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WAIR 2022AW 全商品解説(4/4)

 

 

絶対に使えるスウェット群

 

「スニーカーに合う服」を前提とした、シンプルで機能的かつトレンドをさりげなく押さえた展開が魅力的な〈WAIR(ウエア)〉。2022AWで投入されるアイテムを全てご紹介します。
今回は連載最終回の第4弾。刺繍をポイントにしたメイド・イン・ジャパンのスウェットシリーズです。

 
 

ウェブ:全4回にわたってお送りしてきた〈ウエア〉のアイテム解説の最終回ですが、待ちに待ったスウェットシリーズです。私も買います

 

小野:良いですよね。〈ウエア〉が得意なギミックはないんですけど、かえって形と素材に凝ってる感じはあります

 

ウェブ:刺繍はTシャツにも採用されているテキストですね

 

小野:評判が良いデザインです。今後も定番化するんだろうと思います

 


 


第1回 ベースボールキャップとロンT
第2回 スタンドカラージャケットとイージーリブパンツ
第3回 撥水するロングコートとハーフコート
第4回 ヴィンテージアメリカンなスウェットシリーズ

 
 


 

OFFLINE CREW NECK PULLOVER COTTON SWEAT

 

WAIR
OFFLINE CREW NECK PULLOVER COTTON SWEAT
W226S-OL1
¥18,150

 

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ウェブ:最初にクルーネックのスウェットから。スウェット自体がブランド初の展開です

 

小野:今までのアイテムに比べてもストリートっぽさが出てますね。生地はアメリカンコットンを使ったヴィンテージスウェットっぽい質感の裏起毛です。これ良いんですよ

 

ウェブ:日本のスウェットだと柔らかさと滑らかさが際立つかなと思うんですけど、こちらはザラッとした手触りですね

 
 

 

小野:アメリカの古着とかにありそうな感じの乾いた感じというか。でも硬い感じではなくて、袖を通してみると分かるんですけど肉厚でふっくらして柔らかいんですよ

 

ウェブ:そうなんですよね

 

小野:ヴィンテージっぽさで言うとラグランスリーブのラインも古着を参考にしてる感じの縫い付けですね。全体の縫製に言えることなんですけど、表に縫い目がほとんど出ていないのでかなりモダンな雰囲気にはなってます

 
 

 

ウェブ:細かく見ると色々凝ってるんですね

 

小野:そうですね。他にも左袖のピスネームの位置が独特なんですけど、これも元ネタがちゃんとあるらしいです。自分は知らなかったですけど

 

ウェブ:アクセントになって可愛らしいです

 
 

 

小野:全体としては大きいですが、マスを狙いすぎないアプローチなのかなと思います。着てもらえるとすごくよく分かるはずです。このスウェットは敢えて一番大きなサイズを着てもらいました

 

ウェブ:スタイリングでは色の強い小物を使っていますね

 
 

 

小野:すごくオーソドックスなものなので、普通に着るのもいいんですけど、こういうのはキレイなアイテムを混ぜたいですね。上下は色合わせながらカラフルなものだったりでアクセントを与えるような色使いが良いと思いますね。こういう使い方はボディがブラックでもネイビーでもグレーでもいけます

 

ウェブ:ブラックとブラウンの取り合わせは他の特集の時にもありましたけど、秋冬な感じがしますね。ほんのりBB550もブラウン寄りの差し色があって

 
 

 

小野:バーガンディっぽい色ですかね。〈ニューバランス〉って正直「コレ」といったコートシューズはなかったと思うんですけど、BB550はバランスが良いですし、今旬なデザインですよね。こういうのがあるとすごくいろんなスタイルに広がります。こういうスタンダードな格好でも白いコートシューズを取り入れると品が良いです

 
 
 


トップス:WAIR|OFFLINE CREW NECK PULLOVER COTTON SWEAT(サイズXL)
ボトムス:nonnative|TROOPER 6P TROUSERS 03 W/N/P RIPSTOP CORDURA®(サイズ1)
シューズ:New Balance|BB550PWB
アクセサリー: MARKAWARE|ALPACA SCALF – BABY ALPACA
スタッフ:身長170cm、体重60kg

 
 
 


 

OFFLINE PULLOVER HOODIE COTTON SWEAT

 

WAIR
OFFLINE PULLOVER HOODIE COTTON SWEAT
W226S-OL2
¥19,800

 

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ウェブ:こちらはパーカです。今は「フーディー」って呼ぶ風潮があります

 

小野:どちらでもいいですけどね(笑) クルーネックと同じでギミックはなく、形が純粋に良いですよね

 
 

 

ウェブ:クルーネックとサイズ感は一緒ですけど、ゆるいシルエットという程度で極端に大きいわけではないですね

 

小野:ですので性別や年齢で考えなくてもいいと思います。ある程度トレンドが落ち着いて、極端なオーバーサイズに抵抗がある方の気持ちも否定できませんし、今のティーンとか20代前半だと細身のシルエットに触れずにきた人もいますよね。どなたから見てもある程度は腑に落ちる絶妙なシルエットではないでしょうか。大きく着たければ単純にサイズアップすれば問題ないです。このスタリングでは今度はLサイズを着てもらってます

 

ウェブ:トレンドとかにあまり関係のない昔からの洋服の普通さにも魅力はありますよね。〈ラッセル〉とか〈キャンバー〉とか。そういう雰囲気に近いですね


※ラッセルアスレティック…1902年創業の老舗アスレチックウェアメーカー。スウェットを発明したと言われる。
※キャンバー…1992年創業のアスレチックウェアメーカー。ブランドは30年ほどだが、工場としては1948年から稼働している。

 

小野:古着がこれだけ当たり前に浸透していると〈ラッセル〉なんかも若い方でも着ていると思うんですけど、アレも結構丸い形ですよね。ああいうのに近いですね

 
 

 

ウェブ:ちょっとかわいいです

 

小野:フードのカタチが良いんですよね。パーカって「フードが命」みたいなところあるじゃないですか。普段からフードを被る人だとなおさらそうだと思うんですけど、被っていない時の収まり方とかめちゃくちゃ大事ですよね。このパーカは生地の力もあってしっかりラインが残ります。首元の交差が結構深めなんですよね

 

ウェブ:ホントですね

 
 

 

小野:深すぎると苦しいんですけど、これはそうじゃないですね。ハトメがメタルになっていたり、ドローコードのチップがテープになってるのも昔のものっぽさがあって、細かいけどグッドです

 

ウェブ:良い意味でチープさも混ざってますね

 

小野:そうなんですよ。全部がリッチじゃないってところが普段のスタイリングには落とし込みやすさに繋がります

 

ウェブ:フードは被ってもあまりタイトにならないんですよね。凶気の桜みたいな

※凶気の桜…ヒキタクニオの小説、および窪塚洋介主演の映画。常に真っ白のフーディーを被って活動している。

 
 

 

小野:窪塚がカッコイイんですよね。フードにゆとりがあってキャップとかと重ねても圧迫感はあまりないのではないでしょうか

 

ウェブ:こう言ってはアレですけど、スタイリングはすごく普通ですね

 

小野:普通にパーカにデニムに〈ヴァンズ〉っていうのも良くないですか?普通なんだけど、やっぱり良いですよね、こういうの。スウェットとデニムパンツってご飯と味噌汁みたいな安定感はありますよね。結局はここに戻るみたいな

 
 
 


トップス:WAIR|OFFLINE PULLOVER HOODIE COTTON SWEAT(サイズL)
ボトムス:LENO|LOOSE TAPERED JEANS(サイズ30インチ)
シューズ:VANS|AUTHENTIC
スタッフ:身長170cm、体重60kg

 
 
 


 

OFFLINE EASY RIB PANTS RELAX TAPERED COTTON SWEAT

 

WAIR
OFFLINE EASY RIB PANTS RELAX TAPERED COTTON SWEAT
W226P-OLRT1
¥17,600

 

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ウェブ:今回の特集で最後の紹介はスウェットリブパンツです。これだけ刺繍なしですね

 

小野:定番?的にリリースされている「OFFLINE」シリーズのリブパンツなんですけど、素材変更したスウェット版ですね。シルエット自体はコーデュラナイロンのモデルとさして変わらないですが、生地が全然違うので穿いた時の印象は別物と思ってもらった方がいいです

 

ウェブコーデュラナイロンのタイプのリブパンツは、わりかし細身というか、そこまでダボッとルーズな印象がないシルエットですよね

 
 

 

小野:寸法上はあれとだいたい一緒ってことなんですけど、穿いてみると結構違いますよね。やっぱり生地の膨らみとかが影響してると思いますね。少し膨らみのあるカタチがまたいい感じです

 

ウェブ:あまり太いとハイカットスニーカーと合わせた時に野暮ったい印象になりますが、このパンツは膝下がスッキリしていてクッションが溜まった時も下品さがないですね

 
 

 

小野:そういうシルエットですよね

 

ウェブ:うちで言えば〈ナイキ〉エアフォース1 ミッドとか、〈コンバース〉のオールスターとか、〈tabito〉のリープトレイナーとか。今回まさに履いてもらってます

 

小野:ちょっと丸めのスニーカーも良いですよね。〈ニューバランス〉のBB550とか57/40なんかは間違いなく合いますし

 
 


 

ウェブ:スポーツメーカー系は大体合うと思うんですけど、やっぱり〈クラークス〉とかレザーシューズも良いですよね。リブパンツとローファーは前回も紹介しましたけど結構合いますね

 

小野:ローファーはシティボーイの流れもあってストリートとの親和性がありますよね。だからこうしたカジュアルなリブパンツみたいなものとも合わせるのかなとも思いますね。〈クラークス〉もそんな感じですよね。90年代にすごく流行った印象ですけど、〈ア・ベイシング・エイプ〉でもモカシンのシューズが出ていましたしね

※ア・ベイシング・エイプ…1993年に創業した日本のストリートブランド。「裏原宿」の代表格で、世界中で活躍するデザイナーたちに多大な影響を与えた。「モカシンのシューズ」は「マンハントシューズ」のこと。

 
 

 

ウェブ一時期の「スウェットパンツにはコレ」って決まった方程式が薄まって、もっといろんなシューズを選べるようになった感はありますね

 

小野:そうですね。もちろんスウェットパンツのシルエットがイケてないとできないんですけど

 

ウェブ:小野さんだったらトップスとかシューズは何を選びますか?

 
 

 

 

小野:自分ならロングコートを合わせたくなりますね。足元はさっきも言ったように〈タビト〉を使っています。こういう足首スッキリめのスウェットパンツはハイカットがすごく合うと思いますね

 
 
 


アウター:MARKAWARE|TRENCH COAT – ORGANIC WOOL SURVIVAL CLOTH(サイズ1)
インナー:WAIR|OFFLINE CREW NECK PULLOVER COTTON SWEAT(サイズL)
ボトムス:WAIR|OFFLINE EASY RIB PANTS RELAX TAPERED COTTON SWEAT(サイズM)
シューズ:tabito|Leap Trainer
スタッフ:身長170cm、体重60kg

 
 
 

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第1回 ベースボールキャップとロンT
第2回 スタンドカラージャケットとイージーリブパンツ
第3回 撥水するロングコートとハーフコート
第4回 ヴィンテージアメリカンなスウェットシリーズ

 
 


 
 

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