永久保存版!2020年モデルのエアマックス90が旧エアマックス90と違う17のこと

永久保存版!2020年モデルのエアマックス90が旧エアマックス90と違う17のこと

こんにちは。Nです。
AIR MAX DAYが近づいてきましたね。みなさん、エアマックス買いましたか?ESスタッフも所持率が異常に高いエアマックス。下手すると全員なにかしらのエアマックスを持っているんじゃないかという疑惑がありますが、今度確認してみます。さて、エアマックスの中でも一際人気が高いのが「90」。長い間ずーっと根強く人気があるモデルです。
この春のコレクションからリリースしているエアマックス90は昨年までのモデルとはちょっと違うようです。なんせ30周年ですからね。

 
 
 

NIKE / ナイキ
NIKE AIR MAX 90 ナイキ エア マックス 90
CD0881_20SP
¥13,200

先日発売したばかりのわりとオーソドックスな配色の新色。OG(オリジナル)カラーがそのままワインレッドに置き換わったような少しアダルトな配色となっています。こちらはSU20、つまり2020年のサマーコレクションのモデルなんですが、2020年に入ってからのエアマックス90はこの仕様となっています。

 

2019年の冬モデルがありましたので、そちらと細かく比較していきます。便宜上、2020年モデルを「新」、2019年までのモデルを「旧」として記載します。

 
 
 

こちらがHO19、つまり2019年のホリデー(冬)コレクションのモデル。ベジタブルカラーをまとったカラフルな一足です。今回はこちらと比較したデータを見ていきましょう。特に気にせず見てもそんなに違いは分からないかもしれませんね。でもじっくりと見てみると結構違う箇所が多いんです。

 
 
 

1.マッドガード

並べてみるとよく分かります。まずはエアマックス90のアイコン的なディテールであるマッドガード。画像で言う黒いサイドラインのパーツです。曲線が結構違いますね。特につま先の方は高さが全然違います。かかと付近の山になっている部分も高さが微妙に異なります。新モデルのほうが全体的にシャープでキリッとした印象になっています。

 

つま先周りに膨らみを感じる旧モデルはボリュームを感じさせます。一方、新モデルはエアマックス90のスッキリしたつま先をより強調させる効果があります。その分ボリューム感は払拭されています。どちらが良い、というよりは好みの問題です。
1990年発売当時の初代エアマックス90は旧モデルに近い厚みがあります。

 
 
 

2.オーバーレイ(生地)の継ぎ目

「オーバーレイ」はマッドガードを除いたアッパーの主要箇所と言ったら良いでしょうか。旧モデルの90は画像の箇所の生地を分けているのに対し、新モデルは縫い目がありません。生地が地続きになっています。
1990年発売当時の初代エアマックス90でも継ぎ目はありません。

 

ただ、内側(親指に近い方)は生地が別れています。履き心地には影響はないと思いますが、細かく見た目の変化があります。

 
 
 

3.履き口に繋がるオーバーレイ

上部アイステイ(樹脂パーツ)脇のオーバーレイは新モデルの方が細め。ステッチは離れました。ナイキに限らずスポーツメーカーのシューズの縫製や幅などは正直そこまで精度が高いものではありません。スニーカーをよく買う人なら分かると思います。ですから、ある程度はブレがあるのが普通といえば普通です。
1990年発売当時の初代エアマックス90は旧モデルに近いステッチの近さです。

 
 
 


4.一本ステッチ

履き口付近のスウッシュのちょうど上の辺りに、入っていなかったステッチが入るようになりました。アイステイ方面からスウッシュまで分断しています。
1990年発売当時の初代エアマックス90でも一本ステッチが入っています。

 
 
 

5.メッシュ

これはモデルによっても変わる部分ですから一概には言えませんが、メッシュの編地が変わっています。もちろん新モデルでも違うメッシュを使っているものもありますから、2020年だから、ということではないかもしれません。

 
 
 

6.シューレース前方のステッチ

つま先方面のシューレース先にある半月状のステッチの形が微妙に変化。さらにシューレース側の縫製はシングルステッチからダブルステッチに変更しています。
1990年発売当時の初代エアマックス90でもダブルステッチを採用しています。

 
 
 

7.スウッシュの入り方

大切な要素であるスウッシュは先の方がマッドガードの山の方まで届くようになりました。旧モデルは途中で埋まっています。
1990年発売当時の初代エアマックス90は旧モデルに近い仕様です。

 
 
 

8.ロゴウィンドウ

ラバーでできたサイドのロゴに使われているフォントが変更されました。同時に立体感がやや控えめになりました。個人的にはまだまだ旧モデルのロゴに馴染みがありますね。2021年以降はどうなるか。エアフォース1 ’07みたいに定着するのかもしれません。
1990年発売当時の初代エアマックス90でも新モデルと同じフォントを使用しています。

 
 
 

9.シュータンのラベル

こちらも微妙な変化。ロゴ自体に大きな変化はありませんが、その下の「AIR MAX」という文字は若干変わったかな?という程度。あとはロゴに使われている®の表記の周りに余白が設けられましたね。

 
 
 

10.上から見たシルエット

シューレースの絞り具合でもある程度誤差があると思いますが、旧モデルの方がコロンとしています。履き口も旧モデルの方が広め。つま先は新モデルの方がシェイプが効いているように見えます。

 
 
 

11.ワッフルソール

ナイキを象徴するワッフル型のアウトソールは形こそほとんど変化はないものの、エッジの効き方に変化が。旧モデルの方が角が立っています。新モデルはやや角が丸さを感じるものに変更。これも生産上の誤差かもしれません。

 
 
 

12.アイステイ

90らしい顔に不可欠な「アイステイ」と呼ばれるパーツ。形はほとんど一緒に見えますが、シューホール周りにあるラインの入り方に変化が。シューホールが入る箇所はラインが途切れるんですが、その上下もラインが途切れるようになりました。ライン自体もくっきりとした溝になり、整然としています。
1990年発売当時の初代エアマックス90はどちらとも異なり、2本の線にシューホールがまたがっています。

 
 
 

13.つま先

これも製造上の違いもあるので正確に変化した部分ではないかもしれませんが、若干反りが強くなったかな?という感じ。高さ(厚み)そのものはそんなに変化していないと思います。

 
 
 

14.バックタブ

かかとに入るロゴの部分は、形はあまり変わっていませんが、やはりロゴに変化あり。新モデルの方がややファット。旧モデルは細身で角のある感じがします。スウッシュの伸び方も異なりましたね。

 
 
 

15.履き口

履き口はそもそも形状が違っていて、くるぶし周りの曲線は旧モデルの方が深くなっていたりもしますし、画像で確認できるかかと部分の傾斜も旧モデルですと浅めです。新モデルは外側への傾斜が強くなっています。

 
 
 

16.高さ

意外と気づきにくい高さ。旧モデルの方が背が高いですよね。ミッドソールの配置やアッパーのパーツ配置など全体の調整によって高さが変わったのかも。あるいは個体差もあるのかも。真相は分かりませんが、少なくともこの2つの比較ですと高さに違いが見られます。
1990年発売当時の初代エアマックス90は旧モデルに近いです(これは「おそらく」)。

 
 
 

17.インソール

インソールはナイキのロゴの頭が逆に配置されました。インソール自体が変更になっています。土踏まず付近に穴があったり、サーチサポートの形も変更になっています。

 
 
 

色々変化がありましたね。
もしかすると他にももっとあるのだと思います。全体を通して見ると私個人は新モデルの方が好きですね。OGが好きな人にとってはちょっとスッキリしすぎで物足りないとお思いの方もいるかもしれませんが、新モデルのキレのある形もかなり良いですよ。
エアマックス90は高さがあるシューズです。反面つま先周りがスッキリとしているため、そのギャップで足元をキレイにまとめてくれる素晴らしいモデルだと思います。テックフリースジョガーパンツのようにアクティブなパンツはもちろん、スキニーやデニム、スラックスといった多くのパンツとの親和性の高さもこの30年の間に証明されてきました。そして全然古びれず今もエバーグリーンの輝きを放っています。
既にお持ちの方も今年のモデルをぜひチェックしてください。

 
 
 

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