形と素材感がいつの時期にもちょうどいい、CURLYのAZTEC CN SWEATER

形と素材感がいつの時期にもちょうどいい、CURLYのAZTEC CN SWEATER

こんにちは。Nです。
派手さは無いのにさりげなく無くなっていくカーリーのAZTEC CN SWEATERが届きました。シーズンによってコットンとアクリルの配合を変えながら作り続けられているこちらのセーターは、20AWの新作。ニューカラーバリエーションにて展開されます。

 
 
 

CURLY / カーリー
AZTEC CN SWEATER
203-35101
¥19,580

少しだけゆったりめで、裾に生地が溜まらないようにスリットを入れたデザイン。サイドポケットを備えた便利な仕様です。昨今トレンド的にはかなりオーバーサイジングが多くのブランドから提案されていますが、カーリーはそこまで極端なサイズを作らず、癖のないシルエットが魅力です。

 
 
 

身幅や袖幅は若干広め。着丈が十分にありスリットも入れた形はセーター特有のハイウエスト現象が起きにくいのが良いですね。セーターってどうしても裾リブがぎゅっと細くなるものが多いのでちょっとしたことですけどシルエットを崩さない工夫を感じます。

 
 
 

袖のリブは折り返しても伸ばしても良い2WAY。伸ばすとサムホールが使えてちょっとした防寒機能として使えます。フィッシャーマンセーターのようなディテールのインスパイアでしょうか。スマホを使う時にいくら指先がデバイスタッチ可能なグローブでも使いづらく感じる方もいらっしゃると思いますが、サムホールを使えばオープンフィンガーミトンのように使うことが可能です。ルーツは違えど意外と現代のニーズにマッチすると思います。
サムホール付きのAZTEC CN SWEATERはおそらく秋冬専用のディテールかと思います。

 
 
 

AZTEC CN SWEATERの最大の特徴はこの生地の厚みに対する軽さ。ヘビーウェイトなニットなんですが、見た目以上に軽いです。ウールと違ってアクリルは軽いため肩が凝らずに済みます。同じような畦編みのセーターで本格的なウールのものを同じ厚みで使おうとするとかなりどっしりと重さが出るんですけど、そういうことはありません。ですから毎日のように使っても良し。手洗い推奨ではありますがご自宅でケアできるのも嬉しいですね。

 
 
 

肌触りはコットンニット的なコシのある質感です。アクリルっぽさはあまり感じません。ウールのような毛羽立ちも少なくキリリとした編み立てが特徴です。ローゲージ(粗い編地)のニットなんですけど整然としていて上品な表情をしています。

 
 
 

通常ニットと言えど、肩やリブは縫い合わせが必要になるため「縫い目」自体は存在するのですが、この首元のリブはカーリーのこだわりにより縫わずに編み合わせているそうです。よって縫い目が存在しません。見えないこだわりですね。

 
 
 


トップス:CURLY AZTEC CN SWEATER(サイズ2)
インナー:nonnative DWELLER TURTLE NECK L/S PULLOVER W/N HEAVY JERSEY Mt.Breath Wool®(サイズ2)
ボトムス:CURLY PRESTON WRAP TROUSERS “Plain”(サイズ1)
シューズ:nonnative RANCHER ZIP UP BOOTS COW LEATHER
スタッフ:身長170cm/体重57kg

今回、全身ベージュ系のアイテムで統一しました。きれいな顔立ちのニットで合わせるとこういたアースカラーも非常に上品にまとめることができます。ちょっと知的に見えますね。シューズはスニーカーももちろんバッチリ合いますが、スエードのブーツで嫌味なく大人な印象に仕上げました。

 
 
 

腹部にはポケットがあります。内側の袋は布帛ですから伸びることなくきちんと収納できます。スマホサイズならすっぽりと収まります。ESSENCEのブログでも触れていたように、クルーネックとタートルネックを合わせるスタイルは最近よく見かける提案ですね。カジュアルっぽくもあり品の良さも保てるおすすめのスタイルです。ハードルが高いなと感じる方なら同色でまとめて試してみましょう。

 
 
 

私はサムホール付きのニットなら袖を伸ばして使うタイプです。が、例えば時計をしている腕は折り返しておくなんてこともします。冬場はキーボードを打つ手が冷えがちですので、指先のないミトンは日常的に割と便利な仕様だと感じています。昔からちゃんと意味のあるディテールを今の事情に合わせて使えることにはちょっとしたロマンを感じますね。

 
 
 

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