毎シーズン買い足したい！リピーターが手放さないKAZUYUKI KUMAGAIのフレスカ天竺Tシャツ

こんにちは。Nです。
突然暖かくてシャツ一枚で出勤できることに喜びを感じています。マジで。新潟の晴れは貴重な分喜びも大きいのです。先日は25度まで上がってTシャツで過ごせるくらいに暖かかったので、夏物を引っ張り出して使い始めました。Tシャツはみなさんも何十枚も使ってきたと思いますが、私が使ってきてこれに匹敵する「ゆるT」はないなと思っているのがカズユキクマガイのフレスカ天竺という生地を使ったTシャツです。

モデル：177cm、63kg、サイズ2着用

もう5年以上は展開しているであろうこちら。「強撚」という撚りを強くかけてシャリっとした清涼感たっぷりの生地で薄手ながらしっかりとしたコシもあって、でも通気性と速乾性もある。私にとってもリピーターにとっても夏に欠かせない一枚です。「ゆるT」がなにかっていう話ですけど、昨今高い人気のある古着やストリートといったキーワードからくるTシャツは比較的タフなルックスでアメカジっぽい雰囲気が強い中で、モード畑のブランドであるカズユキクマガイが作るこちらのTシャツは落ち感が強調され、横に広がりが出にくいのが特徴。身幅や袖幅は縦に生地が流れて、ゆったりサイズなのに余分な膨らみが出にくいんです。しかも綺麗すぎない風合いが他の洋服とも馴染みやすくて決して浮かない存在。

Tシャツのパターンも初期モデルと比べると違っていて、以前は全体的にオーバーサイズシルエットだったのに対し、今のこちらはドルマンスリーブタイプ。肩の縫い目が大きく袖側に位置し、腋下も袖側に繋がっていくように丸く湾曲しています。シルエットはそこまで大きすぎず、肩の縫い目だけを落とし抜けた雰囲気を出したデザイン。

またこのTシャツは首にリブがなく、同じ生地を使った細いバインダーで挟んで補強してあるため、顔周りが非常にスッキリします。やや広い首周りが見た目もスッキリしていますし、着ていても非常に快適です。何年も使っていれば少し広がりはしますが、基本の型が崩れることもなくよれることもなく素晴らしい設計です。

袖や裾は敢えてねじれた処理を施してあって、着古したかのような風合いを再現しています。こういうさり気ない生地の使い方にモードらしさを感じることができます。ボディは前身頃と後ろ身頃で縫ったオーソドックスなタイプなんですが、脇の縫い目が徐々にねじれてきます(所持している過去モデルのTシャツはそうなっています)。ヴィンテージデニムみたいにねじれる感じもまた私は好きです。こちらの新デザインになってからはどうなったのか分かりませんのであしからず。使っている人がいたら教えてください。

スタッフ着用サイズは2で一般的なMサイズに相当。着丈はそんなに長くありませんが、袖先は肘を隠すくらいの丈感。身幅に余裕があるとは言ってもジャストサイズと言っていいと思います。ルーズに着たい場合はサイズ3があります。私はいつも3を選んで着ています。ゆるTらしく体とTシャツに隙間がある方が雰囲気が良くなります。

私も含めてリピーターが多いアイテムなんですが、こういった生地のTシャツがまず見かけないというのが一つ。先程も書いたように生地の流れが縦に起きるので、ドレープが非常にキレイであること。肩周りが直線的にならずまるーくなるので形がかなりキレイです。

次にインナーにも最高に使えること。このTシャツは夏場は一枚で(薄い色目のものはタンクトップなどを使って)着るのは当然のこと、Tシャツ一枚だと寒い季節にはインナーで本当に重宝します。例えばカットソーやスウェットなどのインナーとして使うと、体に張り付くことがなくさらっとした肌触りを活かせますし、通気性が良いのでムレずに済みます。裾のレイヤードを活かせるところもグッド。

なにより夏場の生地として本当に気持ちがいい。コットン100%の生地でここまで夏に気持ちがいい生地を探そうとするとかなり難易度が高いと思います。強撚素材そのものがシャリ感があって夏向きだとは思うんですけれど、厚み、編み立てのバランスが素晴らしいです。Tシャツとして1万円を払うのに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、結局通年使っていることを考えればコスパはハチャメチャに高いですね。リピーターが多くいる理由には実用度への信頼の高さを伺うことができますね。化学繊維を使った涼感Tシャツが苦手な人にとっても強くおすすめしたいです。

生地が強いのでへたれにくいのはありますが、流石に5年くらい使っているとへたれてきています。でもその経年変化すらもアリなTシャツなので、破れるか落ちない汚れがつくまでは着続けようと思っています。

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