2024SS MARKAWARE Styling for Dressy
2024春夏 MARKAWARE & marka イベントレポートとオススメ紹介
【12月2日 - 12月3日】2024年春夏ブランド合同展示会開催
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春夏としては初のコレクションとなる2020SSの〈MAIN ATTRACTION〉。シックなテーラードのイメージをもつ一方で、トレンドにも寄り添った少し力の抜いたアイテムもちらほら。春らしい爽やかさも含むスプリングルックをつくりました。スタッフのコメントとともにご覧ください。

 
 
 


 

2020SSについて

 

僕から見てもそうですし皆さんも感じる部分だと思うんですけれど、ベーシックを中心としているのでとても着やすいですし、トレンドも色々ある中でもそこまで気にせず男らしくかっこよく着られるアイテム展開になっているなって感じますね。

 

ラウンジリザードの時と一番の違いを感じるのはサイズ感ですね。ビシッと細身で打ち出していたラウンジリザードですが、細い軸はそのままに大人が年齢を重ねても着やすく、かっこよく着ていたいという思いも叶えてくれるようなブランドになっているなと凄く感じます。

 

メインアトラクションとしては春夏のコレクションは初めてなんですよね。そんな感じはしませんが(笑)2019年の9月からスタートして秋冬がローンチでしたからね。薄手のものはあんまりなかったんですよ。だから本格的に着られるこれからの時期が楽しみです。

 
 
 


 

1 ノーカラーコートとカラーカットソー

 

・LYO 30/1 GABARDINE NIDOM BIO WASHER COAT

・40/2超度詰め天竺 ×PINGMENT DYED カットソー

・COMPACT CHINO STRETCH PANTS

 
 

コートは完全に新型です。ラウンジリザードの時期も含めて、今までのイメージにはないアプローチでしたね。リヨセルを使った柔らかくてかるーいシャツ感覚のコートは一枚で様になりますし、秋とかになればコートのレイヤーも楽しみです。ノーカラーっていうのもあるんですがキメすぎないかっこよさがあります。春にぴったりですね。個人的に欲しいですね。

 
 

 

コートもパンツもブラックを選んでいますが、ひときわ鮮やかなピンクのカットソーが入るだけでかなり春らしさが増しますね。みなさんブラックのアイテムってたくさん持っていると思いますので、色物一点だけでもあると空気がガラッと変わりますよ。

 
 
 


 

2 ウエスタンブルゾンとコーデュロイパンツ

 

・T/R STRETCH ブルゾン

・30/7 LYO/C 裏毛 ×SOFTENER WASH スウェット

・18W CHAMBRAY CORDUROY ×ONE WASH スリムトラウザーズ

 
 

ウエスタンブルゾンは古着とか男っぽいイメージがあると思うんですが、スーツっぽい綺麗な生地を使っているので上品に着られますしウエスタン調も同色でさり気なくやっていますので難易度は低いですよね。テトロンとレーヨンという化学繊維を使っているんですがとても綺麗な生地ですよね。肩も落ちていて今っぽさも考えられていて。

 
 

 

コーデュロイのスリムパンツはシルエットが本当に良いですね。中でも丈感が絶妙で、シワの溜まらないジャスト丈。冬に使うような保温性の強いコーデュロイ生地ではないので春らしく使えます。色も良いですしコーデュロイらしい奥行きがある風合いも春にピッタリ合います。

 
 
 


 

3 ミリタリーシャツとチェックスラックス

 

・C/CODURA MIL BACK SATIN JACKET

・CU/C VIYELLA シャツ

・T/R STRETCH スラックス

 
 

カーキのシンプルなミリタリーシャツです。厚みがあってブルゾンの感覚もありますね。スラックスはやっぱりメインアトラクションならではですよね。ラウンジリザードの頃から追ってくださっている方にとっても「これだな!」って思っていただけるような。絶対に外せないアイテムのひとつです。

 
 

 

僕もこのチェック柄の方を買ったのですが、春ですし明るめの色が欲しいと思っていたんですよね。持っているのはブラックばかりなので(笑)身長もそこまで高くなく、体型も細身なので柄物も落ち着いていた方が子供っぽくならずに済むんですよね。グレンチェックはそういう意味で便利です。無骨なミリタリーシャツってデニムとか合わせがちなので、もっと綺麗に使いたかったのでスラックスを合わせました。

 
 
 


 

4 スカジャンとインディゴデニム

 

・LYOCELL 30/1 GABARDINE BLOUSON

・L/R EARY CLOTH BIO WASH FINISH カットソー

・11.5oz STRETCH DENIM×SHAVING SLIM PANTS

 
 

展示会で見た時にテンションが上ったひとつですね。ラウンジリザード期にもありましたがやっぱり改めて魅力的だなと。いわゆるスカジャンなんですよね、コレ。ただあのツルツルなサテンを使わず、少しマットに光沢を抑えていて刺繍もないので本当に勝手の良いアイテムです。とにかく「一回着てみて」って言いたいです。シルエットはスッキリしていますし、オーバーサイズで着るのとは違ったずっと使える一着でしょうね。

 
 

 

今回はシンプルにデニムと合わせて誰もが真似しやすいスタイルにしています。王道ですし。色味だけはネイビー、インディゴの色で合わせるようにしました。デニムはシェービング(色落ち加工)が手作業で行われていてそこもぐっとくるポイントです。

 
 
 


 

5 リネンカットソーとブラックデニム

 

・L/R EARY CLOTH BIO WASH FINISH カットソー

・PABLO BORDER MVS 30/2 天竺

・11.5oz STRETCH DENIM×SHAVING SLIM PANTS

 
 

先ほどと一転してダークなトーンのスタイリングです。ただインナーはボーダーのカットソーを使いました。普通なら白系のインナーですけど、春はもう少し遊びを入れたくて。リネンカットソーのスリットからチラッと見せられます。暗い色できっちり作り込むより、少し抜けがあった方が慣れた感じが出ますので、ボーダーのインナー使いはおすすめです。シャツはもともと緩いサイジングなんですがもっと大きくしてもいいですね。

 
 

 

デニムはスカジャンと合わせた時のものと同じで色違いです。色の抜けが強めの加工がされていて真っ黒にならないので重たさを感じにくいのが春にうってつけです。黒いカットソーはリネンとレーヨンで、ふんわりと風になびく軽い質感がまたいい感じ。こちらも黒でもまったく重くなりません。

 
 
 


 

お出かけするのもままならない2020年、やっぱりどこかへ出かけたい気持ちは捨てきれませんよね。もちろん今は我慢の時期ではありますが、いつか必ず来る自由な日を楽しみに洋服選びをしていただくのが今していただけることだと思います。メインアトラクションの洋服は決して派手な主張があるものではありませんが、自然と外へ向かわせてくれる洋服。なんとはなしに手にとってしまう洋服です。その日になったらパッと着て出かけてみてください。

 
 
 

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