2024春夏 MARKAWARE & marka イベントレポートとオススメ紹介
2024SS MARKAWARE Styling for Dressy
【12月2日 - 12月3日】2024年春夏ブランド合同展示会開催
加賀美 健の世界観を落とし込んだ"ちょいサスティナブル"なブランド〈SEPARATE BATH & TOILET〉
この秋履きたいレザーシューズ3選

 

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ラウンジリザード、この秋の傾向と対策

 

まもなく立ち上げとなるラウンジリザードの2016AUTUMNコレクション。先日の展示会でも多くのお客様に来場いただき、そして大きな反響を呼んだ次期コレクションについて、スタッフに話を伺いました。人気だったアイテムは?新潟店はどんなスタイルを提案していくのか?こちらの特集を参考に立ち上げを待っていてください。
現在先行予約も開始しています。そちらも下記リンクよりご覧ください。

 

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ーー「まずは改めての解説になりますけど、2016年秋の特徴を教えてください」

 

北原「まず…我々が展示会にバイヤーとして行った際にメーカーから説明を受けるんですね。ただ、ラウンジリザード自体テーマを設けることはほとんどないので、基本的にはデザイナーの八重樫さんが感じるリアルな服を作るというところから。ソースがあって服作りをするんですけど。そんな中、トレンドもやっぱりもちろん少なからずは取り入れるようにしていて。今までですとトレンドがノームコアになればシンプルな着合わせの服作るとか、ニットが流行ればニット増やしたり、ストリートっていうキーワードが何年か前から出てきたり、リラックスとかカジュアルとかスポーティーとか色んなワードが飛び交っていって、そういう反映はしながらも、今回八重樫さん的にはトレンドを意識した服作りよりも、ラウンジリザードの本質を一回際立たせたいというところで、ラウンジリザードの基礎、ベーシックになるものが今回のコレクションの大きな特徴になっていて、細身のパンツにシンプルなジャケットを着るとか、綺麗なシャツを着るっていう、ブランドの創立当初から大事にしているテーラリングを基本とした『着る人に余地を残した服装』が今回非常に際立っている印象ですね」

 

ーー「それで改めてテーラードがルックでは映えているというか」

 

北原「そうですね、5年くらい着ている人なら分かるかもしれませんが、凄い細いデニム穿いてコンバースとかヴァンズみたいなスニーカー履いて、シャツはロンドンストライプシャツとか。そういうのはトレンドではないですしね。細身のコート着て、シャツ・ニットとか。ブランドが昔から提案しつつ支持も高いものが(コレクションに)通じていますね」

 

ーー「これは…なにか意図があるんですか?敢えてトレンドを追わないというのは」

 

北原「八重樫さんは常々…あのどこまで言っていいか分かんないけど、もともとトレンドをそこまで気にしてはいなくて。昔からのファッション誌とか、書籍とかからもってくることが多くて。昔から大事にしているアーカイブの雑誌、それこそ60年代70年代のインディーズミュージックとかから(インスピレーションを受けて)作るのが基本、とデザイナーが仰っているんですけど、昔に比べてアパレル産業ってなんでもありみたいなところがあって。昔ストリートがすっごい強かったブランドがモードに寄ったり逆もあったり、なんでもありになっているところが似たような服が溢れかえっている要因になっていて、八重樫さんも肌に感じていまして、それでブランドの強みっていうのをもう一回際立たせていきたい、『変わり続けるけど本質は変わらないよ』っていうのを打ち出したかったんだと思うんです」

 

ーー「色んなブランドがそうなのかもしれないけど…垣根がなくなったっていうかね」

 

北原「そうですね、ホント」

 

ーー「似たブランドが頭打ちになっている感じがありますよね」

 

北原「正直、多分そういうのが現実でしょうし」

 

ーー「個性が突出しにくくなっている。そういう時代かもしれないですね。その中で自分たちの強みをちゃんと活かしてコレクションにしていると」

 
 
 

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北原「そうですね。ラウンジリザードで服を買おうと思った時にやっぱり『細いパンツ買うんだったらここがカッコいいよね』っていうのを再認識させてくれるというか。3年前に一回買ったなとか去年一回買ったなという人にとっては『ラウンジリザード=細い』だと思うんですよね。そういう人たちを裏切らないようにしているなと思います」

 

ーー「ではこの秋のコレクションの中で…今ルックを見ながら説明をしていますけど、ルックの中で肝となるアイテムを教えてほしいんですけど」

 

北原コートとスキニーレッグ。パンツでここまで細いのは実は久々ですね。今までスーパースリムとかニューフィットという形が最も細いとご案内していたんですけど、昔はウルトラスリムという更に細いものを作っていた時期があって、それを彷彿させるシルエットです。長めのブーツに合わせてロックミュージシャン的な着方ができる。おそらく8月頭の予定ではあるんで入ってくると思うんですけど、とにかくスキニーレッグが先日の展示会でも好評で、お客様も気になるということでした。デニム以外にも製品染めのものもご用意しています。ぜひ穿いてほしい」

 

ーー「ブランド史上一番細いんですか?」

 

北原「一番だとウルトラスリムが一番細いですね。というのはスーパースリムよりも更に一回り細くしたシルエットだったんですけど、スキニーレッグはウエストから膝まではスーパースリムくらいのシルエットで、ヒザ下がウルトラスリムくらい細いんです。スーパースリムよりぐるり3センチくらい細いかな」

 
 
 

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ーー「スーパースリムとウルトラスリムのミックスのシルエットという感じですね」

 

北原「そうですね。八重樫さんの目線は多くの人に触れてほしいということなんで、極力穿きやすく、でもかっこ良く細くを追求して生まれた形ですね」

 

ーー「そうなるとやっぱり腰回りに余裕があると、ちょっと年配の人とかね何年もラウンジリザードを着ていて体型が変わった人とかも選びやすいですね」

 

北原「そうですね。10年くらい前のラウンジリザードのデニムって綿100%なんでストレッチが効かなくて頑張って穿くみたいな(笑)その当時買っている方が年齢を重ねて、でもカッコいいから着てくれていて、今のデニムを穿くと感動してくれますよね。『ハイパワー』も使ってるんでかなり穿きやすいですよね」

 

ーー「『ハイパワー』…を知らない方にも改めて教えてほしいです。よく出てくるキーワードだと思うので」

 

北原「『ハイパワー』という言葉を使ったアイテムは量販ブランドでもあるんですよね。ストレッチのよく効くアイテムという意味で使ったり。でもラウンジリザードが工場で作ってもらっている『ハイパワー』は戻る力が強いんですね。『キックバック』って呼んでいるんですけど。生地ってストレッチの糸を使っているから伸びるんですけど、伸びるだけの生地はいくらでも作れるらしいんです。ちゃんと戻る力の強い生地は有数の工場でないとなかなか作れない。生地がそんなに厚くなくてもしっかり伸びて穿いた後にちゃんと戻ってくれるんですね。伸びるだけのパンツは型崩れが起こってしまうんです」

 

ーー「そうですよね、膝が出てしまったりしますね」

 

北原「今シーズンだけ使うといったように割り切るのであればいいのでしょうが、それなりの価格をかけてしっかりしたものを作ることで見た目も良く長く愛用できる。確か…今だと日本で2箇所の工場でしか作れないらしいです」

 
 
 

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ーー「では最後に新潟店としてどんなスタイルをオススメしたいですか?」

 

北原「今話したスキニーレッグ。ラウンジリザードを着る上で欠かせないパンツです。なんにでも合わせられるなと。ここまで細いものは今逆に新鮮だけどやっぱりカッコいいよねって思えるので、まずここですね。あとはダブルライダース

 

ーー「これ好評でしたね」

 

北原「カッコいいと思わない人はいないだろうというくらい自信をもってオススメできます。ここまでシンプルで武骨なダブルライダースはブランドとして久々ですし、いいタイミングで出てきました。レザーの厚みもちょうどいい。スムースレザーなんですが、硬くないんです。薄くもないし、しっとりした肉厚な牛革なんですが可動しやすい。初めての革モノとしてもオススメできますし、5年後、10年後もずっと使っていけるアイテムです」

 

ーー「長く着たら革の経年変化も楽しいですしね」

 

北原「革のアイテムって男の人が長く使える服の代名詞だと思うんで」

 

ーー「高価ですけどね。その分価値があると」

 
 
 

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北原「あとはロンドンストライプのベーシックな細いシャツとか、無地シャツとか着てもらって。トップスは言葉だけで言うと当たり障りないですけどジャケットとか細身のコートやブルゾンを着てほしいです。服がそこまで好きじゃなくてもカッコいいと思える、長く使えそうだと想像できるものがオススメです。色んなデザイナーさんに話を聞くと『何も考えずに着てください』って答えがよく返ってくるんですよ。お客様からするとやっぱり考えて着ると思うんですよね。ただ今回に関して言うとスキニーレッグだけ選んでほしくて、あとは何も考えずにバッと着られます。スキニーレッグに合わないものは無いというくらい」

 

ーー「では全ての着こなしのベースになるのがスキニーレッグ」

 

北原「そうですね。あとは好みですが僕はやっぱりブーツスタイルが凄い好き」

 

ーー「今回、スキニーレッグのシルエットだとハイカットのシューズが凄く合いますよね」

 
 
 

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北原「そうですね、ルックでも使ってるヴァンズをモチーフにしたスニーカーもハイカットで。展示会でも好評で。うち(ES-WEB)だとナイキとかアディダスをオススメしているし、僕らも履いているしお客様にも人気なんですけど、こういうアパレルブランドが作った靴ってやっぱり一線を画するというか」

 

ーー「もともと自分たちの洋服に合うスニーカーとかブーツを作っているでしょうし、必然的に合いますよね」

 

北原「僕の中でラウンジリザードのブーツってヒールの高い、いわゆるチェルシーブーツが最高の名作だと思っているんですけど、今作のドレープブーツはそれに近いくらい前評判が高い」

 

ーー「このブーツは履き口の首の部分が後ろに沿ってるんですよね」

 

北原「そうですね」

 
 
 

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ーー「実際、履いて立つと足首にシワが入る仕組みで」

 

北原「ジップも斜めにして履きやすくしたり、革は最初から柔らかめでドレープが出やすくなっています。週末にしか履けない方も多いと思うんですけど、初めからある程度柔らかくて馴染みやすい革って使いやすいんじゃないかな。で、シワも早めに付いてくれて、履き続けるとシワが記憶されて深くなっていく。これも経年変化ですよね」

 

ーースキニーレッグダブルライダースシャツブーツ。この辺りが8月はオススメだと」

 

北原「ちなみにオススメアウターがもう一つあるんですけど56205621。サテンウォッシュのドリズラーブルゾンとコートです。今回のアウターの中で一番素材から何からこだわりまくっているアイテムです。シンプルなデザインで作ってあって。展示会でも人気で、試着してもしてなくても人気でしたね。微光沢のある素材が良い。さっき言ったように何も考えずに着てもカッコいい」

 
 
 

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ーー「クルーネックの白Tにサッと羽織ってもいいですしね。逆にタイドアップ(ネクタイを締めて)して着ても」

 

北原「あ、そうですね、カッコいいですね。秋物アウターで、レザーは高いですが手の届きやすいところはここがオススメですね」

 
 
 
 
 

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