2024SS MARKAWARE Styling for Dressy
2024春夏 MARKAWARE & marka イベントレポートとオススメ紹介
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今までになかったテイストを加えたラインナップ

 

2020年に突入し、ES-WEBとESSENCE(1F)では取り扱いブランドが増えました。既に2020SSがスタートしており、一部ブランドでは完納。サマーコレクションのあるブランドはそちらにシフトし始めています。今回の特集ではESのメインバイヤーを務める北原が、新しいブランドをご紹介します。知らなかった人、ファンだった人皆さんにご覧いただきたいお話です。

 
 
 


 

今回紹介するブランド

 

【Hombre Niño(オンブレニーニョ)】
〈HECTIC〉を手掛け裏原宿を盛り上げてきたプロスケーターの江川芳文さんが手掛けるブランド。芳川さんはピストバイクショップの〈CARNIVAL TOKYO〉を手掛けたり、スケートボードチーム〈T19〉に参加するなど、東京のストリートカルチャーを語る上で欠かせない存在。
〈Hombre Niño〉は関正史さんと2人で展開しており、Hombreは「大人の男」、Niñoは「子供」を意味したスペイン語。「RETRO and NEW」をコンセプトに普遍的かつ独創的な洋服づくりをしています。

 

【I(アイ)】
元〈PUBLIC IMAGE〉デザイナー玉木竜二郎さんが手掛けるブランドです。玉木さんは97年に〈Supreme〉のバイヤー、ストアマネージャーを務め、後に現〈THE UNION〉の代表、牧田耕平さんとともに〈MOTIVE〉に参加しています。〈I〉はいわゆる〈1LDK〉系ブランド。シンプルでクリーンで今っぽさのあるデザインです。

 

【NOTIVE / CANTERA(ノーティブ / カンテラ)】
2019年スタートのまだまだ若いバッグブランドです。ただし生産背景には実績のある工場をもっており、〈NOTIVE〉というブランドとのコラボレーションからスタートしています。デザイナーの小石陽平さんは〈Samsonite RED〉でもデザインを手掛けるなど、機能系バッグのデザインのプロフェッショナルであり、〈NOTIVE / CANTERA〉もまた防水機能や容易な着脱パーツなど、実用性に長けたものづくりが特徴です。

 

【WIND AND SEA(ウィンダンシー)】
スタイリストとして活動を始め、〈GDC〉、〈NAISSANCE〉、〈CPCM〉を手掛けるフォトグラファー熊谷隆志さんが手掛けるブランドです。自身も活躍してきた90年代のストリートファッションシーンのオマージュがコンセプト。従来の手法にとらわれず、データに基づいた販売戦略を行なっています。シンプルなロゴプリントやフォトTが代表作。ちなみにフォトグラファーとしての熊谷さんは〈レイクタホ〉という名義で活躍されています。

 
 
 


 
 

Hombre Niño

 
 

 

ーー 2020年のコレクションが始まっていますけれど

 

北原 もうね、春夏物出揃って。一部は夏物のコレクションも始まっています

 

ーー 古町のESSENCEの方では新規ブランドもいくつかありましたよね

 

北原 そうですね。私の独断で入れたところもありますけど(笑)

 

ーー それでは一つずつご紹介してもらえますか

 

北原 〈Hombre Nino〉。新ブランドの中では一番最後に届いたものですね。ES-WEBのブログの方でも【Hombre Nino (オンブレニーニョ) ESSENCEとES-WEBで2020SSより取り扱いスタート!】詳しく掘り下げているので見てもらえたらそれだけでもよく分かると思うんですけど。ヨッピーさん(江川芳文さん)のね。ストリートカルチャーとか裏原(裏原宿)とか通っていない人からするとピンとこないかもしれませんが、裏原を代表する人。まさに。裏原って僕が中学生くらいかな…当時の裏原って怖い場所っていうか、不良たちがいるイメージで(笑)アングラな場所で

 

ーー 接客もままならないお店が多かったというね

 

北原 はみ出しものというかね、不良たちの集まる場所みたいなところだったとイメージなんですけど、ヨッピーさんはスケートカルチャーに精通している方で。当時手掛けていた〈HECTIC〉をされていてすごい人気で。僕も学生時代バイトしてお金貯めて〈HECTIC〉とか買ってましたからね。そのヨッピーさんがその後に始めたのがこの〈Hombre Nino〉で。当時から今のお客様もデザイナーも年齢が上っていく中で大人が着られるものをひとつキーワードにしながら、遊びの効いたデザインになっていて、ちょっと今までESSENCEにないテイストのものかなと思っています

 

※HECTIC(ヘクティク)…プロスケーターである江川芳文さんとバイヤーで、後に〈Masterpiece〉、〈A-1 CLOTHING〉を立ち上げた真柄尚武さんでスタートしたブランド。1994年スタート。セレクトショップの名前でもあり、当初はオリジナルは存在していなかった。

 
 
 

 

 

ーー ESSENCEはどちらかと言えば「上質なリアルクローズ」とかって言葉で括られるような、シンプルで品質の良いものをセレクトするっていうのが方針ですからね

 

北原 これは遊びがあったり、大人なんだけどユニークなものだったり違ったアプローチが新鮮だったので取り扱いをしたいなって思って仕入れています。ただね、ESSENCEは〈ATTACHMENT〉とか〈MARKAWARE〉とか素材使いに力を入れたブランドが多いので、純粋にグラフィックが面白かったり、「楽しいファッション」っていうのが〈Hombre Nino〉にはあるのかなって思います

 

ーー 30代以降の人が着てもいいですもんね

 

北原 そうそう。それでいて〈Hectic〉とか裏原宿ってものを知らない10〜20代の人にとってみてもトレンド感を感じ取れるものだと思います

 

ーー しかも安いんですよね

 

北原 安いんですよ。どちらかと言うと。だから一枚Tシャツ欲しいとか、少しトレンドっぽさを足したいなって時はぜひ見てほしいなと思いますね。あとステッカーが付いてるんですよね。ここのブランドらしくて

 
 
 

 

ーー タグがステッカーになってる

 

北原 最近減っちゃったんですけど、タグのステッカーってやってるブランド結構あってね。昔は〈無印良品〉のペンケースにそういうステッカーよく貼ってましたね

 

ーー シンプルなやつ買ってカスタムするんですよね

 

北原 当時の雰囲気が感じられていいですね

 

ーー 今ならスマホになるのかな

 

北原 ブランドとしてはグラフィカルなもの以外にももちろんセットアップとか無地のアイテムもあるんですけど、ESSENCEにない部分を入れたいなということでグラフィック系のものをメインに入れています。ぜひ手にとってほしいです

 

ーー 他のブランドだとあまりやっていないカラーのアイテムもね

 
 
 
 
 


 
 

I

 
 

 

ーー うって変わって極めてシンプルな〈I〉のご紹介を。〈I.D.LAND COMPANY〉がやっている

 

北原 〈1LDK〉というね、めちゃくちゃ有名なお店がね

 

※1LDK…クリエイティブディレクター南貴之さんがディレクションした中目黒のセレクトショップ。「日常の中の非日常」をコンセプトにし、洋服以外の生活用品なども揃え「ライフスタイル型」の先駆けとも言われる現在の雛形を作った。〈I.D.LAND COMPANY〉が展開。

 

ーー 我々がよく行く中目黒にある

 

北原 ショップがありまして。そこから生まれたショールームの〈I.D.LAND COMPANY〉が取り扱っている〈I〉。ちなみにウィメンズラインは〈MY〉っていうのがあります

 

ーー ロゴにはアンダーバーも付いてるやつですね

 

北原 〈1LDK〉から派生したブランドだけあって…なんていうんだろう、言葉が見つからないけど「デイリーウェア感」がしっかりしている。デザイナーの玉木(竜二郎)さんは、やっぱり服が好きな人で毎回細かいところまで説明してくれるんです。ワンマイルウェアとかデイリーウェアっていうニュアンスのものなんですけど、シンプルなのに細かくこだわっているんですよね。これもESSENCEにはちょっとなかった路線だったかもしれません

 

ーー そうですね、素材にフォーカスが強いというよりは、形や着た時の生地の流れなんかをよく見ている感じがします

 

北原 〈ATTACHMENT〉とか〈MARKAWARE〉とか〈CURLY〉とかもシンプルさが魅力なんですが、〈I〉は少しだけギミックがあるんですよね。少しの違いなんですけど結構違います

 

ーー そしてありがたいことに人気ですね

 

北原 予想以上に好評ですね。特にお店に来てもらって触ってもらったりすると画面からは伝わりきらない部分がよく分かると思います

 
 
 

 

 

ーー アウトプットされてくる洋服はシンプルなんですけど、やってることはオタクですよね。そこが〈1LDK〉っぽさを感じます

 

北原 そう、めちゃくちゃオタクですね

 

ーー それでいて主張はしない

 

北原 持っている人の満足度はかなり高いと思いますけど、他人にはパッとは分からない

 

ーー 分かる人に分かってもらえる優越感ってありますよね

 

北原 そうそう。インスタグラムで分かる良さとはまたちょっと違ってる気がしますね。サイズ感はゆとりをもったものが多いので30オーバーの人でも着やすいですよ

 

ーー そうですね、層は広いですね

 

北原 あと「これ、この素材なの!?」みたいな使い方してきたり。使っている人の生活の一部になるような

 
 
 

 

ーー 価格は少し控えめですね

 

北原 ESSENCEの中で言うとアベレージよりやや低めですね

 

ーー 若干ですね

 

北原 次の秋冬も素敵なものが実は結構ありますね。世の中がこうなる直前に展示会で見てきました

 

ーー 出張のタイミング的にはギリギリでしたね…。それこそ分かる人にしか分からないところですけど、〈1LDK〉や〈I〉のやっていることって、実は今ファッションの中でトレンドの先端にあるひとつを担ってる感じがしますね

 

北原 あのー…伝わるか本当に微妙なところですけど、トレンドなんですよねすごく

 

ーー ストリートとは違うクラスターがありますね

 

北原 トレンドは波がありますけど、そうじゃないトレンドの先端なんですよ

 

ーー ここ分かってくれる人は本当にオタクだなって思います

 

北原 分かりやすいトレンドの先端と違うところにある。デイリーユースなトレンドもあるわけで、そのトップって感じで素晴らしいですよ。あとスタッフ受けが良いね(笑)

 

ーー 女子ウケもいいかもですね

 

北原 たしかにいいですね

 
 
 
 
 


 
 

NOTIVE / CANTERA

 
 

 

ーー 続きまして〈NOTIVE / CANTERA〉
 

北原 これね…これ説明するの難しいんですよね。最初〈CANTERA〉っていうカバンとか小物のブランドがあって、〈NOTIVE〉ってブランドとコラボで商品作ったら非常に好評だったことから〈NOTIVE / CANTERA〉って名義に変えて始まったんですけれども。ESSENCEの中ではコスパで考えるとかなり安いんじゃないかな。バッグは1万円後半から2万円くらいで買えるんですけど、防水とかバックルとか機能面が充実してる中でもお手頃です

 

ーー メインはバッグの展開なんですけれど、今回はテーブルに乗るウォレットを用意しています。見た目がかなりミニマルなデザインで、大人っぽいきれいな印象がありますね

 

北原 このシリーズはちょっと表面をコーティングを施した素材なんですよね

 

ーー ラバーっぽいというか

 

北原 そうラバーっぽい

 

ーー 一応牛革らしいです

 

北原 シワとかがほとんどつかないんですよ

 

ーー …たしかに

 

北原 シワがつかないし、手汗とかで変色しそうにない。でもマットな質感は安っぽくもない。経年変化を楽しめる革と違って、長く使っても見た目の変化がそんなに出ない

 

ーー 大きさもいい感じですね

 

北原 そう、キャッシュレス化が進んでいる中ではこれくらい薄くてコンパクトなものっていいですよね

 

ーー 小さいカバンにも入れやすい

 
 
 

 

北原 このウォレット【HALFA CDL パース】はインスタグラムかなにかで見たけどIQOS入れにしている人もいるみたい

 

ーー なるほど

 

北原 これ入るのかな

 

ーー 多分入るんじゃないですか?

 

北原 そういう小物入れにしてみてもいいと思います。デニムのポケットにも収まりが良さそうですし。新調したいなって思っている人がいたら候補に入れていただければ。値段はちょっと安めです。かといって品質は悪いわけではないのでご安心いただきたいですね

 
 
 

 

ーー 箱もかわいいんですよね

 

北原 箱もそう!かわいいんですよ。全く知らなかったんですけど

 

ーー ギフトとかでもプライスもパッケージもオススメですね

 

北原 どうやらシーズンカラーなるものがあるらしいので、新色が定番品に追加されたり、もちろん新型も出ると思いますので引き続き注目してください

 
 
 
 
 


 
 

WIND AND SEA

 
 

 

ーー それでは最後に〈WIND AND SEA〉です。ES-WEBでは消化率がほぼ100%という驚異的な数字が出ています

 

北原 そうですね(笑)ありがたいことに僕らのところで取り扱えることになりまして

 

ーー 言い方乱暴ですけどよく新潟で手がついていなかったなと(笑)

 

北原 (笑)オファーはあったんだと思うんですけど(笑)色々ご縁がありまして、2020のスプリングコレクションからスタートしています。スタイリストの熊谷隆志さんが2018年くらいに始めたブランドですね。雑誌のメンズノンノとかスマートとかでよく見た人でもありますね

 

ーー 見ない日はないってくらい

 

北原 そうですね、熊谷さん、伊賀(大介)さん、野口(強)さんとかは本当によく見ましたね

 

※伊賀大介…スタイリスト。もともと熊谷隆志さんに師事しその後に独立した経緯をもつ。90年代はSmartを始めとしたメンズファッション誌の常連。その他、椎名林檎さんやDAOKOさんなどのスタイリストを担当。妻は女優の麻生久美子さん。

 

※野口強…スタイリスト。伊賀さん同様90年代以降のメンズファッション業界には欠かせない存在の一人。木村拓哉さんのスタイリストも担当。通称「キムタク着」は野口さんの力によるものが大きい。現在は本業の他、デニムパンツを中心としたブランド〈MINDENIM〉を展開。

 

ーー 皆さん今も超第一線で活躍されている顔ぶれで

 
 
 

 

北原 話を戻すと熊谷さんが「もう一度ちゃんとTシャツ作りたい」ってところから〈WIND AND SEA〉は始まっていて

 

ーー 海が好きなんですよね

 

北原 そう、海が好きでサーフィンとか好きで。あと旅も好きで。メキシコとかね。スタイリストが始めるブランドって…こう言うとなんですけど…

 

ーー …長続きしない

 

北原 人気出ないことが多いですよね。餅は餅屋というかね、やっぱりしっかりしたブランドにはなりづらい。でも熊谷さんのブランドってちゃんとしてるんですよね

 

ーー 上手ですよね

 

北原 あとは木村拓哉さんとかが

 

ーー 著名人のファンが多い

 

北原 そう。広告塔とかではなく、純粋に好きで着てて、SNSにアップしたりして

 

ーー 木村さんの場合は〈GDC〉からの付き合いになるんですかね。昔見たような

 

※GDC…1998年に熊谷隆志さんが立ち上げたファッションブランド。前身は〈GRAND CANYON〉。当時でもスタイリストがブランドを立ち上げるのは珍しかった。現在はディレクションを退いている。

 

北原 そうですね。スタイリストもやっていましたしね。あとは新木優子さんとか。メンズの洋服として展開していると言っても女性ファンも多くて

 

ーー 女性の注文も多いですね

 

北原 今最も勢いのあるブランドのひとつじゃないですか?

 

ーー そうですね…びっくりするくらいの人気

 

北原 並びが出るブランドって今は数えるくらいしかないですからね

 

ーー そうですね

 

北原 例えばレアモデルとかならあると思いますけど

 

ーー 〈SUPREME〉とか〈NIKE〉の限定モデルとかね

 

※SUPREME…1994年、ジェームズ・ジェビアがが立ち上げたアメリカのスケーターブランド。スケートカルチャー以外にもヒップホップやパンクなどの背景をもち裏原宿にもお店を構える、日本にも縁の深いブランド。ルイ・ヴィトンとのコラボレーションが業界全体に影響をもたらした。

 

北原 あとなんだろうな…

 

ーー ポップアップでやっているようなブランドですかね。〈Girl’s Don’t Cry〉とか〈Youth Loser〉とか。あと〈スタイリスト私物〉とか

 

※Girl’s Don’t Cry…グラフィックアーティストのVELDYさんが、自身の奥様に向けたメッセージが人気となったブランド。特定の店はもたず、ポップアップショップでのみ展開。この他、〈WASTED YOUTH〉という自分の青春時代の思いを表現したブランドや、デザインユニット〈VK DESIGN WORKS〉としても活動している。

 

※Youth Loser…デザイナーKEIさんがスタートしたブランド。当初は〈UNIQLO〉のサービス「UTme!」を使っていたが現在はオンライストアとポップアップショップでのみ展開しており、KEIさんの生まれ年である「1997」のロゴが人気を博す。

 

※スタイリスト私物…スタイリストの山本康一郎さんが自分の愛用しているものに「常連のわがまま」と称して少しだけ手を加えた、コラボレーションのみで展開するプロジェクト。そのほとんどが既製品のアレンジで、新型は極めて少ない。名前は雑誌に書かれたかっこつけた表現のアイロニー。

 
 
 

 

北原 ああそうですね。そういうブランドとかと一緒な盛り上がりですね。今は状況的に並んだりはできないですけど、ちょっと前の展示会で熊谷さんとお話ができた時に「毎週並んでくれて本当にありがたい」と仰っていました

 

ーー 〈WIND AND SEA〉は普通にコレクションブランドですからね、そういう意味では本当に珍しいですね

 

北原 やっぱりプリントTシャツとかが人気のブランドなんですけど、発売して30分から1時間、早くて数分で完売する状況。デザインがちょうどいいし、プライスがお手頃

 

ーー コレクションブランドとしてはかなり安いですね

 

北原 これはね、すごい。だからみんな買いたくなる

 

ーー 揃えたくなりますもんね

 

北原 ですね。Tシャツも高くても7〜8,000円くらい。願わくばうちでもコラボモノが入ると良いなと思うんですけど、現段階では直営のオンラインストアと中目黒の直営店にちょっとあるのかな?それくらいでしか手に入らないので

 

ーー 問い合わせはいっぱいいただくんですけど、コラボアイテムの卸はやっていないんですよね

 

北原 していないそうです。いつかやったら…

 

ーー その時はしっかりアナウンスしますので(笑)

 

北原 結構面白いブランドとやるんですよね。〈NEIGHBORHOOD〉とのコラボは「らしいな」と思いましたけど

 

※NEIGHBORHOOD…1994年に滝沢伸介さんが立ち上げたブランド。モーターサイクルやミリタリーなどの要素が強く、男らしくソリッドなデザインが特徴で、裏原宿の代表ブランドとして90年代から現在に至るまで第一線で人気が続いている。同社が展開しているブランドに〈WTAPS〉がある。

 

ーー 〈LIMI feu〉は意外でしたね

 

※LIMI feu…〈Yohji Yamamoto〉を手掛ける山本耀司さんの娘、山本里美さんが展開するモードブランド。2000年にスタート。〈Yohji Yamamoto〉同様にブラックを基調としたミニマルなデザインが特徴だが、女性の美しさや強さを際立たせるカッティングに定評がある。

 

北原 僕はアレ買いました

 

ーー 買えました?

 

北原 〈LIMI feu〉の方のオンラインストア(「THE SHOP」…Yohji Yamamotoの通販サイト)をたまたま見ていたらリストックしてて

 

ーー いいなあ

 

北原 本当に偶然でした

 
 
 

 

ーー その…人選というか、コラボレーションの相手の選び方とかすごい上手ですね

 

北原 そこのディレクションはすごい気を配っているそうです。「どうしたらお客様が喜ぶか」を基準に考えているそうです。これからもいろいろ…なんか…仕掛けてるそうです(笑)

 

ーー でしょうね(笑)それは聞かなくてもだいたい分かる(笑)

 

北原 「すぐできる」ものと「しばらく時間がかかる」ものがあるらしいんですけど

 

ーー それは…大きなものが控えてそうですね

 

北原 勝手なこと言ったら怒られるかもしれないけど「しばらく時間がかかる」系は日本のブランドじゃないやつだと思う(笑)

 

ーー 契約に時間がかかる

 

北原 そうですね。近々のデリバリーの話をすると、この後入ってくるのは熊谷さんがメキシコで撮った写真のTシャツ

 
 
 

 

ーー 熊谷さんは写真家でもありますからね。写真の雰囲気がすごく良いんですよね。あれ良いですね

 

北原 「SEA」って入ったものが人気がすごいんですけどね、フォトTEEも注目してほしいですね

 

ーー あとは…5月から夏のコレクションが始まりますね

 

北原 5〜7月がサマーコレクションで

 

ーー 年4回のコレクションなんですよね

 

北原 ユーザー的な目線で言うと毎月必ず発売があるんですよ

 

ーー 毎週のように発売がある

 

北原 そう。大体毎週ある。この単価だから頑張れるけど…買えない(笑)

 

ーー いつ何が来るか

 

北原 でも情報出さないんだよなぁ(笑)

 

ーー メーカーが出さないとうちも出せませんからね

 

北原 でも大体、発売する週の月火くらいに、オフィシャルインスタグラムで週末発売する商品の画像が出るのでそれを見ていただければ

 

ーー これくらいにしておきましょう

 
 
 


 

紹介した商品はES-WEBオンラインストアからご覧いただけます。

 
 

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