンツの3ブランドを運営する会社エグジステンスのスタッフの愛称。ESではよくこの呼び方をする。

 


Utility Garments
【ES別注】 POCKET Tee – 40/2 “TSURI” JERSEY (ROUND HEM)
U16E-12CS03B
¥8,640

 

工一「これ…いつも使ってる生地ですよね」

 

オノ「使ってる生地ですね。ロット※に対して合ってないんです。凄くしっとりした柔らかい生地なんですけど厚みもあるんで型崩れしにくくて、使ってる方もスタッフも多いんですけど評判良いアイテムですね」

 

※ロット…製品を一度に生産する数の単位。多ければ多いほど在庫を余らせるリスクを負うが値段を下げることができ、少ないほど在庫のリスクは少ないものの値段が上がるのが定説。

 

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工一「これアタッチメントと重ねてみると分かるけど、UG※の方がちょっと生成りっぽいクリームっぽい色。真っ白じゃないんだよね」

 

※UG…ユーティリティガーメンツのこと。ESではUGと呼ぶことが多い。ちなみに直訳すると『実用的な衣服』。

 

イカ「ナチュラルな色ですね」

 

工一「今回の別注だと製品染め※してるから、これ(白T)も洗ってあるんですよね」

 

※製品染め…一般的な洋服は染色した生地を使って洋服を作るのに対し、製品染めは作り終えた洋服を染色する。その為色が定着しきらず、着込むことで色落ち・色褪せが目立ってくる。また染めた後は洗うため、既に着ていた洋服のような慣れた風合いが出ている。製品染め独特な色合いも魅力の一つ。製品染めの洋服の大半は内側に付いた品質タグが生地の色に染まっている。

 

オノ「洗ってる」

 

工一「だからクタッとしてるんですけど…非常にスタッフにもお客様にも好評ということで」

 

オノ「そうですね」

 

工一「イカさんは」

 

イカ「ずっと言ってる度詰めのですね」

 

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工一「これは持ってる?」

 

イカ「これは買ってないです。サイドにスリットが入ってて…今回のはあれですね『シルクプロテイン加工』」

 

工一「シルクプロテイン?」

 

イカ「ほらシルクってタンパク質なんで人間の肌に近いんですよ」

 

工一「はいはい」

 

イカ「たとえば肌弱い人とか敏感肌の人…アトピーの人とかにも優しい素材使ってるんですよ」

 

工一「生地感からは想像できないけどね」

 

イカ「結構ガッシリしてます。普通に加工しないで作るとめっちゃ硬いらしいんですよ。その加工をすると柔らかくなるのと光沢が出る」

 

オノ「ふ〜〜〜ん」

 

イカ「全然ちゃうと思うんすよ」

 

マルチャンピオンとどっちが硬いですか?」

 

オノチャンピオンの方が…厚いね」

 

工一「厚いですね」

 


Champion
T1011 ポケット付き US Tシャツ (16SS)
¥5,400

 

イカ「その厚いのバランスが凄い難しいと思うんですよね」

 

工一「そうだね、ただ厚すぎてもね、着心地悪いしね」

 

イカ「ガサガサしてるっていう。でも適度に厚みが欲しくて加工を施して作ってあります。加工すると汚れにくくてニオイが付きにくい。抗菌・防臭効果があるんです」

 

工一「へえぇ」

 

イカ「汗のニオイとかが出にくい。菌の繁殖がしにくいんで汗をかいても普通のTシャツと比べると汗のニオイがしづらい」

 

工一「面白いね、白Tだけど結構スペックが(高い)」

 

イカ「スペックは高いっす。値段も白Tにしてはしますけど。その辺は工一さんもブログで熊谷さんのコメント載せてましたけど『値段で妥協したくない』っていうやつ」

 

工一「ああ、はいはい、靴(の記事)の時の」

 

イカ「作ってる人に対してのリスペクトもあって値段もギリギリになってしまいますけど…」

 

工一「品質重視で」

 

イカ「品質重視でっていうところっすね」

 

工一「まるさんは最近のオススメは(笑)」

 

マル「(笑) 最近買ったんですけどヘインズ フォー ハー。良いんですよ」

 

工一「着てる?」

 

マル「着て…着て…ますよ」

 

工一「ほんとに?」

 

マル「今日も着てますし」

 

工一「でもそれ撮影のためでしょ(笑)」

 

マル(笑)

 

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オノ「衣装?」

 

マル「まだ着てないんですよ…」

 

工一「そんなにまだ着ていないんだ」

 

マル「一回洗濯したくらい」

 

工一「じゃあさ、逆に男性モデルで女性的な目線で個人的な観点でいいけど、どれがオススメですか」

 

マル「私は…チャンピオンかな…男性だったらちょっとオーバーめに着てもらいたいかな」

 

工一「あんまりタイトなものよりは」

 

マル「そうですね。今の時代の流れで服を着ていると『おっ』て思いますね」

 
 
 
 
 

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5.オススメの着こなし

 

工一「スタイリングのメインにすることがあると思うんですけど、オススメの着こなしをそれぞれ教えていただいて今回は終了します。小野さんあります?」

 

オノ「私?そうですね…」

 

工一「よく最近その黒ベスト、黒パンツ、白Tみたいなカンフースタイル見るけど」

 

オノ「これはまあまあ新しく自分の中で提案してたんですけど…いちばんリアルなのはワイドパンツかな。さっき言ったようにTシャツを1サイズ上げてタックインしてラフに着てもらうのがひとつと、今更新しくないんですけどタンクトップのレイヤード。透け防止にもなるんですけど。タンクトップもちょっとだけ出すとかじゃなくて、思いっきり出して今までのスタイルと区別するのがいいかな。大人の人にはタックイン、オススメしたいです」

 

工一「タックインって…我々の世代からするとお父さんのイメージってずっとあったじゃん」

 

オノ「はい」

 

工一「そっから今、多少ね、東京だと」

 

イカ「メンノン見てますってコはタックインしてますけどね」

 

工一「結構難しいと思うんですよね」

 

イカ「難しいですね」

 

工一「相手に与える印象として難しい。タックインをうまく着る方法を教えていただければ」

 

オノ「やっぱりさっきも言ったようにこの夏だと太いパンツが前提で。丸山さん(の格好を)見るとこういう感じだよって分かると思うんですけど、メンズも同じですよね」

 

マル「確かに流れ結構一緒ですよね最近」

 

イカ「レディース来てからメンズ」

 

工一「まあセオリーですよね」

 

オノ「メンズで言うともっとTシャツはたっぷりとったオーバーサイズのTシャツをタックインしていくんですけど、なんか中途半端にやるのが一番ダサい」

 

工一「要はウエストの境目に生地を余らせる感じ」

 

オノ「そうそう。あとはパンツもできれば股上深いものを上めに穿くっていう」

 

工一「それが勇気いるかもね」

 

マル「たしかになあ」

 

イカ「慣れないでしょうね」

 

オノ「今年だとタックインじゃなくても例えばレディースでもあったけど着丈が短くなる傾向。タックインしなくてもレイヤードなりでワイドパンツとのバランスをとれる。しっかり上げきらないとダサい。やるなら徹底してやらないと」

 

工一「ウエストラインが今までより上がっているという感じすかね」

 

マル「シューズは?」

 

オノ「シューズはね…そんなにコレっていうのはないけど、スニーカーのスタイルじゃないなそういうのは。革靴とか」

 

工一「キレイな靴」

 

オノ「キレイな靴のほうがいいかなって思ってて」

 

工一「キレイな靴」

 

マルリーガルとか」

 

オノ「スニーカーでも編み込みの…メイフライとか」

 

工一「サンダルチックな」

 

オノ「ちょっと民族っぽい洋服の派生で靴も編み込みでネイティブ※なものの方がキレイなドレスっぽさがあるんでカッコいいと思うんですけどね。リーガルはハマると思いますね」

 

※ネイティブ…『先住の』といった意味合いの言葉だが、ここでは『民族的な』という意味で使っている。

 

工一「イカさんは」

 

イカ「そうですね…うちはレイヤードですね。裾がラウンドしたカットソーとか。テレコとか、天竺とかのカットソーを中に入れてレイヤードで見せてるかな。カズユキクマガイだと股上深いパンツ多いですけど、サルエルパンツ※だともうタックインできないものなんで、着丈の長いインナーで合わせた方が。」

 

※サルエルパンツ…イスラム文化圏の民族衣装をルーツに持つ、股上がかなり深く設定したパンツ。股上の深さと同時に裾がギュッと細くなっているシルエットを特徴とする。極端なシルエットだがカズユキクマガイの場合バランスが見事にとられ、だらしない印象がなく大人にも高い評価を得ている。商品例はこちらから。

 

工一「白Tの下に合わせるやり方」

 

イカ「そうですね。この時期だったら。僕わりと最近多いですけど、七分袖を中に入れて」

 

 

工一ブログでも紹介してましたね」

 

イカ「今時期ちょうどいいかな。七分と半袖で」

 

工一「まるさんは女性の着方としてオススメは」

 

マル「袖はロールアップ※してフレンチスリーブ※みたいな形にすると腕キレイに見えるのと…女性はまだハイウエスト※の傾向がまだ強いんでタックインしてメリハリをつけるのが基本ですかね」

 

※ロールアップ…袖や裾を折り返すこと。袖まくりと同義。

 

※フレンチスリーブ…肩を覆う程度の短い袖の形。ドルマンスリーブと同様に袖と身頃の生地が地続きになっているものを指すが、広義的には袖を縫い付けたものでも袖の短いものをそう呼ぶことがある。

 

※ハイウエスト…脚長・美脚効果のために、ウエストラインを高くとったもの。デニムパンツやスカートなどで、ボディラインを強調した細身のシルエットが多い。

 

イカ「女性の二の腕、いいっすよね」

 

工一「夏はね」

 

マル「ノースリーブ※は良いってことですk」

 

※ノースリーブ…袖のないトップスのこと。スリーブレスとも。

 

イカ「ノースリーブ素晴らしい!」

 

一同(笑)

 

イカ「この話は絶対カットですね」

 

一同(笑)

 

イカ「これ以上喋ろうかと思ったけどやめました」

 

工一「…ノースリーブニットとかね」

 

イカ「そうっすね(笑) あざといっすね(笑)」

 

マル「(笑)タートルネックなのにぃ、ノースリーブでぇ」

 

イカ「あざといっすねホンマに」

 

工一「こんな話広げてもどうしようもねえな」

 

イカ「飲み会の話ですよ」

 
 
 
 
 
 
 
 
 

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