nonnativeの藤井隆行さんが手掛けるhalfTen、ESSENCEで販売開始!

nonnativeの藤井隆行さんが手掛けるhalfTen、ESSENCEで販売開始!

こんにちは。Nです。
直営店以外では初の取り扱いとなりますハーフテン。2021年10月末からESSENCEで開催されたノンネイティブのポップアップイベント「ベンダーキャラバン」にて、店頭では先にお披露目となり非常に人気を博したのですが、いよいよオンラインストアでも販売開始することとなりました(現状は期間限定販売となります)。
そこで今回はベンダーキャラバンでは展開がまだなかったアウターのご紹介をします。

 

halfTen(ハーフテン)
ラグビーウェアで有名なカンタベリーとノンネイティブの藤井隆行さんがタッグを組んで始めたファッションカテゴリー。カンタベリーはニュージーランド発の歴史あるスポーツブランドですが、日本ではザ・ノース・フェイスやヘリー・ハンセンを抱えるゴールドウインが運営しています。そのためその分野のテクノロジーやノウハウが非常に凝縮されており、今回藤井さんとハーフテンを立ち上げるにあたっては自分たちの持つ技術と藤井さんのもつ感度を混ぜたラインナップが特徴となっています。

 
 
 

halfTen / ハーフテン
DEFENDER PUFF COAT – DWR CORDURA® with ENERGY COCOON INSULATION
VHT-JU351
¥82,280

まずはこちらのパフコートから。今回ご紹介する中綿アウター2種については「DEFENDER」という名前が付いています。この名前の付き方はノンネイティブのルールに則っているようです。名前のとおり防寒性が高いアウターのひとつで、このコートはフード内蔵のスタンドカラータイプです。

 
 
 

デザインはモンスターパーカですね。2020年あたりから急激に人気が高まった気がします。知らない方にご説明しますと米軍のウェアの一種に「ECWCS(エクワックス)」というものがあり、「拡張式寒冷地被服システム」の略称なのですが簡単に言うと1から7までのレイヤーで成り立っています。この一番上着になるレベル7にあたるのがモンスターパーカです。

 
 
 

身長177cm、体重55kg(サイズ2)

特徴としては先にお伝えしたフード内蔵スタンドカラーもそうですし、ウィンドフラップ(大きなフタ)が付いたチェストポケットやジップを隠す比翼、お尻を覆う丈感など徹底的に防寒に特化したディテールが満載です。

 
 
 

ボリューミーな中綿が分かる裏面。大きなメッシュポケットが付く

これはデザイン上のものであって、あくまで街着のため、このモデルらについてはミルスペックというわけではありません。たださすがはハーフテン。表地は強度に優れたコーデュラ®ナイロン(撥水加工済み)、中綿は親会社であるゴールドウインの専売特許である「光電子®」を練り込んだリサイクルの中綿素材「ENERGY COCOON(エナジーコクーン)」を使っており軽量かつ保温性が高くなっています。

光電子®は着ている人の体温を使って保温性を高めることができる技術。ゴールドウインのオリジナルブランドであるゴールドウインや、皆さんご存知のザ・ノース・フェイスでも採用されています。もちろんカンタベリーでも。

 
 
 

ウェアの内側にはショルダーストラップが付き、脱いでも背負っていることができます。この仕様、たまにアウターで見かけますが意外と便利で、特に新潟のような雪国に住んでいると分かると思うんですが除雪中は最初こそ寒いものの、少しすると暑くなるんですよね。そういうシーンでは雪の上に洋服を置いておくわけにもいかないですしコレがあると本当の意味で役立ちます(この使い方は想定していないと思いますけど)。

 
 
 

パフコートの方は外側からファスナーがほとんど見えないデザインで、樹脂製のビスロンファスナーを採用しています。務歯といわれるファスナーのかみ合わせの部分が樹脂になっており軽量で触れても冷たくなりにくいのと軽さが特徴です。それから樹脂らしく色のバリエーションも豊富なため、ボディと同色のものが採用されています。引き手はマットなメタルパーツを使っていました。
パフジャケットの方はまた別の仕様になっているため後述します。

 
 
 

袖はスナップボタンが2つ付いたベルトタイプです。左袖にはシンボルマーク入り。少し見えにくいですが袖内側にリブが使われており、フィット感や防風性向上に役立っています。画像左側に見える袖の縫製はパッカリングが効いていて、それもまたデザインのポイントになっています。

 
 
 

パフジャケットにも言えることですが、スポーツウェアでは展開が少ないカーキ(ベージュ)カラーの展開があるのが藤井さんのディレクションらしいところ。
一緒に展開しているシャツやパンツも同色で合わせられるのでセットっぽいスタイルも可能となり、イージーで快適でシルエットは洗練されるという欲張りセットが組めます。

 
 
 

halfTen / ハーフテン
DEFENDER PUFF BLOUSON – DWR CORDURA® with ENERGY COCOON INSULATION
VHT-JU352
¥46,200

2つ目はフライトジャケットベースのアウターです。いわゆるMA-1です。MA-1はパイロットが狭い機内でもしっかり防寒できるようにということで、本来なら非常に短い着丈と極端に絞った腰リブが特徴なんですが、こちらはタウンユース向けにオーバーサイズに仕上げた一着。

 
 
 

こちらのモデルも生地の仕様はパフコートと共通でコーデュラ®ナイロンにエナジーコクーンという組み合わせ。フライトジャケットらしいふっくらとしたフォルムも再現していますね。

 
 
 

ファスナーは普通のスポーツブランドではなかなか見られないYKKのエクセラ。ノンネイティブではアウター類に使われる定番のファスナーですが磨きをかけた美しい見た目とスライドのしやすさからファスナーの中では高級品なので、大量生産する商品ではまず使われません。
パフコートと違って表に見えるファスナーですしMA-1のもつどっしりとした感じの印象付けにもなっています。アウターひとつとってもこの使い分けです。

 
 
 

これもパフコートと同じく内側にストラップ付きです。前述したように暑くなった時、どこかにペタンと置けない時、脱ぎたいけど荷物にしたくない時などに便利です。

 
 
 

パフジャケットの袖は繋ぎ目の無い段編みのリブを採用。これも非常に細かいこだわり。いかにもMA-1らしい袖口となっています。リアルなMA-1はウールを使っていて割とザラつきがあるんですけど、こちらは柔らかいものです。左袖にはシンボルマークが圧着プリントされています。

 
 
 

身長177cm、体重55kg(サイズ2)

丈感こそモダンにアレンジされているものの、MA-1のもつ丸いフォルムが再現されていて非常に綺麗ですね。丈が短すぎると閉じて着るのが結構難しいんですけどこちらは問題なし。ダブルファスナーになっていますし着こなしの幅が広がります。

 
 
 

とは言え個人的には開けて着る方がバランス良く見えると思いました。身幅がたっぷりあって、なおかつ裾リブは少しフォルムを絞るように狭く作られていて背中から腰までのラインが良いです。誰もスポーツブランドのそれとは思わないくらいにファッショナブル。

 
 
 

冒頭でお伝えしたようにベンダーキャラバンではめちゃくちゃ人気だったハーフテン。スペックはカンタベリーのそれでデザインはノンネイティブ。気になっていた方はこの機会をお見逃しなく…!
セレクトショップでハーフテンを取り扱っているのはESSENCEだけ!

 
 
 

 
 
 

WRITER N

ディレクター
よく着るブランド:MARKAWARE・nonnative・NIKE
好きな音楽のジャンル:シティポップ・ダンス/エレクトロニック
好きなアニメ:エヴァ
特性:静かに面白い事を言って爆笑を取る