ミニマルで洗練されたアイテムを展開しているATTACHMENT。2021秋冬がスタートし、早々に秋冬アイテムが揃いつつあります。本特集ではリアルタイムで使えるアイテムを毎週ピックアップしてスタイリングを紹介していきます。

WEEK 10 – 12.11

W/Ca/He JACQUARD CLOTH SINGLE – BREASTED COAT

AC12-206

¥104,500(税込)

4ヶ月に渡り連載していた本特集も今回がラスト。最後を飾るのは往年のファンの方なら懐かしく感じるであろうグラデーションコートをご紹介します。 KAZUYUKI KUMAGAI 2017AWでも同様のグラデーションコートが展開されていましたが、それと比べると身幅・着丈ともに長めに設定。全体的にリラックス感のあるサイジングになっています。ノームコアが落ち着き、装飾性のあるアイテムが再燃してきていますが、そんな今だからこそ袖を通したくなるコートとなっています。
こちらのコートは、ウールカシミヤとウールヘンプの糸で織られたグラデーションジャガード素材を使用しています。ドライタッチなのでサラッとした着心地、そして見た目以上に軽量なので着疲れもしにくいでしょう。 オーバーサイズでありながらウエスト辺りはシェイプを効かせていたり、アームにクリースを設けることで視覚的にスッキリと見えるよう計算されているので、十分なゆとりはありつつも野暮ったく見えない、これまでに無い程よいバランスのコートに仕上がっています。
コートのグラデーションと合わせインナー・パンツを選んでみました。”使う色数を絞ること” “コートで使っている色に近いニュアンスの物と組み合わせること” の2点を意識するとスタイリングが組みやすいと思います。ボアフリースに極太のパンツというカジュアルなアイテムと合わせましたが、2つの点を意識したことで浮いて見えずグラデーションが活きてきます。さらに、ややハイネックに設定されたフリースとムートンブーツを合わせればカジュアルさを抑え品よくまとまりのあるスタイリングになります。   
続いては全体的にダークトーンでまとめたスタイリング。コートはブラックを、パンツはチャコールの物をチョイスし、こちらもグラデーションを作るように意識しました。コート自体裾にかけてグレーになっているのでチャコールのパンツと馴染みがよく一体感が増します。
そして、インナーはホワイトのスウェットで抜け感を演出。シューズとカラーを合わせることでスタイリングに軽さがプラスできるとともに引き締まって見えます。スウェットの下にはブラウンのカットソーでレイヤードを、首元に合わせた同色のストールは一気に季節感が出ますね。 このスタイリングのように要所要所で色を合わせてあげればまとまりが生まれるのでぜひお試しあれ。
最後はATTACHMENTらしくモードなスタイリングを。ホワイトベースのキレイなグラデーションを引き立たせるために、その他のアイテムはブラックで統一しました。レイヤードしているシャツコート・タートルネックはホワイトを選ぶことで重くなり過ぎないようにし、コートのカラーとの親和性を高めることで全体的に統一感が生まれます。
コート自体ドレープ感があるので、インナー・パンツ共にウールを使用して落ち感の強いアイテムで合わせました。似た生地感で合わせることで全体にまとまりが生まれます。そしてカットソー・パンツはウールらしく程よい光沢感があり品の良さをプラスしてくれます。ウールカットソーは薄手ですがタートルネックと合わせれば冬場のインナーとして最適。レイヤードしたくなるこの季節は着膨れしないように敢えて薄手のもの選ぶのもありです。さらにこのカットソーは、薄手ながらも保温性は折り紙付き。アウターを選ばず活躍してくれます。
レイヤードに使ったシャツコートは秋・春はシャツコートとして、冬場にはミドルレイヤーとして使える優秀なアイテム。真冬にはシャツコートの出番は少なくなってくると思いますが、ぜひアウターの下に忍ばせていただきたいですね。 そして、今年も残りわずかとなってきました。アウターが手放せない時期、シンプルなコートももちろん良いですが、少し装飾性があり今らしいサイジングのコートを取り入れて、いつもの冬とは違ったスタイリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
WEEK 9 – 11.26

CASHMERE BREND CLOTH 3LAYER ZIPUP HOODED COAT

AC12-257

¥97,900(税込)

気温が10度を下回る日も増え、いよいよ冬も本番です。今週はそんな冬に間違いなく重宝する機能的にアップデートされたフーデッドコートにフォーカスしてご紹介していきます。
ATTACHMENTの定番アイテムであるフーデッドコートは今もなお根強い人気があり、長らく定番コートとして展開されています。カシミヤ・ウールを混紡したニットフラノ 生地を採用、重厚感のある見た目とは裏腹に軽量で柔らかい生地感でライトな着心地も魅力の一つ。
上品な雰囲気漂うコートですが、フーデッドコートはカジュアルさも持ち合わせているのでスウェットやイージーパンツなんかとも好印象◎ 上質な素材を使っているフーデッドコートだからこそ、カジュアルすぎず品の良さを損なうことはありません。 インナーとコート、パンツとシューズをそれぞれ同色で合わせれば統一感もアップ。タートルネックを差し込むと一気に品よく見えるので、そこもスタイリングのポイントです。
このフーデッドコートは非常にミニマルで端正な顔つき、縫い目や余計な装飾を削ぎ落としているので上質な生地感や大ぶりなサイジングがより強調されます。身頃・アーム幅共にゆとりがあるので、今回使ったインナーのようなリラックス感のあるアイテムだって難なく着込めます。まだ余裕があるので、オーバーサイズでもっと生地の厚いスウェットやニットでも着膨れしたり袖通しが悪いなんて事にはならなそうです。
柔らかい雰囲気のコートにスウェットパンツがよく合いますね。様々なブランドからイージーに着れるアイテム展開が多いですが、スウェットパンツもまさにそれ。カジュアルさ・ドレスさを兼ね備えたフーデッドコートだからこそ浮いて見えず、良い抜け感を演出できます。
インナーもコート同様ウールを使用したアイテム。どちらもドレープが強く、優美な雰囲気のスタイリングに。インナー・パンツはダークトーンのものを選び落ち着きを、コート・レイヤードしたカットソー・シューズは近いニュアンスの明るい物を選ぶ事でスタイリングが引き締まると共にメリハリが生まれます。
最後はATTACHMENTらしくモードなスタイリングに。先程のベージュとは打って変わってブラックはまた印象がガラッと変わります。ブラックはモード感が増しソリッドな雰囲気になりますね。 全体的ブラックを基調としたスタイリング、同じくカシミヤ混のニットフラノカットソーと合わせれば保温性もバッチリ、新潟の厳しい寒さにも対応可能です。
そして、冒頭でも触れたコートのマイナーチェンジした点ですが、生地の裏面に”透湿防水シート”をボンディングしておりウールコートながら水に対する耐性を付与しています。天候が悪い日にもウールコートを楽しめますし、中の湿気を外に逃してくれる為着込んで汗ばむことも少なくない冬にはありがたい仕様となっています。
落ち感のあるコートなので、パンツもストンと落ちるシルエットの物をチョイスすれば縦のラインが強調されオーバーサイズのコートでもスタイルが悪く見えません。 さらにブーツと合わせればよりドレッシーでスラっとスタイルアップに繋がります。 トレンドの影響もありコート需要が高くなっているように感じます。ぜひこのフーデッドコートのようにいつだって気兼ねなく着れるコートで冬場のお出かけをお楽しみください。
WEEK 8 – 11.20

W/Ca DOUBLE FAVE BEAVER CLOTH COLLARLESS ZIPUP JACKET

AB12-201

¥86,900(税込)

11月も下旬に入りいよいよアウターが必要な時期になってきましたので、今週はカシミヤ・ウール混紡生地を使用した見た目にも暖かいブルゾンをご紹介致します。 ビーバー加工を施した、思わず触りたくなる滑らかな手触りの生地を2枚貼り合わせた、ATTACHMENTではお馴染みの”ダブルフェイス生地”を採用したブルゾン。 2枚の生地を貼り合わせているので保温性・防風性も非常に高くこれからの時期の強い味方になってくれる。そんなアイテムとなっています。
まずはパーカー・フリースパンツと合わせたカジュアルスタイル。インナーに使ったATTACHMENTのパーカーは身幅・アーム幅ともに広く取ったリラックスサイジングの大振りなアイテムですが、このブルゾンなら難なく着込めるので、ビックシルエットのインナーで悩む心配は無いですね。
こちらのブルゾンは裏地が無いので、柔らかく強いドレープ感がある為カジュアルスタイルでも品の良さを損ないません。また、パンツにもウールを使用した落ち感の強い上品なパンツをチョイス。こういった近いニュアンスのアイテム同士を組み合わせると、スタイリングで見たときにまとまりが生まれます。ブルゾンはベージュを選び季節感を、足元はパーカー・パンツどちらのカラーも取り入れたシューズで合わせれば統一感がぐっと増しますね。
続いてはATTACHMENTらしくモードライクにまとめてみました。シャツは冬場になると袖が通しづらくなってくると思いますが、タートルネックと合わせてぜひ冬場のインナーとしても着用していただきたいです。シャツはインナーとしてレイヤードしやすいので、これからの季節は差し色として使っていただいてもいいと思います。今回選んだシャツは後ろ身頃の着丈が長く短丈のブルゾンと好印象◎ シャツと合わせればよりドレスな雰囲気になりますし、スタイリングに動きが付きますね。
パンツはATTACHMENT大定番”バイカーパンツ”を。ボリュームのあるトップスに細身のパンツって定番の合わせですけどやっぱり格好いいです。 ブラックでまとめているので、シャツは中間色・タートルネックはホワイトの物を選び軽さをプラスし、柔らかい雰囲気に。 やや厚底のレザースリッポンは細身のパンツとも相性がよく、足がスラッと美脚効果も期待できます。先程のカジュアルスタイルとは一変して、モノトーンでまとめるとモードな雰囲気にもバッチリハマります。
最後は中間色を基調とし品良くまとめてみました。インナーもブルゾン同様ダブルフェイス生地のニット、こちらも防風性はお墨付きなので安心して越冬出来るでしょう。さらに今回の様にストールを巻けば完璧、首元を覆うだけで体温はグッと上がりますからストールは冬場に間違いなく重宝する予感。ニットと同色のストールを選べば馴染みも良く浮いて見える心配もありません。
パンツもウールを使用したとろみの強いイージースラックス。キレイな雰囲気は保ちつつもイージー仕様のこのパンツはスニーカーとも合いますね。もちろんレザーシューズでも良いですがスニーカーで合わせて抜け感を。こういった着崩し方が今っぽいですし、肩肘張らずに着れて丁度良いです。 新潟だと車に乗られる方が多いと思いますが、冬の寒さにも耐えうるこういったブルゾンがあると何かと重宝しそうです。しかもそれがカジュアルにもドレスなスタイリングにも万能に合わせられる物なら尚更ですよね。もう少しで冬本番、越冬も難なく出来るこのブルゾンをぜひ1度店頭にて試してみてください。
WEEK 7 – 11.12

WOOL GYABARDINE FLIGHT JACKET

AB12-207

¥60,500(税込)

今週は新型のフライトジャケットをご紹介いたします。ATTACHMENTではMA-1が定番として今尚根強い人気を誇っていますが、首元のチンストラップや袖口に設けられたベルト等デザイン性に富んだアイテム。ウール100%を使用したギャバジン生地を採用しており、耐久性の高さは折り紙付き。このジャケットのように、インナー次第で秋・冬・春まで活躍してくれる汎用性の高いアイテムが1つあると非常に便利です。
まずはパーカーと合わせたカジュアルなスタイリング。秋はパーカー1枚で凌げましたが、季節の変わり目はこういったインナーで調節が効く羽織物が特に重宝します。ATTACHMENTはモードライクなアイテム展開が多いですが、中間色を基調としたスタイリングであればカジュアルな印象にも。身幅も広く取ってあるジャケットなのでワイドパンツとの相性も抜群ですね。
インナーはTHEのパーカーを合わせています。シンプルなデザインながら、「パーカーならこうであって欲しい」要素をしっかり抑えており、色々なスタイリングに合わせやすいアイテムです。ジャケットの丈よりも若干長いのでレイヤードさせることで、フードの膨らみも相まって立体感のあるスタイリングに。袖はベルトで絞ることができ、普段より大きめのサイズを選んでいただいても、野暮ったくならずにオーバーシルエットのスタイリングを組むことができます。
ウールギャバジンのフライトジャケットは秋・冬・春と3シーズンに渡り活躍してくれるアイテム。良い意味でウール感がそこまで強くないので、今回は秋冬らしいローゲージのニットと合わせて季節感をプラスしました。ローゲージのニットは若干風を通すので、カットソーとレイヤードして防寒性を引き上げるとともにスタイリングに動きをつけることが出来ます。
パンツもニット同様に季節感をプラスするために、ウールを使用した起毛感のあるワイドパンツをチョイス。縮絨をかけることにより生地自体の密度が高くなることで防風性が増しているので、冬場には間違いなく活躍してくれる1本です。 また、フライトジャケットは元来カジュアルなアイテムですが、ウールギャバジンを採用することで上品さとカジュアルさを兼ね備えたアイテムになっています。だからこそカジュアルな印象のワイドパンツ・スニーカーや、品の良いニットなんかと合わせても全体がまとまって見えます。
最後は全体的にダークトーンでまとめてシックなスタイリングに。私自身ブラックのアイテムを着ることが多いのですが、そんな方にはぜひネイビーも取り入れていただきたいです。ネイビー・ブラックの合わせはキレイにグラデーションが作れますし、ブラックよりも軽さがあり上品な雰囲気が生まれます。重たく見えないようタートルネックはホワイトを選び、ブラックとホワイトのカラーウェイのシューズで色を合わせることで、一体感がグッと増して見えます。
上の2つのスタイリングではワイドパンツを合わせたので、最後はスッキリとしたパンツで合わせました。スキニーの様なタイトなパンツより今回合わせたような腰回りにボリュームがあるパンツの方が、オーバーサイズのジャケットとの馴染みが良いのでオススメです。また、このパンツは元々カーゴパンツをベースに作られており、フライトジャケット同様ミリタリー由来のアイテムなので相性の良さは言わずもがな。ニットやタートルネックで品の良さを補えばミリタリー臭くならずに合わせられます。何を着るべきか迷う時期。今回ご紹介したジャケットのように様々なスタイリングに馴染み、インナーで調節が効くジャケットがあると重宝することでしょう。
WEEK 6 – 10.15

COMPRESSED PONTE JERSEY TWO PLEATS TAPERED FIT EASY PANTS

AP12-246

¥25,300(税込)

気温がグッと低くなり秋物に袖が通しやすくなってきましたね。WEEK6ではATTACHMENTではお馴染みの”ポンチ素材”を使ったワイドテーパードパンツにフォーカスしていきたいと思います。 ポンチは所謂ジャージ素材の事で、ストレッチ性が高く、シワになりにくく、イージーケア性が魅力的です。ジャージではありますがハリ感が強く品があり、根強い人気を誇っているアイテムです。WEEK3でご紹介したジャケットとセットアップ可能。
パンツのシルエットはATTACHMENTでは定番のワイドテーパードパンツ。腰回りは膨らみがありリラックス感の強いパンツですが、裾にかけて強く絞りを効かせているので野暮ったさは皆無。細身・オーバーサイズのトップスどちらとも相性がよくスタイリングに困った時にこれを穿いていれば間違いない安心感のある名作アイテムです。
パンツはカーキグレーをチョイスしたので、ブラウンのストライプのシャツと合わせてアースカラーでまとめ季節感のあるスタイリングに。アースカラーは野暮ったく見えやすい組み合わせなので、ホワイトの割合が多いシャツと、シューズはホワイトの物を選びクリーン雰囲気に。 テーパードが効いているおかげで、大振りなシャツと合わせてもだらしない見え方にはなりませんね。オーバーサイズが主流になった今、間違いなく重宝するパンツと言えるでしょう。
続いてはパーカーにジャケットを合わせたカジュアルスタイル。羽織にはウールを100%使用したトラックジャケット、スポーティーさは残しつつもウールを使用したことで品のある質感・光沢感でカジュアルと上品さのバランスが絶妙なアイテム。
パンツはジャージ素材なのでこういったスポーティーな要素をリンクさせてスタイリングを組んでも好印象です◎ 1つ目のスタイリングのようにシャツ等ドレスなアイテムにも、パーカー・トラックジャケットのようなカジュアルなアイテムにも合わせられ、改めてこのパンツの汎用性の高さに驚きます。
こういったカジュアルなスタイリングを組む時に気をつけないといけないポイントは、品のあるアイテムを取り入れてあげること。落ち着きのある大人カジュアルなスタイルを作ることが出来ます。今回で言えばシューズがそれに当たります。レザーを使用した足袋型のシューズは品の良さとカジュアルさが同居しているアイテムなので今回のスタイリングにバッチリハマります。
パーカーとシューズのカラーを合わせて一体感もアップさせています。カジュアルなコーディネートの時は使う色数を抑えるのがベスト。あまりに多くの色数を使うと子供っぽくが見えてしまうので、そこを意識すればカジュアルなスタイリングも大人らしく昇華できます。
最後はATTACHMENTらしくモードなスタイリングに。今季のトレンドでもあるレザーアイテム、ATTACHMENTからリアルレザー・フェイクレザーどちらも展開がありますが、大振りなシルエットが今らしいフェイクレザーを使用したフライトジャケットと合わせました。身幅・アーム幅は広く取っているのでオーバーサイズのインナーも余裕で着込めるので、インナー次第で初冬まで活躍してくれそうです。オーバーサイズでフェイクレザーを使用したアイテムは生地に固さがあるため広がってボリュームがあるように見えやすいのですが、後身頃にタックを入れることで余計な膨らみを抑制させています。ATTACHMENTらしい野暮に見せないような気の利いた仕様がありがたいですね。
パンツとジャケットはブラックで合わせてシックでまとまりのある雰囲気に。ただ、ブラックを基調としたスタイリングでレザーも使っているとなると無骨さや重たさはどうしても出てしまうものなので、インナーはダークトーンの中間色を合わせ柔和な雰囲気に。オールブラックに近いスタイリングなので、グレーに限らずダークトーンのインナーを合わせれば浮いて見える心配もないでしょう。
さらにタートルネックのように襟の高い物を取り入れると上品な雰囲気をプラスできます。落ち着きのあるスタイリングがお好みの方であればタートルネックをぜひ取り入れてみてください、単純に首元を覆うことで体感温度も上がるので非常に実用的なアイテムでもあります。 プレーンで癖のない顔つきのパンツだからこそ、他ブランドや異素材のアイテムともしっかり馴染んでくれますね。また、このパンツは圧縮ポンチ素材のためやや厚地で防寒性が高い点も魅力の一つ。真夏以外は通年通して活躍してくれますし、どんなアイテムにも万能に合わせられる汎用性の高いパンツです。 ワードローブに1本あると重宝します。
WEEK 5 – 10.9

PE/RY DOUBLE CLOTH COLLARLESS COAT

AC12-209

¥46,200(税込)

10月に入り肌寒い日も増えてきました。だいぶ秋冬物が現実的になってきたので、week5ではライトなノーカラーのコートをピックアップしてご紹介。
今回ピックアップしたシャツコートは、2枚の生地を1枚に貼り合わせたダブルフェイス生地を使用していて防風性が高く、リラックスシルエットなのでインナーに厚みを持たせてあげることができます。本格的な冬アウターの出番が来るまで活躍してくれるでしょう。しかも、ウールなどの秋冬素材は使用していないので、スプリングコートとしても活躍してくれる非常に息の長いアイテムになります。
ノーカラーとタートルネックの組み合わせがこの秋冬は特におすすめです。品の良さをプラスするとともに、首元を覆うだけで体温もグッと上がるので見た目ももちろんですが実用的な組み合わせと言えます。スタイリングは2トーンで構成し一体感を保たせ、随所に覗かせたブラウンが季節感を演出してくれるよう、大人っぽい色合わせを意識しました。こういった色合わせをする際は、レイヤードやシューズなど所々で色味をリンクさせてあげると、浮いて見える心配もなくバランスの良いスタイリングが組めます。
続いてはパーカーと合わせたカジュアルスタイル。ノーカラーで首周りの高さが無いからこそパーカーとの組み合わせもしやすく、ドレッシーなスタイリングだけでなくカジュアルにも合わせられます◎ 全体的に明るめのトーンでニュアンスの近いカラーを使って合わせることで、まとまりが生まれます。また、カジュアルなアイテム同士の組み合わせだからこそクリーンなカラーを使用し、できる限り野暮ったさを抑えラフに見えないよう気をつけています。
パーカー・カットソーを着てもまだゆとりがあるので、もう少し厚地の物を着込んでも問題無さそうです。気温が25度前後の日は羽織としてパーカーを着て、もっと寒くなればそのままのスタイリングでシャツコートをバッと羽織るだけで様になります。
ボトムスには太さのあるベーシックな顔つきのチノパンを合わせました。センタークリースが設けてある点がポイントで、チノパンにカットソーとパーカというカジュアルな要素ですが、このセンタークリースのお陰で、上品な雰囲気を残しつつカジュアルダウンさせることができます。

ドレスにもカジュアルにも合わせられるこちらのシャツコートは他ブランドとの組み合わせもしやすく、改めてその汎用性の高さに驚かされます。
最後はATTACHMENTらしいモードなスタイリング。実はこのシャツコートはセットアップの展開があり、対になるパンツと合わせました。デザインはシンプルで、センタークリースが備えられたスラックスライクなパンツで通年通して着用できます。こちらのパンツもセットアップ以外でも様々なアイテムと合わせやすいアイテムです。

シャツコート・パンツ共にストンと落ちるようなシルエットなので、縦のラインが強調できスタイルアップも狙えます。さらにセンタークリースなのと、パンツとブーツを同色の物で合わせることで、脚長効果も期待できるのでより一層スマートな雰囲気になるようスタイリングを組んでいます。
インナーにはグラデーションが目を引くモヘア・ウール混のニットをチョイス。装飾性を削ぎ落としたシンプルな洋服が多い今、こういったデザイン性の高いアイテムに注目が集まってきています。このニットを取り入れるなら他のアイテムはシンプルにまとめるのがベスト。このニットは下に行くほどトーンが暗くなっているので、同じように羽織物やパンツもトーンを合わせてグラデーションを作ってあげるとスタイリングが組みやすいですよ。
ニットと合わせても着膨れしなかったので、ここにタートルネックを合わせたり、越冬するならこの上にさらに大振りなコートを合わせていただくのもおすすめです。秋・冬・春と3シーズン跨いで着用できますし、様々なスタイリングに馴染んでくれる汎用性の高いコートはきっとこれからの時期の心強い味方になってくれるはずです。
WEEK 4 – 10.2

MERCERIZATION JERSEY L/S T-SHIRT SERIES

AJ12-219

¥16,500(税込)

AJ12-220

¥22,000(税込)

AJ12-221

¥25,300(税込)

week4ではカットソーにフォーカスしたスタイリングをご紹介したいと思います。今回は 〈 MERCERIZATION(マーセル) 〉 加工を施したカートソーを3型ピックアップ。マーセル加工とは別名シルケット、シルキー加工と呼ばれる加工で、生地に絹のような光沢感を生む加工になります。上品な印象がプラスされ、綺麗なドレープ感がプラスされます。シルエットは身幅をやや広めに取り、肩を少し落とした”やりすぎていない”オーバーなシルエットで、カジュアルと上品な印象のバランスの取れたアイテムです。
まずは無地のカットソーを使用したスタイリング。〈I(アイ)〉のアノラックセットアップと合わせ、スポーティーなスタイリングに。綺麗な見た目でいて、目立った装飾がないATTACHMENTらしいミニマルでシンプルなデザインだからこそ、様々なブランドとの相性がいい点も嬉しい所◎ 度詰め仕様なので繰り返し洗濯をしてもヨレにくく、タフに長く愛用していただけるデイリーユースなアイテムです。
着丈はやや長めに設定されており、今回のスタイリングの様にレイヤードスタイルが作りやすいアイテムです。定番のMA-1やライダースジャケット・短丈のブルゾンなどと好印象なので、一枚でもサマになりますが、これから羽織物を着る時期になっても間違いなく重宝してくれる1着です。本日ご紹介する他2枚のカットソーもこちらの無地のアイテムがベースとなっていますので、好みに合わせて無地・柄をお選びください。
続いては先程のカットソーをベースに全体にスプレーダイを施し、バイカラー状に配色を重ねた一枚でも様になるカットソー。 近年はシンプルな洋服が増えたことがあり、装飾やデザイン性のあるアイテムが再注目されてきています。いきなりデザイン性の強いアイテムを取り入れることはハードルが高いですから、バイカラーのようなシンプルだけど遊びの効いたアイテムなら持ち合わせのアイテムとの組み合わせもイメージしやすいですよね。
先述の通り短丈のトラッカージャケットと合わせてみましたが、やはりレイヤードのバランスが絶妙ですね。下半身はブラックで統一、ジャケット・カットソーはベージュやグレーをチョイスし、スタイリングでみた時に重くなりすぎず柔和な雰囲気になるように意識しています。

いつの時代でもカッコよく着れる普遍的なスタイリングですが、バイカラーのカットソーや足元に足袋状のスニーカーなどを合わせることで今らしい雰囲気をプラスしています。 無地のカットソーが多い今だからこそ、こういったデザインの効いたカットソーを取り入れて新鮮なスタイリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
バイカラーのカットソー同様スプレーダイを施していますが、こちらはフロントにモード感のあるグラフィックをプリントしたタイプ。デザインが効いていますがコンパクトなプリントのため、収まりが良くインナーとしても程よいアクセントとして機能してくれます。また、バイカラーのカットソーと同じく、よく見てみると全体にスプレーダイの染色をしているおかげで随所にムラ感が生まれ、1枚でも雰囲気良く着用できます◎
ギミックの効いたブルゾンと合わせてモードな雰囲気のスタイリングに。カットソー自体インパクトのあるアイテムなので、こういったブルゾンと合わせる時は使う色数を絞ってあげるとゴチャつかずまとまりのあるスタイリングを組むことが出来ます。そして、ブラックを基調としたスタイリングなので、カットソーは中間色を使用したものを選び重さや固さを軽減。特徴のあるカットソーだからこそ、羽織り物・パンツはシンプルな物を選んだり、使う色を2~3色に収めるとスタイリングが組みやすいのでぜひお試しください。
WEEK 3 – 9.25

COMPRESSED PONTE JERSEY COLLARLESS BIG CARDIGAN

AG12-245

¥36,300(税込)

week3でご紹介するのは、ATTACHMENTでは定番生地のポンチを使ったカーディガン。カラーレスのジャケットのような綺麗な出立でゆったりとしたシルエットの絶妙なバランスは、ワードローブの丁度良い隙間を埋めてくれるアイテムです。
気温が下がり秋物がイメージしやすくなってきましたね。今週ご紹介するカーディガンは、ATTACHMENTでは定番のポンチ素材を使用。ストレッチ性が高い・シワになりづらい・ご家庭での洗濯が可能といった機能満載の素材です。所謂ジャージ素材をイメージしていただけると良いのですが、こちらは”圧縮”ポンチ素材のためやや厚地でハリが強いためラフな印象は一切なく気軽に大人っぽいスタイリングを楽しむことが出来るのでお出かけの際も気軽に袖を通せそうです。
まずは潔くセットアップで。リラックスシルエットのカーディガンはかしこまった印象が抑えられ、普段使いでも取り入れやすいですよね。インナーにこういったプリント物を差し込むことで程よくカジュアルダウンできフォーマルな印象を軽減、スニーカーでも良いですがレザースニーカーと合わせることでカジュアルさも持ち合わせながら品のあるスタイリングに。セットアップは1着あると便利ですよね、セットアップでも良し・バラして使っても良し。それが品よく着れて楽な着心地の物なら尚更です。
オーバーサイズのトップスに細身のパンツを合わせメリハリのあるスタイリングに。カーディガン単品で使う際は、パンツやインナーに近いカラーの物を合わせるとスタイリングが組みやすくなります。今回のようにダークトーンでまとめることで一体感が生まれ落ち着きのある雰囲気に。
パンツは化学繊維を使用した名作バイカーパンツを。いくつか展開のあるバイカーパンツの中でもスポーティーな顔つきなので、ポンチ素材のカーディガンとも好印象。足元にスニーカーを合わせれば今らしく、やりすぎていないスポーティースタイルを作ることができます。ATTACHMENTはモードとスポーティーを融合させるのが本当に上手なので、スニーカー需要が高い今こそこういったスタイリングで肩肘張らずにジャケパンスタイルを楽しんでいただきたいですね。
10月に入り気温が低くなってきたらこういった着合わせも良いですよね。カーディガン自体身幅・アーム幅もゆとりがあるので、重ね着をしても余計な膨らみができたり、ごわつく心配はありません。この上からコートを着れば難なく越冬出来ると思います。これからの時期にはインナーで体温調節が効くカーディガンは間違いなく重宝するはず。
オーバーサイズのカーディガンだからこそ、ゆとりのあるパンツと合わせてリラックス感のあるスタイリングでも◎ 今回合わせたマーカウェアのペグトップパンツは腰回りにゆとりこそありますがキツくテーパードを効かせているので、野暮ったさはなくスッキリとしたパンツ。腰回りに多少膨らみがあるパンツ(ワイドパンツとか)は、身幅が広めなカーディガンと合わせれば腰回りのボリュームが馴染み一体感がグッと増します。

タートルネックやスラックス調のパンツのおかげで上品な雰囲気な時は、足元はスニーカーを合わせて抜け感をプラス。カーディガン単品でも、使う色数を絞りまとまりを作ればスタイリングが組みやすくなりますよ。春秋には羽織として、冬場にはアウターのインナーとして活躍する汎用性の高い1着。ぜひお試しください。
WEEK 2 – 9.18

CO/RY STRETCH TWILL CURVE PANTS

AP12-234

¥27,500(税込)

week2でご紹介するのは、人間工学に基づいて作られたカーブパンツ。独特の湾曲した形状から生まれるシルエットは細身ながら着用時の快適性の高さが売りのアイテムです。生地には春夏に大人気だったコング2WAYアイテムと同様のものを使用しているため、横にも縦にも驚くほどよく伸びます。
往年のATTACHMENTユーザーの方は懐かしく感じるであろう”カーブパンツ”を使ったスタイリングです。 スキニーでありながらしっとりと伸びるようなストレッチ性を持ち、動きにくさは皆無。そして、元々湾曲したカーブシルエットを採用している為、膝の曲げ伸ばしもしやすく膝が出にくい点も魅力的です。
カーディガンのような軽めの羽織との相性が抜群です。落ち感のあるカーディガンと合わせる事で縦のラインが強調され、スマートな印象になると共にスタイルアップにも繋がります。また、今回使う色を2色に絞りました。全体の色数を抑え統一感を持たせることでスタイリングにまとまりが生まれるのでより、縦のラインがよりハッキリとしてきます。
続いてはATTACHMENTらしくMA-1と合わせてみました。リラックス感のあるトップスと細身のパンツは間違いない組み合わせです。レザーのMA-1は男らしさがありつつも、ミニマルに仕上げたデザインにより品のある顔つきに。上下ブラックを基調としたスタイリングなので、重たくなりすぎないようにインナーにはライトグレーを差し込み、軽く柔和な雰囲気になるようにしてみました。普段暗い色の洋服をよく着られる方は間違いなく重宝するカラーですので、持っておくと便利です。
そして、こちらのカーブパンツは先述の通り湾曲しているので、足を通すと前面に程よくシワが生まれるんですが、それがまたカッコいい。ワイドパンツがレギュラーアイテムになっている今だからこそ、細身のパンツも穿きたくなっている方も多いはず。 足元にはATTACHMENTのローカットシューズをチョイス。ソックスを覗かせることで軽さをプラスすることができます。細身好きの方はもちろん、細身のパンツを敬遠されていた方にもぜひ足を通していただきたいパンツですね。間違いなく感動していただけるはずです。
最後はワントーンに近い明るいスタイリングに。カーディガン同様、細身のパンツと着丈が長いシャツは好印象です。パンツはライトグレーをチョイス、ホワイトのシャツとグラーデーションを作ることでスタイリングに動きが生まれます。ホワイトの細身のパンツってキメすぎな雰囲気がするので、ライトグレーくらいが軽さも付与できて丁度良い塩梅なんです。
ホワイトだらけなのは少しハードルが高いので、インナーはベージュのニットを合わせることで大人っぽいカラーリングのコーディネートに。もう少し寒くなってきたらニットの下にタートルネックを仕込んで、より品よく合わせるのもオススメ。シャツやニットが品の良いアイテムなので、足元もレザーシューズで上品に合わせました。普通の革靴でも良いんですが、レザーを使用したスリッポンなら軽快で恰好が付きすぎないので、大人の休日はこれくらいがリアルだと思います。ワイドパンツがレギュラーアイテムとなった今こそ、細身のパンツを取り入れてスタイリングの変化を楽しんでいただけたらと思います。
WEEK 1 – 9.11

C/SI TYPEWRITER CLOTH L/S SHIRTS

AS12-216

¥30,800(税込)

week1でご紹介するのは、オーバーサイズのレギュラーカラーシャツ。 オーバーサイズのシルエットで仕上げており、ドロップした肩周りや長めの着丈がトレンド感を演出します。シンプルな無地シャツですが一枚でも着こなしのアクセントになります。
9月に入ったとはいっても寒暖差の激しいこの時期には、通年通して活躍してくれるシャツなんかが手に取りやすいと思います。 そこで今回はシルク・コットン混紡のオーバーサイズシャツをチョイス。きれいな顔つきのシャツではありますが、大きく肩を落としていたり、身幅を広く取っているからこそプライベートでも肩肘張らずに袖が通せるのが嬉しい所。
MARKAWAREのリラックス感のあるパンツと合わせました。上下ともにゆとりがあり今らしいスタイリングですが、どちらも光沢感やドレープ感があるので野暮ったさは皆無。私は”楽にカッコよく”着たいので、こういった野暮に見えないオーバーサイズのアイテムは非常に重宝します。また、パンツ・シューズは同系色のものを選ぶとスタイルアップにも繋がります。ワイドパンツを穿く際はぜひ試してみてください。
続いてはオーバーサイズのアイテムに細身のパンツを合わせたオーセンティックなスタイリング。スッキリとしたスタイリングがお好きな方はこういったメリハリのあるスタイリングならオーバーサイズのシャツを取り入れやすいように感じます。シャツは比翼仕立てにしておりATTACHMENTらしいミニマルさ・上品さを兼ね備えているので、大人の方にこそ手にとっていただきたいシャツですね。
個人的にこういったスタイリングを組む際は全体のバランスを取るためにのボリュームのあるシューズを選ぶように意識しています。今回合わせたATTACHMENT定番の”バイカーパンツ”は9分丈なのでシューズ選びも苦になりません。今回のようにハイカットシューズはもちろん、ローカットシューズと合わせてソックスを見せて軽さを演出しても◎ インナーも他のアイテムと色を合わせれば、統一感がぐっと増すのでお試しあれ。
最後は品のあるパンツと合わせてドレッシーなスタイリングに。 ATTACHMENTのセンタークリースパンツはポンチ素材を使用しており、高いストレッチ性・シワになりづらい・ご家庭で洗濯可能と3拍子揃った万能素材。ドレスな雰囲気を楽しみつつイージーケアで済む点が魅力的で、面倒くさがりな私にはありがたい仕様です。
足元にレザーシューズを合わせてよりドレスな印象を底上げ、カチッとすぎないようプリントが施されたカットソーで遊びをプラス。普通シャツにこういったパンツを合わせるとキメ過ぎな印象になりがちですが、リラックス感のあるシャツと合わせることで抜け感がありいい意味で力の抜けた丁度いい塩梅に。シャツの腕をまくったり、あえて洗いざらしでシワ感を楽しむのも良さそう。様々なスタイリングに馴染むこのシャツは即戦力として活躍しますし、コットンベースなのでぜひ通年通して着用を楽しんで欲しいですね。
ATTACHMENT