2024SS MARKAWARE Styling for Dressy
2024春夏 MARKAWARE & marka イベントレポートとオススメ紹介
【12月2日 - 12月3日】2024年春夏ブランド合同展示会開催
加賀美 健の世界観を落とし込んだ"ちょいサスティナブル"なブランド〈SEPARATE BATH & TOILET〉
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「春」を楽しむ大人の服選び

服の選び方は季節ごとに変わってくる。 気温の変化だけでなく、気持ちの変化も重要な要素。 風景を見に行ったり買い物に行ったり、目的によっても変わってくる。 今回は3つのシーンに分けて春のスタイリングの楽しさを綴っていく。

春は花見に行く機会が多い

3月中旬〜4月にかけて、新潟も桜のシーズンがやってくる。 新潟は冬になるとほんとに景色に色味が無くなるように感じる(それはそれでとても情景としては好きだけど)。 だから春になるにつれて、白いキャンバスにどんどん色が足されていくようなそんなワクワクがこの冬から春の季節の変わり目にはあって、休日を迎えるのがより楽しみだったりする。

それと、外の気温が少しずつ上がってきて、春服を着て出かけるのも楽しみの一つ。 自分にとって春のおしゃれは、部分的に春っぽさを感じられるカラーを取り入れること。 クローゼットに並ぶ冬アウターはダークトーンが増えていってしまうからこそ、春は明るいカラーを着たくなる。

今年はベージュカラーのアウターを選んでみた。 意外とベージュは着たことがなかったけど、凄く綺麗なカラーに一目惚れした。他の色と合わせやすいし、何より派手じゃないのにコーディネートに明るさを足してくれる。あと、ダークトーンが多かった冬から色物を着たくなる春との架け橋としてとてもちょうどいい。

春のコーディネートで難しいのは、朝晩寒いこと。その点このアウターなら安心。 生地には「HEAVY ALL WEATHER CLOTH」っていうコットン生地を使ってるから、名前の通り春風にも突然の雨にも対応してくれる。

春だからあまり重たく見せないようにしたいなと思い、今回はアウターの下に薄手のニットを選んだ。 和紙が入った生地でどこか爽やかな雰囲気がまた春っぽい。

足元は最近マイブームなニューバランス。 今日みたいな歩きながら過ごす日には疲れにくいからちょうどいいし、ビジュアル的にもおしゃれで好き。

一人でじっくり考える時間も好き

春と秋はなぜだか新しい服が欲しくなる。 「これが着たい!」って気持ちにさせてくれる服を見つけたいのだ。

一人の時はお昼すぎに目的地に到着し、いろんなショップを見て回った後、喫茶店で一息つきながら、見てきた服と今持ってる服との合わせを考える。この時間がたまらなく好きだ。

出かける目的によって着る服をなんとなく選んでいるが、服屋巡りの時は、やっぱり気合いが入る。 こういうスタイルが好きっていうのがお店の方に伝われば、それに合う服をおすすめしてくれるし、自分も気に入るパターンが多い。

好きな服と、あと季節感がわかるものを取り入れるのも忘れずに。

アウターは久々に着たいなと思い、選んだコーチジャケット。 このシンプルで上品な雰囲気がかっこいい。

ふと気づけば全身黒い服になっていることがあるので、トップスとパンツは違う色を選んでみた。 だからといって色を使いすぎてもよくない。親和性も大事なので、足元は黒いローファーでコーデに締まりを持たせた。

自分の中では、いつも以上におしゃれなスタイル。服屋に行く時はこれぐらいが丁度いい。 遠足前の子供みたいに、ワクワクしながら買う服を決めるのが何より楽しい。

飲み会は程よい息抜き

月に2回、夜に気の知れた友人や職場の人達とお酒を飲みにいくのが楽しみの一つ。 外出を控えなきゃいけなくなった時から、いつの日か旅行や観光、日中の外出は少しずつ減っていった。

とはいえ、仕事が中心の毎日では息の抜きする場がない。だからこそ、皆とわいわいするお酒の場はちょうどいい。 お休みの日は早めに行って次回使えそうなお店を探したり、来れる人で0次会をしている。

外出する場所や機会が限られていくと共に、洋服選びも変わっていった。 洋服は好きだし、見るのも、買うのも好きだけど、デザインだけでなく素材の質が良いものを選ぶようになった。 質の良いものはやはり長持ちするし、緻密にデザインされたシルエットはパッと着ておしゃれに見える。 そういった見えにくいところに価値を感じ始めると、いい年齢になっていっている実感が湧く。

今日着てるのは、シンプルなMA-1にデニム。 どちらも男性のファッションアイテムの定番だからこそ、いつ来ても古さを感じないところがいい。

MA-1に関しては、ザ・ミリタリーって感じがなく、ミニマルな洗練されたデザインと生地やジップの光沢感が上品。パッと羽織るだけで様になるのが好き。 飲み会に着ていくラフな場面だけじゃなく、ちゃんとおしゃれして出かけなきゃって時も、「これがあれば!」って思えるから安心して着れる。

デニムも細身でシュッと見えるんだけど、このnonnativeのデニムは適度にストレッチも効いているし、お尻周りがゆとりあって凄く穿きやすい。

ただ、最近の流行に左右されて選んだりもする。 今回は靴。SNSやホームページで観ていると、クラークスがまた流行っている。

昔は気にもとめてなかったけど、おしゃれだなと思う人達に限って、足元はクラークスだった。 スエードレザーで革も柔らかく、穿きやすい上に、手持ちのパンツに基本合う。

「「春」を楽しむ大人の服選び」

[モデル]
岡崎 ・・・ 身長170cmの60kg