【12月2日 - 12月3日】2024年春夏ブランド合同展示会開催
加賀美 健の世界観を落とし込んだ"ちょいサスティナブル"なブランド〈SEPARATE BATH & TOILET〉
この秋履きたいレザーシューズ3選
【Product Focus】ATON / エイトン SUVIN
秋のデニムスタイリング  〜3ブランドセットアップ比較!〜
UPDATE: 2014年11月02日

【Product Focus 8】 nonnative / ノンネイティブ OFFICER LACE UP BOOTS COW LEATHER by OFFICINE CREATIVE

 

pf8_NN-F2603_0

 

nonnative 商品一覧へ

 

この商品を見る

 
 
 

ES-WEBが自信をもってセレクトしているグッドプロダクトの、細かなディテールや品質の高さにフォーカスしご紹介していく「Product Focus」。
今回ご紹介するのはnonnativeのOFFICER LACE UP BOOTS COW LEATHER by OFFICINE CREATIVEです。

 
 

pf_tri

 
 

pf8_NN-F2603_1

nonnativeがここ数シーズン毎回のようにコラボレーションを続けているOFFICINE CREATIVE別注のブーツ。
オリジナルも健在ですが、REGALやNew Balanceなど品質の高いブランドとのダブルネームによるプロダクトの人気が高いですね。
OFFICINE CREATIVEもその一つ。イタリアにて1995年に設立。シューズメーカーとしては比較的若いブランドです。しかし既にトップクラスの高級ブランドの生産も行うなど、その実力は評価されています。
歴史は浅いのですが、さすがはイタリアの靴の聖地だけあって熟練の職人達を抱えたファクトリーです。
というのも、ブランドを立ち上げた会社は1968年に創業したDUCA DEL NORD社が元。ヨーロッパを代表するほどの老舗ファクトリーなのです。

 
 

pf_tri

 
 

pf8_NN-F2603_2

このモデルではオリジナルの木型を用い、日本人の足に合うように設定。ヨーロピアンなシャープなシルエットとは異なり適度に丸みを帯びたキャップトゥが特徴です。いやらしさのないトゥの反りがナチュラルな履き心地を生み出します。
外ハネの7ホールレースアップブーツというシンプルかつドレッシーな風貌は、スタイリングにおいてグッと引き締めてくれる存在感があります。
革にはイタリアンカウレザーを使用。OFFICINE CREATIVEが作っているブーツですから当然「MADE IN ITALY」ですし、レザーも現地のものを使っています。
OFFICINE CREATIVEのシューズの特徴の一つには必ず「ドラミング」という言葉が上がってきます。ドラミングは特殊なウォッシュ加工の後、木型に入れて数日感想させます。それから手作業によるブラッシングを行い、完成するというもの。ドラミングは素材やデザインなどの違いで数百パターンにも分けられ、そのこだわりは並ではありません。
完成したシューズは歴史を刻んできたかのようにユーズド感が生まれ、こなれた雰囲気に仕上がります。

 
 

pf_tri

 
 

pf8_NN-F2603_3

ライニング(内側)に黒いインクで各々のブランドロゴを刻印。ただプリントされただけでなく、エンボス(型押し)され立体的にロゴが刻まれます。
なんといってもシューズのロゴが入る一番目立つ箇所のインソールにnonnativeのロゴが大きく入っています。OFFICINE CREATIVEはnonnativeとコラボレーションするまでは一度もダブルネームとして名を連ねたことがありませんでした。職人的な立ち位置でOEMなどを手がけ、nonnativeとのコラボレーションでも主張は控えめです。

 
 

pf_tri

 
 

pf8_NN-F2603_4

アッパーに使われているパーツとパーツの縫い合わせにはトリプルステッチを採用。堅牢で重厚感の出るテイストに。ミリタリーブーツやワークブーツなど、丈夫さが求められるシューズにはよく使われます。
キャップトゥ(ストレートチップ)は革靴の中で最もフォーマルとされ、礼服やモーニングを着る際に使われるドレスシューズのディテールですが、トリプルステッチによるやや粗野な雰囲気がうまく中和してくれ、ドレスシーンからタウンユースまで幅広く使えるデザインとなっています。
よく見ると真ん中のステッチだけは糸が太いですね。主張しすぎない、さり気ないこだわり。

 
 

pf_tri

 
 

pf8_NN-F2603_5

ソールは先のドラミングによりユーズド感が出ています。コバの角は少し丸く削れていますね。色ムラも強く出ています。
革そのものは「履き込んだ」というほどダメージが出ておらず、傷も少ないです。ただ、一度洗いがかかった革ですので、ハリがあるのにとても柔らかく、足に気持良く馴染みます。履き込んでいけば更に良い味が増していくことでしょう。

 
 

pf_tri

 
 

pf8_NN-F2603_6

シューレースには細身の平紐を使っています。紐には蝋引きが施されたことで、締めあげた時のホールド感が強まります。さらには見た目にも艶が出て上品な顔つきになりますね。使い込んでいくと蝋がだんだんと薄まり、クタッとしたコットンの風合いが引き出されていきます。革だけじゃなくシューレースも経年変化が楽しみです。

 
 

pf_tri

 
 

pf8_NN-F2603_7

非常に存在感のあるアウトソールですが、外から見ても中から見ても縫い糸が見えています。コバには糸が見えていないことから、この靴が【マッケイ製法】で縫製されていることが分かります。
マッケイ製法はイタリアのシューズでよく見られる製法です。インソールとアウトソールを直接縫い付ける方法。これによりコバの張り出しが少なくスッキリとした靴に仕上がる他、屈曲性に優れて履き始めから履きやすく、軽量であることが特徴です。馴染むと足を包み込むようなフィット感が心地良い作りです。
アウトソールには加えて鋲を打ち込み強度を高めてありますね。レザーとラバーを巧みに使い分けた独特なデザインになっています。
ソール交換は多くはできませんが、可能です。

 
 

pf_tri

 
 

pf8_NN-F2603_8

アウトソールのヒール部分は完全にラバーです。OFFICINE CREATIVEオリジナルのソールにはロゴが入っていて、形状は馬の蹄にも似ています。
高級なブーツにはレザーのソールが使われていることも多くありますが、実際に街で使いたいとなると、ラバーが貼られていたほうが現実的です。アスファルトによる擦れ、雨などによる湿気、タイルによりスリップ。諸々を鑑みるに、特に目的がない場合、好みがない場合はグリップ力も摩擦力も耐久性も高いラバーが無難です。
nonnativeのユーザーのほぼ100%が街で暮らし、街で使うことを前提に購入する方でしょうから、ユーザーのニーズにもマッチしますね。

 
 

pf_tri

 
 

pf8_NN-F2603_9

陽の光を浴びると分かるきめ細やかな光沢感と、ドラミングによる色ムラ、深みのある革の魅力に気付かされます。履き込んでいくと指の付け根の辺りにシワが入り、自分だけの味になっていきます。
キャップトゥの特徴的なポイントとして、指先の部分はシワが生まれづらく、経年変化でより艷やかでドレッシーな風合いに変わっていきます。靴が歳をとっても上品さを失いません。

 
 

pf_tri

 
 

pf8_NN-F2603_10

履き口の部分は足首がシュッとくびれて細身に仕上がっています。革が柔らかくなっているので、自然なシワ感が生まれ絶妙なバランス。上品良い革、良い靴はシワが美しいのです。同じくnonnativeリブパンツなどに代表されるフルレングスよりも少し短く設定されたボトムスに抜群に雰囲気がマッチします。

 
 

pf_tri

 
 

pf8_NN-F2603_11

pf8_NN-F2603_12

置いてあるだけでもオーラのあるブーツです。
深い深いブラウンと、オールマイティなブラックの2色をご用意しています。
真夏以外は履いていて問題のないブーツ。たくさん履いてもらって革を育てていってもらいたいです。

 
 
 
 
 

BRAND: nonnative
NO: NN-F2603
ITEM: OFFICER LACE UP BOOTS COW LEATHER by OFFICINE CREATIVE
PRICE: 86,400 円

 

この商品を見る

 
 

pf_tri

 
 

ES-WEBでは他にもこんなシューズがあります。

 
 
 

pf8_NN-F2603_13

MARKAWAREらしいドレスとミリタリーの中間的な位置付けのブーツ。
1905年にアメリカで創業したHorween社の「Chromexcel」というレザーを使用。昨今よく使われているChromexcelは「コンビなめし」された革。牛脂・蜜蝋・魚脂など4種以上の油脂をブレンドした独自のオイルを使い、なめされた革です。
しっとりと柔らかく水に強いのが特徴。肉厚なレザーは油分をタップリと含み、耐久性も高いため、ガンガン履き込むことでどんどん味が出てきます。同タンナーで有名なコードバン。そちらは艶が非常に美しく世界的にも人気ですが、雨・雪に対する強さならChromexcel一択です。
また、履き続けると体温上昇などにより足が汗をかきますが、それも作用してくれて、水分を吸収することで革がやわらかくなってくれるのです。
木型にはクラシカルで佇まいのキレイなアメリカンラストを採用。
外側からは分かりませんが、爪先部分に樹脂製のコンポジットトゥキャップを内蔵。ワークブーツとしての安全性の高さも配慮しています。
MARKAWAREのこだわりが満載の、遊びのない「ホンキ靴」です。ちなみにグッドイヤーウェルト製法でオールソール(ソールの交換)が可能。

 

BRAND: MARKAWARE
NO: A14C-53BT01C
ITEM: SEMI DRESS WORK BOOTS – HORWEEN CHROMEXCEL
PRICE: 74,520 円

 

この商品を見る

 
 
 

pf8_NN-F2603_14

KAZUYUKI KUMAGAI、ATTACHMENTといったら靴。革靴です。モードファッションとして認知されて久しいブランドですが、ここの専売特許ともいえるのがブーツを始めとしたシューズ類。デニムの産地といえば岡山というように、靴の産地といったら浅草。その浅草の職人たちの手によってKAZUYUKI KUMAGAIのブーツは作られています。
革は名門GUIDIのものを使用。GUIDIはイタリアの超有名タンナー。1896年創業の100年以上続く老舗です。そんなGUIDIから「VITTELO FIORE」というレザーを採用。肉厚でオイルを含んだカーフレザーです。
履く前は鈍く黒光りして、部分的にはしろくムラがある表面が特徴なのですが、履き込むとびっくりするくらい艶が生まれます。トップメゾンに採用されるのも頷けるクオリティです。
このブーツのポイントは何より高いヒール。メンズのブーツとしてはかなり高く設定されたヒールは履いた人間の足を凄まじく美しく見せてくれます。
内側にYKK EXCELLAのサイドジップを搭載し、細くシュッと持ち上がる足首もシルエットを崩さず着用できます。
うちのマネージャーの清水も絶賛。もちろん購入し愛用しています。曰く「ココ最近で一番好き」。

 

BRAND: KAZUYUKI KUMAGAI
NO: KA42-016
ITEM: GUIDI VITTELO FIORE サイドZIPブーツ
PRICE: 86,400 円

 

この商品を見る

 
 
 

pf8_NN-F2603_15

パッと見シンプルですが、ユニークなデザインをとりいれたLounge Lizardのブーツ。
靴の外側から見るとサイドゴア、内側から見るとサイドジップになったデザインです。今年はさまざまなブランドのサイドゴアブーツを見かけますね。トレンドになっていると言って良いでしょう。
ゴアというのはマチのこと。伸縮性が高く、足首のシェイプを細くしておくことができます。狭い履き口でも履きやすくて見た目も良いことから、老若男女に愛されています。外から見るとクラシックなルックスなのですが、内側をサイドジップに変えたことで確実なホールド感と、履きやすさを向上させています。
元を辿ると1830年代、イギリスのヴィクトリア女王のために作られたとのこと。ルーツがルーツなだけにフォーマルなシーンで活躍できるブーツなのです。つまりスーツスタイルやジョッパーズパンツ、トラウザーズにピッタリとハマってくれるデザイン。トラッドな服装にもバチッと合います。
サイドゴアはゴムですから年を追うごとに伸びてしまうのですが、こちらはサイドジップですので、見た目はそのまま長くキープすることができるのです。ちなみにこのゴムは靴の修理屋さんで交換することもできるようです。
アウトソールには秋冬に嬉しいダイナイトソールを採用。丸いグリップが特徴。見たことある方も大勢いらっしゃるでしょう。イギリス生まれのこのソールは正式名称が存在し、「スタッデッドソール」といいます。鋲(スタッズ)を打ったような丸い凹凸の意味。グリップ力に優れ、弾力のバランスが足の着地と蹴り上げをサポート。
水を一切吸わないので、雨の日も滑りにくく、登山用にも使われてきた実績があります。
ギザギザした一般的なソールに比べて、泥をかきだしやすいのでメンテナンスも楽。キレイな状態を維持できます。
普段アスファルトを歩く現代人のライフスタイルにぴったりなソール。悪天候にも頼もしい一足です。

 

BRAND: Lounge Lizard
NO: 9171
ITEM: SIDE GORE ZIP BOOTS
PRICE: 46,440 円

 

この商品を見る

 
 
 
 
 

 

banner_nn_14aw