ファッション好きから支持される、シェルアウターのスペックに迫る
アウトドアやアクティブなシーンで着用されていたシェルアウター。確かなファッション性と機能性を持ち合わせたアウターとして注目を集め、最近ではファッショナブルなアイテムとして街でもよく見かけるようになりました。そんなシェルアウターをファッション好きのスタッフが3つ厳選し、スタイリングとともにスペックや魅力をご紹介します。
ティラックのエボリューションジャケット
ハイスペックアウターと言ったら絶対に外せないのがティラックのエボリューションジャケット。超本格的、プロユース向けのアウターで、最上位のスペックを搭載しているとも言われています。そう言われる所以が使われている生地にあります。使用されているのはゴアテックスプロ。ゴアテックスにも色々種類がありますが、ゴアテックスプロは別格です。他のゴアテックスシリーズと比べると生地が厚いのですが、「軽さ」「動きやすさ」で遜色はありません。生地が厚い分、真冬の防寒着として機能します。
さらにゴアテックスの構造も特別なんです。ライトアウターとしてよく見るのが2重構造のパックライトと呼ばれるモデル。軽量で柔らかさがあるので、日常使いに適していますが、重ね着をしないと真冬は防寒としては心細い。その点、ゴアテックスプロは3重構造で外気の侵入をしっかり受け止めてくれるので、これ一枚の防御力がかなり高いです。
表地には強度のある生地を、 裏地には軽量で耐摩耗性と透湿性に優れた生地を使用しており、強度はゴアテックスの中でも最強レベル。さらに水の侵入も防げる仕様になっています。
風を防ぐときはゴアテックスウィンドプロ。水の侵入を防ぎたいという方はゴアテックスパックライトと、用途に合わせて選ぶことはできますが、結局のところ日常生活で求めるのは悪天候や、真冬の寒さに負けない、雨風どちらも防げる機能性。正直価格は他のゴアテックスより張りますが、スペックを考えるとゴアテックスプロをおすすめしたいです。確かな耐久性は10年先まで雨風から身を守ってくれることでしょう。
●スタイリングのポイント
ティラックのエボリューションジャケットのシルエットは横に細く、縦に長めになっているので 選ぶボトムスはスリムシルエットの方が相性がいいです。日常使いがメインということで、リアリティーがあるブラックのワントーンにまとめました。
ティラックのエボリューションジャケットのシルエットは横に細く、縦に長めになっているので 選ぶボトムスはスリムシルエットの方が相性がいいです。日常使いがメインということで、リアリティーがあるブラックのワントーンにまとめました。
ボトムス:nonnative|HIKER EASY PANTS N/PuTWILL STRETCH CORDURA(サイズ)
バッグ:BAICYCLON by bagjack|MEDIUM MESSENGER
シューズ:私物
スタッフ:身長170cm、体重60kg
ゴールドウィンのアクトローバージャケット
次に選ぶのがゴールドウィンのアクトローバージャケット。高機能素材と言えば、先ほども挙がったようにゴアテックスが有名ですが、パーテックスシールドという素材をご存知でしょうか?昨今ではアウトドアブランドを中心にアパレルブランドでもパーテックスシールドを使用したアイテムを見かけるようになりました。「防風性」「撥水性」「透湿性」の高さはもちろんですが、実際に着てみて実感するのが、「軽さ」。そして「通気性」の良さです。雨風を防ぐだけじゃない、動き続けても快適な着心地を維持できる理由が「軽さ」と「通気性」にあると感じました。
そしてパーテックススシールドの最大の特徴と言えば、生地のしなやかさと光沢感を抑えたナチュラルな風合いです。高スペック生地特有の、パリパリとした張りや、ナイロン特有のギラっとした光沢などがありません。そのため、アウトドアテイストに留まらず、デザイン性豊かで、日常使いに馴染むおしゃれなアイテムが非常に多いです。今回このアクトローバージャケットを選んだのも見た目のかっこよさがかなり決め手になっています。デザイン性、機能面どちらも譲れないなという方におすすめしたいです。
●スタイリングのポイント
アーバンアウトドアな雰囲気を持つアウターなので、それに合わせてスタイリング自体もコクーンっぽくなるように意識しました。 アウターは高いネックにお尻が隠れるくらいのミドル丈。選ぶボトムスはワイドかスリム、正直分かれますが、動きやすさとか実用性を重視したい思いが強いためスリムを選んでます。ボトムスの裾にはコードがついているので、コードを少しだけ絞りブーツと合わせると、いいバランス感が完成します。 ゆったりな部分ときゅっと締まる部分をうまく使い分けしながらスタイリングしてもらうと、おしゃれ感がアップします。
アーバンアウトドアな雰囲気を持つアウターなので、それに合わせてスタイリング自体もコクーンっぽくなるように意識しました。 アウターは高いネックにお尻が隠れるくらいのミドル丈。選ぶボトムスはワイドかスリム、正直分かれますが、動きやすさとか実用性を重視したい思いが強いためスリムを選んでます。ボトムスの裾にはコードがついているので、コードを少しだけ絞りブーツと合わせると、いいバランス感が完成します。 ゆったりな部分ときゅっと締まる部分をうまく使い分けしながらスタイリングしてもらうと、おしゃれ感がアップします。
ボトムス:nonnative|HIKER EASY PANTS N/PuTWILL STRETCH CORDURA(サイズ0)
シューズ:nonnative|TRAIL TRAINER BY DIEMME
スタッフ:身長170cm、体重60kg
ノンネイティブのハンタージャケット
3つめに選んだのはゴアテックスウィンドストッパーを使ったノンネイティブのハンタージャケット。ゴアテックスウィンドストッパーはその言葉通り、風を通しません。この高い防風性は12月〜2月の寒さが厳しくなる季節にかなり重宝します。風が体に当たると、体の熱であたためられた空気が飛ばされてしまい、肌に直接冷たい空気が当たります。風速が1メートル増すごとに体感温度は1℃下がると言われるほど。衣服への風の侵入を防ぐだけで、体温を内側で温存し、熱を逃さないため暖かく過ごすことができます。僕の住んでいる新潟は1年を通して風が強く、真冬は毎年吹雪と戦っています。なので防風性は絶対外せない機能なんです。
ゴアテックスウィンドストッパーのもうひとつの特徴が「着心地の良さ」です。ここまでしっかりとした防風性があると、気になってくるのは「蒸れ」問題ですよね。真冬でも意外と汗をかいていて、重ね着をして衣服の間に湿気が溜まり、不快に思った経験は誰しもがあると思います。ゴアテックスウィンドストッパーは防風性とセットで透湿性も優れているため、こもる湿気のみ外に排出してくれます。なので、アウターの中の温度は保ったまま快適な着心地が維持できるのです。さらにソフトでストレッチの効いた生地が体にフィットして着心地の良さを高めています。
防風性、着心地に優れたことはわかりましたが、気になるのが防水性。実際に防水の機能は持ち合わせていません。
しかし、実際には小雨程度は耐えられる、軽い撥水機能があります。万が一、生地が水を吸ってしまっても、速乾性にも優れた素材ですので、10分足らずで乾きます。防水性にそこまで拘らなくてもいいという方はこのゴアテックスウィンドストッパーがおすすめです。
●スタイリングのポイント
ハンティングジャケットとコーチジャケットのデザインを融合させている本アウター。デイリーユースしやすく、ボトムスとのセットアップの展開があったりとかなりファッション性が高いアイテムです。なので、余計なことはせずシンプルにセットアップで合わせました。シンプルなカラーリングでシルエットも日本人体型に相性がよく、着るだけでサマになるスタイリングが完成します。
ハンティングジャケットとコーチジャケットのデザインを融合させている本アウター。デイリーユースしやすく、ボトムスとのセットアップの展開があったりとかなりファッション性が高いアイテムです。なので、余計なことはせずシンプルにセットアップで合わせました。シンプルなカラーリングでシルエットも日本人体型に相性がよく、着るだけでサマになるスタイリングが完成します。
トップス:nonnative|DWELLER S/S TEE “ORDINARY”(サイズ2)
ボトムス:nonnative|HIKER EASY PANTS N/PuTWILL STRETCH CORDURA
シューズ:私物 スタッフ:身長170cm、体重60kg