新しい定番になりそうなMARKAWAREのCLIMBER TROUSERS

新しい定番になりそうなMARKAWAREのCLIMBER TROUSERS

こんにちは。Nです。
パンツのシルエットに定評のあるマーカウェアから数少ないセンタークリースなしの新型パンツが登場しました。それもウェビングベルトのついたクライミングパンツ。もちろん山登りに使えるわけではなく、街着としてのインスパイア系で、コレが名作の予感がします。

 
 
 

MARKAWARE / マーカウェア
CLIMBER TROUSERS – PATAGONIA ORGANIC WOOL TYPEWRITER CLOTH
A20C-04PT01C
¥37,400

極太シルエットが特徴のこちらは、類似アイテムで言うならニュークラシックフィットに近いシルエットなのかなと思います。ワイドで弱めのテーパード、少しだけクッションができる丈感。ただ、冒頭で書いたようにセンタークリース(ボトムの折り目)がありません。よってタックもなく、こざっぱりとしたミニマルなルックスが特徴になっています。
ちなみに取り上げたのはカーキなんですけどこのカラーが複雑な情報量をもった生地で、撮影時の色の再現が難しいんです。

 
 
 

近くに寄って見てみるとベージュにグリーンにグレーが混ざったような不思議な色合いをしている生地だということが分かります。角度や光の具合によって色が微妙に変化します。オーガニックウールのタイプライター生地はマーカウェアの中でも珍しい生地かなと思います。パリッとハリと厚みがあってクリアなシルエットを形成します。毛羽立ちはどちらかと言うと少なく、でも触るとコットンとは別物という感じ。見た目の表情もウールらしさがありますね。結構不思議な生地感をしていて私は触ったことのない生地です。

 
 
 

クライミングパンツらしいウェビングベルト仕様。ウエストはゴムも入っているのですが、こちらのベルトでフィット感の調整も可能。バックルは樹脂製で軽いものとなっています。比較的長く、垂らすのもあり。

 
 
 

股上もかなり深め。ワイドパンツの類は浅い股上のものはそもそも存在しないかと思います。動きを妨げませんししゃがみこんだ時の突っ張りも無くなります。

 
 
 

脚の周りを覆うようなドカンとしたボトムは、脚が太い・細いなどのコンプレックスのある人にとってもカバーできるサイズ感。私の場合は脚が細くO脚なのですがこれだけ太いとそういうのが全然分からなくなってありがたい限り。コンプレックスは完全に覆い隠すか強調するかどちらかが良いですね。

 
 
 

バックルはこんな感じ。至ってシンプルなウェビングベルトです。ESでもちょいちょい出てくるグラミチのバックルに似ていますが、バックルの取り付け位置が左右逆です。

 
 
 

ウエストは開かないんですが、フロントファスナーはあります。男性には大事な機能ですね。用を足す時にバックルを開く必要もありません。見た目的にもあるのと無いのとだと結構大きな違いになるんですよね。無いとよりスポーティーだったりアウトドアっぽかったりするのですが、あることでトラウザーズらしさが残っています。

 
 
 

これも大切な要素なんですが、クライミングパンツにはありえない裏地付き。スラックスらしさのあるデザインですよね。ウール生地を守る役割と形を美しく保つ役割があります。ウェビングベルトがあるだけでクライミングパンツっぽさが強まりますけど、実際はセンタークリースのないスラックスといった様相です。

 
 
 

私も、店頭スタッフもイチオシのマーカウェアの新型クライマートラウザーズ。ぜひ一度試着してみてください。