モダンな和服のようなシャリシャリサラサラなKAZUYUKI KUMAGAIのカバーオール

モダンな和服のようなシャリシャリサラサラなKAZUYUKI KUMAGAIのカバーオール

こんにちは。Nです。
昨日も書きました、夏アウター問題。ナイロンのアウターも良いですが天然素材のも良いです。先日はアタッチメントの夏アウターをご紹介しましたが、今回はカズユキクマガイの夏アウターをご紹介します。このアウター、2020SSのコレクションでも展開のあったカバーオールの夏素材版。「ガスボイル」と呼ばれる生地や糸の表面の毛羽を焼き切ったシャンブレー生地を使い、まるで上質なリネンのようなツルッとした生地で仕立てた新作。

 
 
 

KAZUYUKI KUMAGAI / カズユキクマガイ
100/2ガスボイルシャンブレーカバーオール
KS02-004
¥35,200

言葉は随分乱暴に聞こえる手法ですが、比較的よく使われる技術です。コットンなんですけれど、コットンらしいふっくらした手触りを消し去り、麻のようなシャリ感が加わっています。もしかすると触った時に「ホントにこれコットンなの?」と疑う方もいるかもしれません。それくらいに接触冷感があって、サラサラ・シャリシャリな手触りです。

 
 
 

2020SSのリリースの時にも「あれ?これって…」と思っていたのですが、なんとなく作務衣とか野良着とか法被とか、日本古来のワークウェアを彷彿とさせませんか?ドルマンスリーブ調に落とした肩と、太くまっすぐで短めの袖。よくよく考えるとジャパニーズオールドスクールはトレンドと近いものなんじゃないかなとも思います。マーカウェアのジャパニーズカーディガンミニマリストカーディガンも共通点があります。

 
 
 

もちろんコレは仕立てはシャツなんですけど、なんとなく和服っぽさがニュアンスに含まれていて、この広い身幅や短い着丈や袖を見ると最初こそ馴染みがなくても、着てみたら案外日本人の我々には合うバランスなんだなと思いました。これを真っ当に「カバーオール」だの「シャツ」だの「ジャケット」だのと解釈しようとするからダメだったんだなと。これは「和洋折衷のワークウェアなんだ」と思えば割と腑に落ちるんですよね。

 
 
 

ですから、ビッグシルエットがトレンドだからと1サイズ上げたりせず、自分の身長体重に合ったサイズをジャストで選ぶのがおすすめです。今回モデルは身長175cm、体重55kgと華奢なスタッフがサイズ2を着ています。袖丈や着丈は案外短い方がこの洋服の場合は合っています。

 
 
 

アウターらしさを感じるのはこういう部分。このカバーオールは裏地がなく一枚仕立てですが背裏、ヨーク部分のみ2枚重ねになっています。生地がクタッと後方に寝てしまうのを防ぐためだと思われます。襟があるのでカチッと見せる部分はこのように工夫をしているのかなと思います。台襟のない低い襟(オープンカラー)のため、余計にカジュアルになりがちな部分はそれを抑えているんでしょうね。

 
 
 

裾にはスリット入り。今回インナーのTシャツの着丈が長いですが、こういったショートなアウターと合わせると良い感じになります。スリットも中を圧迫せず開いてくれるためにシルエットを崩しません。ドカンと太いワイドパンツかスキニーくらい細いパンツを合わせると良いです。レギュラーシルエットのものだと全体のバランスはあまり良くならないと思います。細いか太いかどちらかに振り切った方が良いです。

 
 
 

でポイントなのは袖幅。7分袖でなおかつ袖先を細くせず多少余裕のある幅に残したことで法被っぽさが出ています。ポケットへのアクセスも非常にやりやすく、袖まくりの必要もなく、収まりがめちゃくちゃ良いです。

 
 
 

前立てで隠したボタンは開いても閉じても様になります。私はコレ、開けておくのが好きなタイプのアウターでした。そっちの方がより和服っぽさを感じます。夏に着て良いアウターなのでサンダルに合わせてもいいですよね。ビーサンみたいなのでも良いです。むしろそれくらい低いものが良いかも。一方、ボリュームのあるシューズもアリ。今回はエアフォース1です。

 

同じ素材のベルト付きワイドパンツもあります。
アタッチメント新潟のブログでご紹介しています。
 
 
 

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