2020SS ATTACHMENTのMA-1とKAZUYUKI KUMAGAIのMA-1を比べてみた
- 2020.01.26
- KAZUYUKI KUMAGAI
こんにちは。Nです。
何度も何度も冒頭で触れてきましたが、ようやく2020SSが本格始動しました。
昨日ちらっとお店の方を覗いてみましたが、たくさんの方がいらっしゃていました。ありがとうございます。立ち上げらしいお祭りな感じが楽しそうでした。我々ウェブスタッフはせっせと地道に作業してまいります…。近いうちに今度は春夏の特集でもやろうと思いますのでお楽しみにしていてください。
春夏と言えば昨年12月に公開した「2020SSを語る」が根強いアクセス数を記録しています。
それこそ立ち上がったばかりのアタッチメント、カズユキクマガイ、マーカウェア、マーカについて事細かに話しています。月間トップのアクセスを記録している特集です。予習復習にぴったりな内容。これから届く予定のアイテムについても触れていますので、ぜひ読んでみてください。
Te/Peダブルフェイス MA-1
AB01-246
¥53,900
そんな特集でも触れているMA-1。ESユーザーナンバーワンの着用率と言って過言ではないアウターなんですが…グレーは完売間近。価格も価格ですし確かにそんなに多くはなかったんですが、全然足りませんでしたね。すみません。
ブラックの方はまだありますので、春アウターに検討してみてください。
それから、実はカズユキクマガイ名義のものも存在しています。
それがこちら。
Ny/C/Liタフタ MA-1
KB01-038
¥51,700
アタッチメント名義のMA-1は特殊なジャージっぽい肉感のある素材であるのに対し、カズユキクマガイ名義のMA-1は柔らかなシャリ感がたまらない薄手のタイプです。ふわっと風に舞うくらい薄くて光を当てれば透けるほど軽い生地を使っています。光沢もこちらは強めでドレッシーな質感。ほとんどジップアップシャツと言って良いくらい軽い使い心地です。
パターンがそもそも全然違っています。アタッチメント名義のMA-1は極力縫い目を隠して作ってあるのですが、カズユキクマガイ名義のMA-1は表に出していますね。
もう少し簡潔に比較していきます。店内の撮影しているため、色味が多少違うのはご容赦ください。
襟、リブ
襟リブの縁をグルっと塗ってあるかどうかの違いが分かると思います。また、リブの作りもアタッチメントのはウェットスーツみたいな織り目の目立たない生地ですが、カズユキクマガイのはいわゆるリブ編みで柔らかい。
袖(前)
並べてみると幅が全く違いますね。アタッチメントのは身頃、身頃脇、肩、袖で生地を切り替えた立体的セットインスリーブ。カズユキクマガイは身頃と袖が一枚生地のドルマンスリーブです。
袖(後ろ)
アタッチメントは前と同じくパネルが分かれていますね。カズユキクマガイは後ろ身頃の生地が袖へ流れ込んでくるような、だんだん細くなっていく切り替え。画像の袖の上下の生地は表身頃から地続きです。このパターンによって二の腕周りは膨らむように設計され、独特のフォルムを作っているんですね。
ファスナー
フロントファスナーは大きさが違います。アタッチメントの方が大きいです。結構大きいですのでシルバーのツヤが主張します。ともにイタリアの〈ラッカーニ〉のもの。スライドしやすいですし、ダブルファスナーの難点にもなるかみ合わせも安定しています。めちゃくちゃ美しいです。
裏地
アタッチメントは裏地アリ。両胸の内側にコンシールファスナーのポケットまでついています。表地も厚めですしアタッチメントの方は結構しっかりしたアウターという感じです。着込めば冬もいけると思います。
カズユキクマガイのは裏地がありません。光が透けるほどの薄い一枚仕立て。本当にシャツみたいです。風通しがよく暖かい日にも使えます。寒い日はインナーダウンとか着ないと寒いです。
背中
アタッチメントは肩の部分でT字になった縫製で首元にラバーのフックが備わっています。カズユキクマガイのは十字になっていますね。リブの画像で少し見えていますが、内側にフックを備えています。
ユーティリティポケット
MA-1といえばユーティリティポケット。通常、ペンポケットも備えたパッチタイプ(外側から縫い付ける)なんですが、アタッチメント、カズユキクマガイのは内に入れ込んだ埋め込みタイプ。アタッチメントよりもカズユキクマガイの方が袖幅があるので、ポケットも大きく配置されています。あまり使いませんけどね。MA-1ですから無いとなんとなく寂しいんですよね。
着比べ
実際に着比べてみました。まずはアタッチメントのMA-1。
一般的なMA-1は着丈が極端に短いのでスタイリングの難易度で言えば比較的高いものですが、アタッチメントのパターンはスッキリ細身であると同時に着丈も長く調整され、現代的なシルエットに生まれ変わっています。先シーズンのモデルと比較してもそんなに変化はありません。背中首元のラバーのフックや内ポケットの前面に付いているブランドのネームタグは違っています。
こちらがカズユキクマガイのMA-1。同じサイズを着ていますが結構違いますよね。
生地が軽いのでフォルムもふわっとしていますし、腕のラインが曖昧になります。着丈はそんなに変わりませんね。スッキリさせたい人やしっかりアウターが欲しい人はアタッチメント、ルーズに着こなしたい人や軽い羽織りが欲しい人はカズユキクマガイを選ぶと良いでしょう。
個人的にはカズユキクマガイのが好きです。もちろんサイズは3番で。
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