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UPDATE: 2014年11月22日

【Product Focus 9】 Lounge Lizard / ラウンジリザード STRETCHデニムジャケット SHAVING×PAINTING

 

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ES-WEBが自信をもってセレクトしているグッドプロダクトの、細かなディテールや品質の高さにフォーカスしご紹介していく「Product Focus」。
今回ご紹介するのはLounge LizardのSTRETCHデニムジャケット SHAVING×PAINTINGです。
たった今入荷してきたばかりのこの商品。語るに相応しい人間は、2015年春夏の展示会から帰ってきたばかりで疲れている、スタッフの北原くんを捕まえました(この特集は翌日に公開)。

 
 

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MEN’S JOKER誌面にて発表された今回のプロダクト。2001年に発売された、ペインティングを施したGジャンをモディファイし、この度復刻となりました。直営店のみで展開される特別なアイテムです。
3rdタイプと呼ばれるGジャンの形、特に胸ポケット下のV字が印象的です。Gジャンの形は様々にありますが、最も広く普及しているのは3rdでしょう。これだけ個性的な切り替えが定着し、定番になった例は数少ないでしょう。
ちなみにウィキペディアによれば、1stはキングオブデニムのリーバイスが製作。モデルとしては【506】。なんと1936年に誕生です。3rdは1962年発売の【557】がルーツとなっています。

 
 

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工一「出張帰りの疲れている時にすみません…」
北原「いいですよ(笑)僕も連絡もらえるまですっかり忘れてましたしね」
工一「じゃあ早速色々お話を伺いたいのですが…雑誌のメンズジョーカーさんの企画で復刻したんですよね」
北原「そうですね、メンズジョーカーさんが2014年で10周年だそうで、編集長がラウンジリザードに『何かできないか』と提案されたみたいですね」
工一「販売するつもりはなかったアイテムだったんですか?」
北原「いえ、メーカーはメーカーで直営店限定のアイテムを出す企画自体はあったみたいです。そこと合致したのが今回のGジャンです。ただ通常展開しているような生産量は当然なくて、限られた枚数だけとなっています」

 
 

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工一「それでこのGジャンなのですが2001年発売で、もう10年以上前のモデルですよね」
北原「ですね。13年前なんで、まだ新潟店もないです(笑)実物も見たことはないのですが、凄い人気だったみたいですね」
工一「今回企画したリバイバルモデルは全く同じものという認識でいいのですか?」
北原「いや、結構違いますよ。違うと言っても3rd(タイプ)で全く違うってわけじゃないですが、色々違いますね」
工一「具体的にはどんなところが変わっている点ですか?」
北原「特徴的なのはペインティングが変わりました。前のは色んな色でドリップしていたのでもう少しポップだったしカジュアルな印象だったものを、今回のは白と黒のドリップに変更しています。『現代風』にしたということですね。あとは白と黒のインクで作れるグレーも使っていますが、ボディがインディゴとブラックがあって、ドリップするとインクの色の印象が全然違って面白いです」

 
 

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北原「あとスナップボタンじゃないんですよね」
工一「そうだ!Gジャンはスナップのモデル多いですよね」
北原「そうなんすよ。前のモデルを復刻じゃないけど、あ、いやまあ復刻か。復刻させるにあたってこういうところはそのままにしてあるんですよね」
工一「スナップだと凄く今っぽい雰囲気というか、着脱しやすいし機能的ですけど、ホールのボタンになるとクラシックっていうかベーシックにGジャンっぽい見た目になりますね」
北原「そうですね。錆びた感じとかも古着っぽくて。あそうだ、いまちょうど3年前くらいのがあるんですよ」

 
 

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工一「これは北原さんがよく着ているヤツですね」
北原「ですね。愛用してるヤツです」
工一「こっちの印象強いなあ。北原さんが着ているからかな」
北原「そうかもしれないですね(笑)」
工一「並べてみると刻印とか形も結構違いますね」
北原「そうですね、スナップの方は台形型のように回りが傾斜しています。ホールの方はデニム製品によく使われるボタンの形ですね」
工一「小さな要素だけど、全然印象が違いますね」
北原「ですね」

 
 

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工一「近くで見るとロゴのフォント(書体)は一緒っぽく見えます」
北原「デニム系のアイテムに使用するブランドタグと同じロゴを使っているかもしれません」
工一「真鍮の錆びた感じは似ているけど、スナップの方はツルッとしていてシンプルですね」
北原「左(復刻)の方がどちらかと言えば『デニム』って感じがしますよね。ちなみにフロントだけじゃなくてポケットとかウエストのアジャスターにも同じボタンを使っています」

 
 

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北原「あと違うところって言ったら…どこだろう…もちろんアームホールや身幅は今年版に調整されているのですが、3rdの特徴であるV字の幅が違うとか」
工一「ホントだ」
北原「3年前の私物と比べると、ですけどね」
工一「ちょっと幅広めですね」
北原「そうですね。だから何って言われたらそれまでなんですけど(笑)」
工一「まあ(リーバイスの)オリジナルに近いのは復刻の方ですよね」
北原「3年前の私物は幅が細くて、現代風味というかシュッとした印象ですね。アレンジを加えた感じになっています」

 
 

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工一「最近人気のハイパワーストレッチを使ったモデルもありますが、今回のモデルもポリウレタンが入っています。2001年のもそうだったんですか?」
北原「いや確かメン100(コットン100%)だったと思いますね。ストレッチは今回で採用したんだと思います。なんせ着やすいですからね。見た目は全然そうは見えないんですけどね」
工一「よくあるツルッとしたデニムにならないですよね。ポリウレタン独特の質感というか」
北原「そうですよね。加工デニムだと特にそうですが、古着っぽい加工はかなりレベルが高いと思います」
工一「この生地をパッと見ても伸びるとは思えない」
北原「今回のはタテ落ちが凄く良いですし、凄く味わい深い色合いが表現できています」

 
 

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工一「デニムの裏を見るとベージュがかった生地なのが分かります」
北原「白い生地の方が一般的かもしれません。皆さんご存知のようにデニム生地というのはインディゴ染め、つまり染めて青くしているので、デニムを裏返すともとの色が分かりますよね。我々が穿いているデニムが色落ちすると白くなるのも、地肌が見え始めるってことなんで、このベージュのような生地を使うと表面のインディゴが白く退色せず、ベージュと混ざり合うような色味に変わっていきます。どこか土臭くて男らしい色です。ブラックデニムの方は裏側もブラックなんですけどね。退色すると、当然色は薄まります」

 
 

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工一「アタリやパッカリングも見事です。ラウンジリザードの加工は本当に凄いですね。この価格帯ではなかなかお目にかかれないくらいだと思うのですが」
北原「それはよく言われます。言われるのは大体メーカーの方からです。『どうしたらこの価格でこれだけのことができるんですか』に対して『企業努力です』といつもラウンジリザードからは回答をいただいています(笑)」
工一「この写真は肩の縫い合わせですが、表から見ると白いシマシマのように色が落ちています。裏を見れば当然チェーンステッチです」
北原「まあこの辺(チェーンステッチ)は特別なことではないんですけど、ガッチリとした雰囲気がでますよね。いかにも『ワークウェア』な。それにこういったデコボコとしたアタリが出るのも良いですよね。昔の人は意図してそうしたわけじゃないと思うけど、僕らはその雰囲気にヤラれるんですよね」

 
 

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北原「ザ・ラウンジリザードな使い方はやはりこういう感じです」
工一「Gジャンにブラックのスキニーに革靴は定番中の定番って感じがします」
北原「こういう格好が一番落ち着く(笑)」
工一「無難なのにカッコイイんですよね」
北原「GジャンはGジャンなんで、そんなに難しく考えずにサラッと使ってもらえたらいいですね。よく『何も気にしないで着てください』とかいうんですけど、ラウンジリザードの洋服って小難しく考えずに着て、それでもカッコイイ洋服なんですよ。そこが好きですね」
工一「なるほど、一理ある」
北原「散々語っておいてナンですが」
工一「確かに『かっこ良ければ全て良し』的な側面はありますね。軽薄な意味じゃなくて『ファッションてかっこ良くてナンボじゃん』みたいな境地ですよね」
北原「ある意味ロックですよね」

 
 

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北原「ダウンジャケットのインナーにも使えます。Vゾーンの存在感は半端ないです」
工一「Gジャンって普通はミドルレイヤーとしてはあまり一般的には使わないですよね」
北原「ESビルだと比較的やっている人もいますけどね。案外使えます。冬場だと厚手のミドルレイヤーを入れることでより暖かく着られます」
工一「正直、窮屈さというのはないでしょうか」
北原「もちろんカットソーやニットに比べて生地が肉厚でガチっとしているので、比較してもしようがないんですけど、ストレッチのお陰で大分使いやすいんですよ」
工一「へえぇ」
北原「襟を立てた方が首周りの窮屈さが解消されます」

 
 

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工一「コートに使うのも面白いですね」
北原「海外スナップとかで見る使い方ですね。ラウンジリザードのコートはドレスっぽい上品なアイテムが多いですが、そこにデニムというカジュアル要素が混ざって、垢抜けた印象になります。街でやってる人を見かけたら『おっ』って思っちゃいますよ」
工一「そういえば弊社マネージャーの清水も過去に提案していましたね」
北原「まあヨーロッパとかでは定番のスタイルみたいです」
工一「白シャツっていうのも清潔感があっていいですね」
北原「ぜひ試してほしいです。店頭でぜひ試着だけでも!」

 
 
 
 
 

BRAND: Lounge Lizard
NO: 5518
ITEM: STRETCHデニムジャケット SHAVING×PAINTING
PRICE: 36,720 円

 

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Lounge Lizardでは他にもこんなジャケットがあります。

 
 
 

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BRAND: Lounge Lizard
NO: 5523
ITEM: WOOL FLANNEL チェスターコート
PRICE: 57,240 円

 

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上の写真にもありましたが、ロングコートは今年春からも人気が高かったアイテム。
上品という言葉がピッタリな質の良いウールフランネルを使ったモデル。メルトンじゃなくフランネルということで、クタッと柔らかい質感。風の中颯爽となびかせて歩くのなんてカッコイイじゃないですか。結構長い着丈なんで、他の人とは違う雰囲気が出せそうです。Gジャンもぜひ合わせてみてください。その他タートルネックを合わせるのもやはりオススメです。
シンサレートを使い、薄手でも暖かさを維持してくれます。何気に機能的なコートです。

 
 
 

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BRAND: Lounge Lizard
NO: 5526
ITEM: P/N WEATHERフーデッドブルゾン
PRICE: 60,480 円

 

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こちらも先ほど写真でご紹介したヘビーアウター。
N-2Bをさらにシンプルにし、ラウンジリザードらしいエッセンスを取り入れたブルゾンです。中綿を入れてボリューミーになっていますが決して着膨れすることなくスッと着られるシルエットはさすがです。
袖や裾にリブを設け、風の侵入を防いでいます。見た目もややスポーティーなカジュアルよりの雰囲気です。締め付けすぎることがないので、リブの所でクタッと生地がたまりにくく美シルエットをキープ。ジャケットのアウターとしても良いですね。
フードのファーは着脱が可能。ラクーンファーを使っていて暖かさもあり高級感もあります。お好みで取り外して、シンプルなフードにしてもらっても構いません。
こちらにもシンサレートを使っています。

 
 
 

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BRAND: Lounge Lizard
NO: 5532
ITEM: 高密度SOFTTAFFETAダウンジャケット
PRICE: 58,320 円

 

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この度発売したばかり(この記事を書いているのは11月22日)のダウンジャケット。比翼を斜めに配置したソリッドなデザインが最大の特徴です。全て閉じれば高い防寒性を発揮しますし、首元だけ開いてラペルのように寝かせるのも印象が変わって面白いです。
しっとりと艶のあるポリエステルタフタは手触りが良く、ふわっと体にフィットしてくれる柔らかさ。裾はリブを設けない代わりに内側にゴムのドローコードを備えているので、プラパーツで絞ることができます。
ダウンを入れてある上にシンサレートも使って着用感は抜群となればもう言うことはありません。
先ほど紹介したばかりのブルゾン同様、着脱可能なラクーンファーも装備。

 
 
 
 
 

 

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