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New Balance M2002RHO

ショップスタッフ愛用者も多いスマッシュヒット作

2020年に登場して以来、多くの人々を魅了し続ける〈ニューバランス〉の2002R。2010年にMADE IN USAで展開した2002をベースにしアジアンメイドに変更したことでロープライス化に成功しながら、確実な実用性を保つことでスマッシュヒットし続ける〈ニューバランス〉のニュースタンダードです。

new balance / ニューバランス
M2002R HO
ITEM CODE:M2002RHO
¥16,280(税込)

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〈ニューバランス〉に求めるいなたさ

これはハッキリと「良い意味で」と言い切れるのですが、〈ニューバランス〉に求めるのは確かな履き心地といなたさの残る佇まいです。「おじさんが履いてそう」と言われても違和感がない(おじさんが可哀そう)、妙に垢抜けない切り替えのアッパーや配色、機能に関係なくあしらわれるサイドのNマーク、絶妙な色合いのカラーバリエーション。〈ニューバランス〉にハマり出した時、これら全てが愛らしく見えてくる魔法があるのです。
     
〈ニューバランス〉がここまで広く深く浸透したシーンは初めてだと思います。どちらかと言えば万人受けするようなスマートなデザインではなく、機能に沿い複雑性を伴った少し癖のあるアッパーやゴテゴテとしたミッドソールは抵抗のある人も少なからずいた印象でした。こうして広く深く浸透した背景を私はインスタグラムの影響だと考えています。「憧れていたあの人がいつも履いている理由があるんだ」と気づかせてくれたことが大きな理由なのではないでしょうか。そうなると、今まで見ていたものとは違った視点でスニーカーを見ることができるようになります。
     
さて、2002Rの話に戻りましょうか。 そもそも〈ニューバランス〉が大好きなクラスターにとってみると US/UKメイド > アジアンメイド という呪縛から離れることは難しかったのではないかと思います。ブランド側の力の入れ方も違いますし、実際の履き心地や革の質、デザインにおいて全てがMADEシリーズの方が上だからです。 2002Rはその垣根を超えた初めてのモデルだった気がします。アッパーのデザインは2002がベース、後の2040にも通じる「Nを中心に対流が起きたようなライン」を描くアッパー。アメリカで作っていたものをそっくりそのままベトナムに置き換えたといった印象で、製品精度がものすごく高く、〈ニューバランス〉の濃度を保った珍しいモデルになりました。
     
 
MADE IN USAじゃないからと舐めてはいけません。製品自体はコンセプトをしっかりともった完成度の高いモデルです。アッパーはピッグヌバックとメッシュという、いかにも〈ニューバランス〉な意匠で旧作である2002を踏襲しています。ソールユニットは860に採用されている「Nergy(エナジー)」「ABZORB(アブゾーブ)」「ACTEVA(アクティバ)」のトリオ編成です。アウトソールは摩耗に強い「N durance(エヌデュランス)」となっています。
    エナジー…ヒールに連なる特徴的な凹凸が外から分かるクッショニングシステム。高耐久性、高クッション性、高反発性が特徴。
    アブゾーブ…接地時の衝撃吸収率が100%に近いクッショニングシステムで、吸収した衝撃を次の歩き出しに変換する。
    アクティバ…ミッドソールに使われる軽量で耐久性に優れたクッショニング構造。
    エヌ デュランス…優れたグリップ性、高い耐摩耗性を実現し、ヒール部分の摩耗を抑える。
     
 
チャコールにも似たダークネイビー。落ち着きがあり、着ている洋服の許容範囲を広げてくれる色です。ソールは昨今のトレンドを思わせる、経年を再現した生成りカラーを採用。誰から見ても褒められる好配色モデルです。
発行日: 2022/06/17 〈 文=STAFF N 〉
 
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