ノンネイティブ好きやマーカウェア好きにおすすめ!スエードのNIKE BLAZER LOW ’77

ノンネイティブ好きやマーカウェア好きにおすすめ!スエードのNIKE BLAZER LOW ’77

こんにちは。Nです。
ナイキから新色のブレーザーが到着しました。2019年頃より徐々に人気が高まり今まさに旬なモデルと言えるブレーザーはクラシックなコートのスタイルやナイロンのセットアップなど振り幅の広い使い方ができ、またデザインもニュートラルなため性別や年齢問わずスタイリングしやすいのも魅力的なモデルですね。
今回のブレーザーはローカットのスエードモデル。ベースになっているのは1977年製ブレーザーのディテールです。

 
 
 

NIKE
NIKE BLAZER LOW ’77
DA7254-200
¥9,900

ブレーザーそのものはナイキが自社生産を始めた1971年の翌年1972年に発表された最初期のモデルですが、今回のブレーザーは1977年に発表されたデザインを踏襲しています。具体的にはつま先の補強パーツやフォルムの違い。
最初に発表されたブレーザーはフォルムもポッテリしていてアウトソールとアッパーを繋ぐためのテープが一枚グルリと重なっているのですが、それをベースに作られているOGモデルは現時点では存在していません。ほとんどがこの「’77」か、つま先やサイドの補強レザーパッチの無いものの2種類となります。

 
 
 

レトロモデルでは多くの場合において古いスウッシュの形を採用してくれています。最新のスウッシュですとかなりスタイリッシュで完成度が高すぎるため、アッパーにはこちらのスウッシュの方が相性が良いと私も思います。

 
 
 

ちなみにインソールでは今のスウッシュをプリント。最近のスニーカーではこのスウッシュのみをオレンジで入れるの、珍しいですね。

 
 
 

アウター:MARKAWARE RAGLAN MAC COAT – ORGANIC WOOL TROPICAL(サイズ2)
インナー:marka CREW NECK L/S – 50//- COMPACT KNIT(サイズ2)
ボトムス:MARKAWARE PEGTOP TROUSERS – ORGANIC WOOL TROPICAL(サイズ1)
シューズ:NIKE BLAZER LOW ’77
モデル:身長170cm、体重54kg

アッパーは少しオリーブっぽさに寄ったベージュのスエードを起用しています。この色、とても良い感じです。
今回なぜこのブレーザーを入れようと思ったかと言うと、ノンネイティブやマーカウェアと合わせるのに凄く良いなと思ったからです。ベージュ系やネイビー系の合わせに良いですよ。

 
 
 

トップス:nonnative MASTER BIG SHIRT COTTON SATIN(サイズ1)
ボトムス:nonnative DWELLER 5P JEANS DROPPED FIT C/P KERSEY STRETCH(サイズ1)
シューズ:NIKE BLAZER LOW ’77
モデル:身長170cm、体重54kg

ノンネイティブやマーカウェアに、ということでこのブランドたちに既に詳しい人ならお分かりかと思いますが、同色セットアップ&シューズは別の色、のような組み合わせを多く見かけると思います。そんな使いみちができないかと思っての提案です。ぜひサイズの合う方はお試しいただきたいです。

 
 
 

良くも悪くもこの社会情勢もあってコンフォータブルなウェアの需要って高まったと思うんですが、それに伴い洒落たスウェットセットアップも需要増。そういったスタイルにもブレーザーはキレイにハマってくれるのが嬉しいですね。
ブレーザーのデザインの良さでもありますが、アッパーを構成する要素が少なく非常にシンプルですよね。例えばアディダスならスタンスミス、コンバースならオールスター、ヴァンズならエラ、といったようにロングセラーかつビッグセールスな名作スニーカーってアッパーの構成要素が極めてミニマルなものが多いです。
ブレーザーもそういう側面があるのかなと思います。
ナイキで言うならこのブレーザーローやテニスクラシックなんかがそんなモデルですね(テニスクラシック復刻してくれないですかね)。シルエットも研ぎ澄まされていてもう手を加える余地なしのモデルですよね。

 
 
 

本モデルはカラーリングも良いですね。従来品の場合、特にアッパーがホワイトの場合ではアッパーとスウッシュと補強パーツの3色を使いがちなんですが、本モデルはベージュとホワイトの2色。しかも白スウッシュということでクリーンに合わせやすい。
スエードのスニーカーはともすれば「汚れることこそ正義」なわけですが、汚れていってもどこか品を保ってくれるのが白という色ですね。

 
 
 

私もブレーザー愛用者の一人ですがミッドカットは正直履きづらいけどそれでも好きだから履いてしまう、みたいなところがあって、デイリーユースにはローカットの方が当然出番が多いでしょう。今回試着してそう思いました。シューレースの質感も良い感じで、比較的ほどきやすいです。
全然関係ないですがブレーザーの新作が届くと最近履いていなかったミッドカットを取り出して履きたくなりますね。やっぱ良いんですよね。
余談ですがブレーザーはノンエアですのでポリウレタンをベースにしたミッドソールを使っておらず加水分解の心配がありません(いつかラバーの劣化はありますが)。そこもローテクらしい魅力です。

 
 
 

大雪も収まり、少しずつ春に近づいているのかなと期待してしまう最近。アンダー1万で手に入るブレーザーローは超おすすめです。サイズが合えばぜひ。
ちなみに通常のブレーザーはバルカナイズ製法なんですけど、私の使用感から言いますと屈伸時の足先に負荷がかかるところのソールの剥がれは起きていません。起きにくいのかもしれません。