フォルムと着用感が素晴らしい、WMNS JORDAN DELTAをレビューします

フォルムと着用感が素晴らしい、WMNS JORDAN DELTAをレビューします

こんにちは。Nです。
7月くらいに入荷して瞬く間に無くなっていったジョーダンデルタの再入荷と、新色(ウィメンズモデルのメンズサイズ)が届きましたので改めてご紹介します。前回ご紹介した際に試着してみて、履き心地の良さやフォルムの良さ、それに案外合わせやすいななど魅力がいっぱいで自分も欲しいなと考えていたため、今回の入荷は結構テンションが上がった次第。

 

前回のジョーダンデルタレビューについては【こちら】から。

 
 
 

NIKE / ナイキ
JORDAN DELTA
CD6109-002
¥15,400

 
 
 

NIKE / ナイキ
JORDAN DELTA
CD6109-002
¥15,400

この2色は再入荷。メンズモデルのカラーです。
フィッティングとクッショニングが本当に素晴らしく、私が最近履いたナイキのスニーカーの中でもトップクラスの履き心地。それから、切り返しが複雑でデザインの方に目が行きがちですが、フォルムに適度なくびれがあって、実は見た目以上にシャープです。オールデンのモディファイドラストのように足の形にピタッとフィットする感覚。ボリュームは程良く感じられる一方で、必要以上の厚みは無く様々なボトムと合わせやすい印象があります。
前回もご紹介したホワイトはスタイリストの山本康一郎さんも愛用されているカラー。山本さんは合計3色お持ちのようですね。フラグメントデザインの藤原ヒロシさんは履いているのは見かけませんが、以前インスタグラムでアップしていましたね。

 
 
 

前回はメンズのジョーダンデルタをご紹介したので今回はウィメンズのジョーダンデルタをご紹介します。メンズサイズのみ仕入れました。
先に申しますと、個人差はあると思いますがウィメンズモデルのサイズ感はセンチ表記にならってメンズサイズと同じものでちょうど良く履けます。

 

メンズでUS9(27.0cm)を履いているスタッフが、ウィメンズのジョーダンデルタもUS10(27.0cm)がぴったりで履けました。
※同じcmでもウィメンズモデルの方が1インチ上がることになります(27.0cmならメンズはUS9、ウィメンズはUS10)。

 

サイズとカラー展開の違いくらいで、ものとしては全く同じなんですけどね。

 
 
 

NIKE / ナイキ
JORDAN WOMENS DELTA
CT1003-700
¥15,400

ネオンイエローをアッパーのベースに明るめのグレーのスエードと、乳白色のラバーをまとった好配色。かなり良いです。これ以外にも言えることですが、履き心地やシルエットもさることながらジョーダンデルタはどのカラーも配色が非常に美しいのが特徴と言えます。多色使いなのに子供っぽくない本当に絶妙なバランス感覚で作られていると感じます。

 
 
 

NIKE / ナイキ
JORDAN WOMENS DELTA
CT1003-701
¥15,400

こちらは初代カラーに近いベージュのスエードと更に明るいベージュのオーバーレイで構成しながら、アウトソールはブラックで引き締め、シューレースはパープル、シュータンやアイステイに相当するシューレースを通す部位はパープルとイエローを使うなど、ACGを思わせるアウトドアなカラーリングが特徴。ギアっぽい配色ですが喧嘩することなく調和しています。ナイキはこういうカラーが得意ですね。
試着してみて、私はこのカラーが一番気になりました。これと上記のホワイトのどちらを買うかで悩み中です。

 
 
 

前回のレビューにも書いたことですが、一見するとどこのブランドかはよく分かりません。ブランドロゴが主張しないためジョーダンブランドであることも分かる人にしか分からないところがスタイルを広げてくれるポイント。

 

実はジョーダンデルタそのものはジョーダンブランドの中でもダークホースと言いますか、オーダー当時の想像以上に人気が出たモデルです。と同時に、一般的なジョーダンのイメージであるバッシュとは違うのでスニーカーのマス層というよりは、日頃からスニーカーをよく見ていて「コレは」と思ってくれる方に支持されているように感じています。
一見してどこのブランドか分からないというのは、ともすればSNSでは瞬発力をもたなかったり街での主張が弱かったりするものですけど、形は非常に美しく、履いてみれば抜群の心地良さ。私からすると「ナイキやジョーダンだとは分かりにくいけど、ナイキやジョーダンが好きな人でコレ履かないのはもったいないな」と感じる良品です。

 
 
 

ブランドロゴの無い、目立たないデザインのスニーカーって合わせるのが楽で良いんですよね。他のスポーツブランドと合わせても悪くない。ジョーダンデルタの場合はミリタリーシューズだったりトレーニングシューズの雰囲気があるのでボトムはそれっぽく合わせながらアウターはドレッシーなものを選んだりしても良い感じにマッチします。
ジョーダンデルタの場合はシュータンのタグやインソール、アウトソールにロゴが入りますが、着用しているとほとんど目立ちません。

 
 
 

最近買ったノンネイティブのスウェットパンツとは当然問題なく合わせが可能。リブのスウェットパンツじゃなくギャザーのスウェットパンツというのが自分の中では大切です。少し前までならスウェットパンツにスニーカーという合わせ方は、ヒップホップな着こなしを背景にしたスタイルしか無かったかもしれません。日本でこれだけストリートカルチャーが成熟して、ヒップホップを下地にしなくてもスウェットパンツとスニーカーを合わせられるようになってきたのかなと思います。

 
 
 

今回紹介で使用したACG的カラーは色が暗くなっていく秋冬にこそ使いたくなる色。あまり派手にならず割とどんな方にもおすすめできます。グレースケールなカラーの洋服と合わせたくなります。オールブラックに差し込む形でも、こういった杢グレーのアイテムに合わせてもバッチリ。
逆にジャケットにスラックスにジョーダンデルタ、のようなスニーカーを「ハズシ」とした考えよりも、スニーカーメインで考えて「ハズシ」でドレッシーなアイテムを使うくらいのバランスが良さそうです。

 
 
 

アタッチメントのロングコートを合わせました。生地はコーデュラオックスナイロンでドレッシーというよりややカジュアル目のコートなんですけど、面がキチッとしているためスウェットパンツと合わせると良い感じ。スポーツ系のブルゾンなどで合わせても良いんですけど、こういったアイテムとも実はよく合います。

 
 
 

スポーツミックスなんて言葉も一時期に出てきましたけど、現在のミックス感覚はその当時のものとはまた毛色が違うように見えます。アクティブなスタイルにするためのミックスというものではなく、日常着の延長線上にあるような印象です。普段のなんてことない格好にキレイなコートやジャケットを合わせるスタイリングが今の作り方なのかなと思います。ですから革靴じゃなくスニーカーで良いし、スラックスじゃなくスウェットパンツで良い。あまり気張らない格好が個人的にも好感がもてます。

 
 
 

特に年齢が行くとあんまり気を張ったスタイルも毎日はできないでしょうから、これくらいが今はちょうどいいのかもしれませんね。なんと言っても疲れませんし、洋服がくたびれていくのにも愛着が湧くというもの。ジョーダンデルタも擦れたり汚れたりしても良さそうなデザインで、どんどん使い込んでいってほしいなと思います。

 
 
 

YouTubeでは動くジョーダンデルタをご紹介しています。

 
 
 

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