2024SS MARKAWARE Styling for Dressy
2024春夏 MARKAWARE & marka イベントレポートとオススメ紹介
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UPDATE: 2013年12月31日

【入荷情報】MARKAWARE / マーカウェア 2014年 春夏コレクションスタート

 

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12月28日より、マーカウェアの2014春夏コレクションがスタートしています。
何度かお伝えしている通り、テーマは「HOW TO BUILD A CABIN (小屋の建て方)」。
2013秋冬のテーマ「WALDEN」が「森の生活」だったものに対し、更に一歩踏み込んだテーマをモチーフに洋服のバリエーションを展開しています。

 

デザイナーの石川俊介さんは東京に拠点を構えていましたが、現在はデザイン作業を山の中でおこなっているそうです。
DIYの面白さを見つけ、生活のスタイルを変え、行き着いたところは「住むところも自分で作ってみる」。

 

ただのアメリカンワークウェアを目指すのではなく、ヨーロピアンのテイストを含んだコレクションが特徴です。コレクションのオマージュとなっているのはル・コルビュジエが晩年を過ごした地中海沿岸のル・キャバノン(休暇小屋)。この小屋は約8畳ほどしかないのですが、晩年は奥さんと共に亡くなるまで生活されていたそうです。偉大な建築家の求めるものは意外と簡素で飾り気のない小屋でした。

 

石川さんはアメリカンなワークテイストやウトドアウェアに、ヨーロッパのデザイン感覚をプラスし、「都会」と「自然」のキーワードを両立するコレクションを完成させました。
姿形はアメリカン・トラディショナルでもカラーリングは原色を取り入れ、印象をガラッと変えるのが今期のポイント。シーズンカラーに指定されているのはロイヤルブルーとイエロー。これらはコレクションを見ればパッと目につきます。

 

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今期の最大の特徴と言ってもいいかもしれませんが、「定番」をやめています。41カーキのチノやオックスフォードB.D.シャツなどのシンプルで使い勝手の良いものは後日展開される「UTILITY GARMENTS」にマイナーチェンジした状態でスライドし、マーカウェアでは展開されません。

 

そしてとりわけ目立つのは「組み合わせる」という要素です。例えばオックスフォードシャツ+スイングトップ、エプロン+シャツ、エプロン+ショーツなどなど。それらに関しても是非コレクションをチェックしていただきたいと思います。
また得意とする花柄・チェック柄・カモフラージュは手描きっぽさを取り入れて、従来のドメスティックブランドにはなかなか感じられない「洒落た」雰囲気が強く出ているのです。

 

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「見た目」としてデザイン性に優れたアイテムが多いのですが、それだけでなく、「着心地」も考慮されているのが今回のコレクションで、石川さんがおすすめするのはウエストにゴムの入ったパンツ。フロントには入れず、バックにだけゴムを入れることで、見た目は普通だけど穿いてみるととんでもなく穿き心地の良いものができています。
スタッフ曰く「小さな子どもが穿いているようなディテール」ということで、「ラクなんだけど見た目はちゃんとしている」というキーワードがピッタリなパンツが多くありますので、是非ご覧いただければと思います。

 

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そして、2014年からもう一つ、大きな動きがありました。
それが「トレーサビリティ(Fablic Traceability)」と呼ばれるシステムの導入です。

 

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トレーサビリティとは
マーカウェアの2014年春夏のコレクションから導入されるシステム。
食品や農作物と同じように生産・加工・流通・販売などの過程をタグに表記し、プロダクトの信頼性を明らかにすること。
PARKING COFFEE×CACAO WORKSをオープンした際、食品に対してトレーサビリティを行なっているのに対し、洋服についてはしていなかったことにギモンをもち、この制度を試みています。ですので、今期から下げ札が一つ多くつくことになりました。

 

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この画像がそのトレーサビリティ専用の下げ札です。
どこで採れた綿で、どこの工場で紡績し、どこの機屋が糸を織ったのかなどが分かります。
「MADE IN JAPAN」を誇りにしているマーカウェア・マーカにとって、真摯にモノづくりをする意味でも価値のある行為。
そして、洋服を作って下さる工場や機屋の方々の誇りにもなるのでは、というのがトレーサビリティの動機です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

さて、前置きが長くなりましたが、そんなこだわりの詰まった14SSコレクションが到着しています。
一つ一つご紹介していきます。

 
 
 
 
 

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REGULAR COLLAR SWINGTOP ORIGINAL SELVEDGE OXFORD

今期の注目アイテムの一つであるスイングトップ。
マーカウェアオリジナルのセルビッチオックスフォードを使用。
形はスイングトップですが、素材を始め、襟や袖の作りはシャツそのままのディテールを残したハイブリッドなデザインです。
肉厚でしなやかな手触りのオックスフォードはスーピマコットンで織り上げた上質な素材。
マーカウェアのこだわる縫製と仕立ての良さがあればこそ、シャツ地をアウターにしても違和感なく使えるのだと思います。
質の良いオックスフォードは着続けていくとどんどん着心地が良くなっていきます。見た目の風合いも変わって味わいが生まれます。
ちなみに、ESSENCEの小野君やバイヤーの清水さんが絶賛しているモデルです。

 

BRAND: MARKAWARE
NO: A14A-15SH02C
ITEM: REGULAR COLLAR SWINGTOP ORIGINAL SELVEDGE OXFORD
PRICE: 27,300 円

 

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REGULAR COLLAR SWINGTOP SELVEDGE CHAMBRAY

こちらは上のアイテムの素材違い。
マーカウェアオリジナルのセルビッチシャンブレーを使ったモデルです。
形は一緒ですが、素材と色が変わっただけで雰囲気が断然ワークウェアらしい表情に変わりますね。
ホワイトのアウターは小奇麗でスマートな印象ですし、シャンブレーだと凄く男っぽい無骨な印象が加わります。
スイングトップ(ドリズラー)はもともとゴルフウェアから派生したと言われています。「スイングトップ」はアイビーの雄であるVANが命名したという話です。
と、それは置いておいて、もとはワークウェアではなくスポーツウェアなのです。シャンブレーを使うとなんだかもっとワークジャケット寄りな雰囲気。
それこそ経年変化が楽しい素材なので、秋冬はミドルレイヤーに、春になればライトアウターにお使いいただければ真夏以外のシーズンにずっと着られます。

 

BRAND: MARKAWARE
NO: A14A-14SH02C
ITEM: REGULAR COLLAR SWINGTOP SELVEDGE CHAMBRAY
PRICE: 24,150 円

 

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CREW NECK LOOPWHEEL CHAMPION FLEECE

「チャンピオン吊裏毛」を使ったスウェット。
昔からのファンならご存知かと思いますが、スウェットで有名なチャンピオンの素材を使っているのではなく、そういう素材名なのです。
昔からある吊り編み機を使ってゆっくり編み上げたスウェット地は、ふんわりと、そしてしっかりと編みこむことができるので、現代的な質感とは全く別物。言ってみれば高級品です。
段差の出ないフラットシーマで処理された縫い目は、敢えて糸をラフに残し、ちょっとしたニュアンスを作り上げているのがポイント。
そしてこのスウェットの最大の特徴はアームの生地切替と裾の隠れジップでしょう。アームの色は同系色で切り替えていてヴィンテージ古着のような風貌です。
ジップを搭載したことで裾のゆるさも調節できますし、レイヤードも楽しめます。スウェットはリブを絞ると一気におじさん臭くなってしまうので、こういった処理があると見え方が変わりますよね。

 

BRAND: MARKAWARE
NO: A14A-21CS02C
ITEM: CREW NECK LOOPWHEEL CHAMPION FLEECE
PRICE: 21,000 円

 

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40’s 5Pocket Easy RIGID 14oz MERCERIZED SELVEDGE DENIM

これが噂のゴム入りジーンズです。
今期から登場した形で、ウエストの後ろにだけゴムを入れギャザー処理してあります。その分ヒップに少し余裕があり、適度なテーパードシルエットになってくれます。
最大の利点は穿き心地が抜群に向上したことです。デニム生地自体にストレッチは効いていませんが、屈伸運動が格段に良くなります。
それからこのジーンズのフロントポケットの形にも注目。ミトンの形を模したポケットで、手入れをスムースにしています。他では見られない遊び心ですね。
デニム自体にはマーセライズ加工がされており、コットン素材をシルキーにする効果があります。色落ちも抑えてくれるそうです。
とにかく一度脚を通してみてほしい新ディテール。

 

BRAND: MARKAWARE
NO: A14A-29PT02C
ITEM: 40’s 5Pocket Easy RIGID 14oz MERCERIZED SELVEDGE DENIM
PRICE: 25,200 円

 

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TAPERED FIT 5P RIGID MERCERIZED STRETCH SELVEDGE DENIM

こちらはウエストにゴムの入っていないシンプルなデザインですが、この見栄えでストレッチデニムを使用しています。
ストレッチデニムを使うとやっぱりヴィンテージっぽさが出なかったり、セルビッチを使わなかったりするものが多いのですが、マーカウェアはこの通り、雰囲気かなり良いです。もちろんセルビッチを使っているので赤耳仕様。
オールドな空気をまといつつも穿きやすさも捨てていません。
すっきりとしたテーパードシルエットで、ナチュラルに脚に馴染む形。クセがなく時代も問わないジーンズでしょう。
こちらのモデルもマーセライズ加工が施されています。

 

BRAND: MARKAWARE
NO: A14A-29PT02C
ITEM: TAPERED FIT 5P RIGID MERCERIZED STRETCH SELVEDGE DENIM
PRICE: 24,150 円

 

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EASY WORK PANTS XINJIANG COTTON CHINO

新疆…ってなかなか読めない漢字です。「しんきょう」と読みます。中国のウイグル地区って聞いたことありますよね?カタカナだと「シンジャン(XINJIANG)」。このアルファベットもなかなか読みづらいです…。
先のオックスフォードスイングトップにはスーピマ綿が使われていますが、この新疆で採れる綿も含めて世界三大綿に数えられています。
これらはいわゆる超長綿。繊維が長く、同じ面積の生地を作った場合、毛足の短い綿で作られたものに比べ単純に「繊維の先端ができる数」が少なくなります。となれば手触りが滑らかになりますね。凄く細かな話ですが「完成品」となる洋服に仕上がる時は全然違った生地感だと分かりますよ。
イージーデニムと同じウエストにゴムの入った新型。穿き心地抜群ですし、肌触り抜群です。

 

BRAND: MARKAWARE
NO: A14A-08PT01C
ITEM: EASY WORK PANTS XINJIANG COTTON CHINO
PRICE: 26,250 円

 

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EASY WORK SHORTS XINJIANG COTTON CHINO

上のチノパンツのショーツバージョン。
仕様は同じで、丈が異なります。マーカウェアのショーツは膝上丈がデフォルトです。
ワークパンツをモチーフにしていて、腿辺りに小さなポケットが備わります。
洗いがかかって少し風合いを出したチノ素材で、グレーは特に色合いが独特。「アーミーグレー」と呼ばれるくすみがかったグレーが特徴。ベージュもあるのですが、平たい色合いではなく奥行きのある深いベージュが良い感じ。
穿いた時に裾が広がらずスッキリとまとまりのあるシルエットを作り出してくれます。
ゴム入りなので膝上丈がニガテという方ならワンサイズ上げて穿いてみると良いかもしれませんね。

 

BRAND: MARKAWARE
NO: A14A-08PT01B
ITEM: EASY WORK SHORTS XINJIANG COTTON CHINO
PRICE: 22,050 円

 

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