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WAIR 2022AW 全商品解説(3/4)

 

 

普段の格好に羽織るだけで様変わりするコート

 

「スニーカーに合う服」を前提とした、シンプルで機能的かつトレンドをさりげなく押さえた展開が魅力的な〈WAIR(ウエア)〉。2022AWで投入されるアイテムを全てご紹介します。
今回は第3弾。ビジネスシーンから休日まで対応できる膝丈のコートと膝下丈のコートをピックアップ。

 
 

ウェブ:2022AWでリリースされているコートが2種類ありまして、ざっくり言うと丈と襟元の違いがありますよね

 

小野:どちらもオーバーサイズのシルエットなので、本当に好みで選んでもらっていいと思うんですけど、スタンダードが好きなら「NOWALL」、カジュアルめが好きなら「OFFLINE」って感じかなあ

 

ウェブ:あまり癖がないのでどちらを選んでもいいですよね

 

小野:そうですね。もう少し言うなら、メインで使ってるコートがある方なら、さらに気軽に使ってもらえるセカンドコートとして加えるのもいいですし、コートを持っていないという方にはデビューしやすいと思いますね

 


 

第1回 ベースボールキャップとロンT
第2回 スタンドカラージャケットとイージーリブパンツ
第3回 撥水するロングコートとハーフコート

第4回 ヴィンテージアメリカンなスウェットシリーズ

 
 


 

OFFLINE COAT PE/N/W LUMILET®︎ WOOL

 

WAIR
OFFLINE COAT PE/N/W LUMILET® WOOL
W225O-OLRF1
¥37,400

 

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ウェブ:まずはコートは2つあるうちのショートタイプの「OFFLINE」。膝上くらいの丈の方です

 

小野:いわゆるステンカラーコートですね。身幅や袖幅をしっかりとったゆとりのあるサイズ感が今っぽいです。ロングコートなんですけどボックスっぽいワイドめなシルエットも特徴ですね

 

ウェブ:生地のツヤのせいか真っ黒って感じもしませんが一応ブラックですね

 
 

 

小野:そうですね。「ルミレットウール」という機能素材で、〈東レ〉が作ってます。ポリエステルがメインですがウールが入ってナチュラルな質感に寄ってます。ほんのり起毛感のある感触です。メルトンやツイードみたいなああいう感じではないんですけど

 

ウェブ:黒いコートって結構シックになると思うんですけど、生地が軽い印象があって見た目はあまり重くないですね

 
 

 

小野:見た目もそうですが、重量的な意味合いでも軽いです。シワやドレープの出方も薄手の生地らしい軽やかさが見た目で分かりますね。一般的なウールのコートと違って洗えるっていうのも大きなアドバンテージではないでしょうか。しかもこれも撥水素材です

 

ウェブ:アウターが洗えるのは良いですよね。コートはしゃがんだり座ったりで裾が汚れやすかったりしますし、飲み会なんかで外食した時とかは「洗いたいなー」って思うことも結構ありますね

 

小野:適当に羽織って適当に洗って適当に乾かせるのって最強ですね。お子さんがいらっしゃる方ですとやっぱりいらっしゃらないよりは汚れやすいと思うので、そういう意味ではお出かけ用コートとしてかなり強力なアイテムになると思います

 
 

 


 

ウェブ:「OFFLINE」シリーズは〈ウエア〉の中ではアクティブ寄りのアイテムにつく名前ですけど、使い方としてはどうですか?

 

小野:もちろん「これ着て公園を走ってください」ってことではないんですけど、カジュアルに使うのは敷居が低いですよね。あまり気負わずにスウェットパンツとかイージーパンツとかを合わせて、その上に隠すように羽織る感覚で。フリースのセットアップとかの上にもいいですね。このコートたちも総裏でメッシュなので汗ばんでもベタつきやムレは防げます

 

ウェブ:いつぞやのコンテンツかブログかでも触れていましたが、スタイリストの山本康一郎さんや長谷川昭雄さんが今のメンズファッションにはかなりの影響力をもっていますよね。そういった方々の提唱するスタイリングですね

 

※山本康一郎…コラボレーションを中心に展開する〈スタイリスト私物〉主宰。CMや雑誌のスタイリングの他、自身がクリエイティブ・ディレクターでもある。
※長谷川昭雄…エディトリアルから作り込むスタイリスト。シティボーイやビッグシルエットなどの現時点でのメンズトレンドを作っている重要人物の一人。

 
 

 

小野:ですね。ひとくくりに「シティボーイ」と呼ぶのも変だとは思うんですけど、お二方ともその延長のスタイルを中心に置いていますよね。メンズファッションって自分たちもそうですけど「大人っぽい」とか「子供っぽい」とか年齢を軸に話をしたりするんですけど、シティボーイって別に大人っぽくないですよね。でも40代や50代でも無茶な感じがしないっていうのが大事なのかなと思いますね。提示しているご本人たちの年齢でもあるので、本当に居心地の良いリアルな着こなしって意味合いで捉えるといいと思うんですけど

 

ウェブ:メディアが「大人」とか「アダルト」とかのワードで見せるスタイルって「細身」という意味ではないけど結構シュッとしてますもんね。ああいうのが似合う人もいれば、さっき言ってもらったような格好が似合う人もいるってことですよね

 
 

 

小野:そうですね。今の潮流が出来上がる前までって、どうしても「大人っぽさ」こそが絶対的な正義って感覚が渦巻いてたというか。別にシティボーイが子供っぽいって言いたいんじゃなくて、そうして除外されてきたものの中にも大人が着ても良いってものもあるというか

 

ウェブ:難しいですけど、要はバランスなんでしょうかね…?サイジングや色や素材の組み合わせ次第ではなんとでもなるっていう。でもコート一枚あればそれこそなんとでもなりますよね

 

小野:こういう気軽なコートのいいところですね。スーツを着るような方だったり、雑誌で言えば「オーシャンズ」や「ウオモ」みたいなスタイルが好きな方でも難なく使えると思いますが、佐鯉くんには〈ユニバーサルプロダクツ〉のニットセットアップで合わせてもらっています。こういうワンマイル的なビジュアルにコートっていうのが自分は好きですね。袖は太いですし身幅も広いんで、最近のビッグシルエット系の洋服が全部収まるってのがホントに助かります

 
 
 


アウター:WAIR|OFFLINE COAT PE/N/W LUMILET® WOOL(サイズXL)
トップス:UNIVERSAL PRODUCTS.®|FELTED MERINO WOOL KNIT CARDIGAN(サイズ3)
ボトムス:UNIVERSAL PRODUCTS.®|FELTED MERINO WOOL KNIT PANTS(サイズ2)
シューズ:Reebok|CLUB C
スタッフ:身長171cm、体重54kg

 
 
 


 

NOWALL COAT PE/N/W LUMILET®︎ WOOL

 

WAIR
NOWALL COAT PE/N/W LUMILET® WOOL
W225O-NWRF1
¥44,000

 

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ウェブ:もう一つのコートは「NOWALL」です。「OFFLINE」よりクラシックで「NOWALL」のコンセプトでもあるようにオンオフを問わないオーソドックスなコートですね

 

小野:「OFFLINE」が膝丈だったのに対して、「NOWALL」はスネ丈のかなり大きいサイズ感ですね。デザインは普通にロングチェスターコートですがシルエットもあいまってモードっぽさも感じます

 
 

 

ウェブ:「OFFLINE」と生地は同じなんですけど、雰囲気は全然違いますね

 

小野:着用者の棲み分けは感じますね。もちろんどちらも「このシチュエーションでしか使えない」って感じではないんですけど、こっちはもっとフォーマルっぽい感じ。こういう大きさでもスーツに着ても違和感がなさそうですので、ビジネスマンにもおすすめしたいです。特に丈が長いとちょっとトレンディな感じがして良くないですか?

 

ウェブ:「東京ラブストーリー」とか…あと「愛という名のもとに」とか、90年代初頭のバブル後期なんかはジャケットも大きいですし、コートとかもバサッと大きいですよね。ああいうイメージなんですかね。なんかキラキラしてポジティブなマインドが溢れかえってるみたいな時期の。私は世代的に体験したことないんですけど

 


※東京ラブストーリー…1991年放送。柴田ふみ原作漫画を実写ドラマ化し社会現象になった。
※愛という名のもとに…1992年放送。野島伸司が描く社会風刺が刺激的なトレンディドラマ。

 

小野:そうですね、まあ自分もタイムリーじゃないですけど(笑) ああいうのが良いかなと

 
 

 

 

ウェブ:こちらのモデルだと襟が大きい分、襟をしっかり立たせるためのチンストラップが付いていましたね

 

小野:デザインも違いますが、それも大きな違いになってますね。わざわざ付属することの意味って「襟立ててください」って推奨してるってことですから、スタイルとしてもぜひ立ち襟で使ってみてほしいです

 

ウェブ:こうしたロングコートって前を開けて着るイメージが強いんですけど…

 
 

 

小野:大抵のシーンではそういった着方をするでしょうね。立ち襟で着ると、普段ロングコートを着ない人も結構自然に着られると思いますよ。チンストラップでまとめるとちょっとスポーティーになるっていうか。前回のスタンドカラージャケットもそうですし、アウトドア系のアウターもそうですけど多くがスタンドカラーじゃないですか。あの感覚で見えます

 

ウェブ:なるほど

 

小野:それから大きなコートならあまり身長や体型も気にならないので、女性にも選んでほしいなと思います

 

ウェブ:芯がなくて着心地が良いのは女性でも選びやすそうですね。これも裏地メッシュですし

 
 

 

小野:小ネタですがOFFLINE JACKETを立ち襟で着た時も重ねて立ち襟にできました。ナイロンジャケット&パンツと組んでもカッコイイです。女性ならスカートやワイドスタイルだけじゃなくリブタイツやレギンスといったスキニーなボトムスにヒールで足元引き締めたスタイルでも可愛いですね。とにかく振り幅が広いコートで、プライスもそこそこなのでかなり重宝しそうです

 

ウェブ:男性だったらいかがでしょうか?

 

小野:結構なんでも合いそうな感じはしますけどね。シャツとスリムパンツみたいなベーシックな格好もナチュラルですし、スウェットセットでも良いですし、前回、前々回の特集で紹介したライトめな格好とも成立します。佐鯉くんにアウトドアっぽい感じで組んでもらいました

 
 


 

ウェブ:防寒対策で考えればこうした中綿のインナーがあると使う時期が広がりますよね。デザイン的にドレッシーすぎないのもポイントかもしれません

 

小野:ここまで振り切らなくても普通に着て普通にカッコいいコートです。春も使えるので持っておくと重宝すると思います

 
 
 


アウター:WAIR|NOWALL COAT PE/N/W LUMILET® WOOL(サイズXL)
トップス:nonnative|TROOPER PUFF VEST POLY TAFFETA DICROS(サイズ1)
インナー:nonnative|DWELLER L/S TEE “BOWERY”(サイズ2)
ボトムス:nonnative|HIKER EASY PANTS POLY TAFFETA DICROS WITH GORE-TEX INFINIUM(サイズ1)
シューズ:New Balance|M1500PGL
スタッフ:身長171cm、体重54kg

 
 
 

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第1回 ベースボールキャップとロンT
第2回 スタンドカラージャケットとイージーリブパンツ
第3回 撥水するロングコートとハーフコート

第4回 ヴィンテージアメリカンなスウェットシリーズ

 
 


 
 

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