細身のパンツに最適なnonnative RANCHER ZIP UP BOOTS COW LEATHER(2020年冬モデル)

2020.10.10
nonnative

こんにちは。Nです。
待っていた方も多いかもしれません。ノンネイティブのサイドジップブーツが到着しました。デザイン的には2020SSでも展開していたデザインを継続。ただし、アウトソールはレザーにビブラムシートをプラスした悪天候対応仕様になりました。

nonnative / ノンネイティブ
RANCHER ZIP UP BOOTS COW LEATHER
NN-F3801
¥72,380

毎シーズン「RANCHER」名義で何かしらのブーツが出ていましたが、2020年の春からこの冬にかけてのモデルは一般的なペコスブーツを踏襲した切り替えのオーソドックスなデザインです。今までのRANCHER ZIP UP BOOTSは切り替えにもう少し装飾性がありました。

過去のモデルがこちら。足首付近の切り替えが若干複雑なラインを描く、ウェスタン色の強いデザインでした。シャフト(足入れする筒部分)も今回のモデルに比べて若干長めな印象があります。フォルム自体はコレに近く、足回りはシュッとスッキリめのシルエット。

またRANCHERとは別にFARMER ZIP UP BOOTSというのも過去にありましたが、そちらは今回のモデルと同様の切り替えで、シャフトの高さもこちらに近い印象です。フォルムは別物でFARMERの方がややコロンとした足先でした。アウトソール全体がビブラムソールの「MORFLEX」を使っている、アウトドアブーツのような雰囲気のデザインも特徴的でした。

2020年の春からのモデルはこのデザインに変更。上記の過去モデルをミックスしたような一足です。共通してノンネイティブのスリムなパンツがスッと通るシャフトを徹底しています。

着用画像で使っているパンツは初代のノンネイティブ×グラミチのCLIMBER EASY PANTSというモデルですが、無理なくスッと通せました。足首が細い「TAPERED FIT」や「DROPPED FIT」といったノンネイティブのスリムパンツでももちろん問題なく合わせることが可能です。

ノンネイティブが得意とするカウスエードを採用。結構しっかりめの質感です。履き込んでいくと足首に良い感じのシワが入るんだろうなって容易に想像できます(さすがにそこまでは試せませんでした)。

スエードの具合を見るにワンウォッシュのような加工がされた風合いが出ています。全体的に少しやれた質感となっており、かかとのスレだったり縫い合わせ位置の色落ち、汚したようなくすみといったエイジングの進んだレザーの風合いです。一点一点その具合は異なるため、同じ状態のものは無いようです。

2020年春からのモデルに関しては、今まで別注していたイタリアの〈オフィチーネ・クリエイティブ〉製ではなくオリジナルに切り替わっています。インドネシア製となっているため、プライスもやや落としてあります。インドネシアといえば〈ジャラン・スリワヤ〉に代表されるように革靴の名産地。オランダの植民地時代があったためミリタリーブーツを作ってきた歴史背景があり、実は革靴が得意な国なんですって。

内側に記載された「TIMO」の表記について調べてみたところ、〈ジャラン・スリワヤ〉が使っているラスト(木型)の名前にも同じものを発見。スッキリしているけど細身すぎないラストです。ソールはハンドソーンウェルテッド製法に見えますが公式情報がないため不明です。

今回、私が個人的に良いなと思ったのがビブラムシートを貼った点です。ヒールがあるタイプのブーツってソールのすり減りのためにかかとだけラバーを使ったモデルというのは出てきていたのですが、私が知る限りは前面にもラバーが使われたヒールブーツはおそらく無かったんじゃないかなと思います。レザーソールは見た目はかっこいいですし、ブーツらしい顔にはなるんですけど、新潟のような雨や雪が降る地方ですと使うのにちょっとためらうといいますか。なるべく雨の日は使いたくないなって思っちゃうんですが、今回のモデルに関しては雨雪も心配なしでシートも薄めなので見た目ではほぼ分かりません。

それからシューレースの無いシューズはサイズ選びが非常にシビアになるわけなんですが、表記サイズと着用感には若干誤差がありました。1cm小さいサイズをお選びいただくと良いと思います。
私はナイキを27.5cmで履いているんですけど、8(26.5cm)がぴったりでした。こちらについては商品ページにも記載しましたのでご参考にしていただけますと幸いです。最終的にはご自身の着用の好みもありますので一概には言えませんが、概ねそのような選び方がおすすめです。