即戦力として取り入れたい!細部までこだわり抜いたATTACHMENTの名作MA-1がやっぱりカッコいい

即戦力として取り入れたい!細部までこだわり抜いたATTACHMENTの名作MA-1がやっぱりカッコいい

こんばんは、佐鯉です。

日中は日差しが強くまだまだ残暑が厳しいですが、朝夕はだいぶ寒くなってきて羽織物がないと心許なく感じてきました。そんな時期にはシャツやライトブルゾンなど軽めの羽織物があると便利だなと思いますし、それが通年使えるものなら尚更嬉しいですよね。
正にそれらを体現した様なATTACHMENTの名作中の名作アイテムMA-1を改めてご紹介したいと思います。

 

 

長らくブランド定番として根強い人気を誇っているMA-1。
以前はツイル生地を採用している時期もありましたが、二重織りのダブルフェイス生地に落ち着き春夏・秋冬共に素材・型は継続し展開されているアイテムとなっています。MA-1自体は以前に比べると盛り上がりが落ち着きましたが、世間的には”定番アイテム”として定着していることもありトレンドに左右されずいつの時代もベーシックに袖を通せるアイテム。とは言っても今季またトレンドとして再注目されていますし、肌寒くなってきた今サッと羽織りやすく重宝しそうです。

 

ATTACHMENTのMA-1の特徴はやはりその至極シンプルな佇まいですよね。ATTACHMENTのミニマリズムを凝縮したような印象を受けます。MA-1らしいデザインはもちろん踏襲していながら、必要最低限の装飾のみ残し表面に凹凸の少ないデザインに仕上げることでMA-1のミリタリー感やカジュアルさを払拭しています。また、無駄を削ぎ落とすことでMA-1ながらモードな雰囲気に昇華しており、シンプルだからこそ年齢を重ねても飽きずに付き合っていけるアイテムの一つだと思います。

 

スッキリとしたシルエットでスマートな印象、オーバーサイズではありませんがストレッチ性があるため動きづらさはありません。多少着込んでも窮屈感や着膨れはし辛いと思いますが、あまりにもオーバーサイズの物よりはジャスト〜リラックスシルエットくらいのカットソーやスウェットなどを着込むのがベスト。冬になったら細身を活かしてアウターの下に忍ばせてミドルレイヤーとして着用していただくのもオススメです◎

 

また、細身ながら動きやすさを確保するために特殊なパターンが採用されています。肩をよく見ていただくと前身頃はセットインスリーブ・後ろ身頃はラグランスリーブとなっている、通称”スプリットラグランスリーブ”を採用しています。こうすることで正面から見た時のオーセンティックな雰囲気を残しつつ、ラグランスリーブのおかげで肩周りの自由度が高くなり動きが妨げられることがなくなります。これは個人の見解ですが、素材にトリアセテート・ポリエステルを使用しておりこの生地感でラグランスリーブにするとスポーティーな印象が強くなってしまうので、おそらくそれを避けるためにスプリットラグランを採用しているのかなと思います。

 

さらに見頃の脇にハギを1枚設けているのがわかります。そうすることで立体的な形になり、これも細身ながら窮屈感を抑え・動きを妨げないための工夫の一つ。こういった細かい部分を見ると、見た目を損なわず実用的な洋服を作っているATTACHMENTの徹底ぶりが見て取れます
そして、画像の通り裏地を貼っていることで袖通しやすさを向上・型崩れの抑制・ムレやベタつきを抑えるなど機能面でも一役買っています。

 

MA-1の象徴でもある左腕のユーティリティーポケットは健在ですが、オリジナルのように外付けではなく埋込式のポケットにしミニマルにアレンジしています。また、フロントはダブルジップ仕様で、使っているジップはYKKのエクセラを使用しています。エクセラの特徴はジップや務歯を丁寧に研磨しているので滑りがよくシルバーのような光沢感が特徴。シンプルなデザインのMA-1だからこそジップがいいアクセントとして機能しますし、どこかラグジュアリーな雰囲気をプラスしています。

 

私(171cm)でMA-1はサイズ2を着用しています。オーバーサイズでは無いのでサイズアップしても違和感は感じませんし、ある程度着込むことを考慮するとこれくらいが丁度よいかもしれません。もちろん細身がお好きな方はいつものサイズを選んでいただければと思います。

 

ここまでキレイな顔つきのMA-1だとタートルネックと合わせて品の良いスタイリングを組んでも様になります。特に気温の変動が激しい秋や春には半袖カットソーやスウェットなどインナーを調節してあげると良いですね。
全体的にブラックでまとめたのでインナーにはブルーとグレーを混ぜたようなフォギーブルーというカラーをチョイス、中間色を取り入れれば柔らかさのあるスタイリングになり重さを軽減することが出来ます。

 

トップス同様ミリタリー由来のカーゴパンツと合わせました。ミリタリーアイテム同士なのでやはり統一感が生まれますね。ミリタリー色が強いアイテムだとと野暮ったさや男臭さが前面に出ますが、ミニマルでモードなATTACHMENTのアイテム同士だからこそ品が良くやりすぎた印象にはなりません。
また、2021SSでも評判の良かったカーゴパンツですが、今季はマイナーチェンジされウエストにドローコードが付属され着脱が容易になりました。ワタリを広く取りテーパードをキツくかけているおかげで、メリハリが生まれ美脚見えする点も嬉しい所。

 

定番アイテムですがこうやって細部まで見ていくとより良さを実感しますし、インナー次第で夏以外なら活躍してくれると考えるとだいぶ汎用性が高いですよね。羽織物が現実的になってきた今、即戦力として活躍してくれますし1年通して活躍頻度が高いこういったアイテムが1つあると非常に便利です。そして、トレンドの影響を受けづらいアイテムなので、ぜひ長く愛用していただければと思います。

 


 

 


 

WRITER さこい

よく着るブランド:ATTACHMENT・KAZUYUKI KUMAGAI・MARKAWARE
してみたいこと:滝を見に行く・キャンプ・喫茶店巡り
好きな映画:トレインスポッティング・エヴァ(新劇)・ジョゼと虎と魚たち(実写)・ヒミズ
特性:1度しゃべると止まらない・謎に雑学王・黒い服ばかり着る