気兼ねなく着れちゃうヴィンテージ！？champion【TRUE TO ARCHIVIS】の魅力。

2022.09.14
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どうも。川村です。
さて、皆さんは時代を超え愛されているブランドと言えば何を思いつくでしょうか？
そもそも何を持ってして時代を超え愛されていると言えるのか。その定義って一体なんなのでしょう。
哲学的な話になってしまいますが、個人的な考え方として言えば
【時代が変わっても普遍的な物作りを継続する事、且つ一定数の支持が無くならないこと。】
だと思っています。時代が変わることによってどのスタイリングがお洒落で、お洒落じゃないのか。ってのは大きく変わりますよね？
数年前までオーバーサイズってよりもジャストサイズが主流でしたが、今ではオーバーサイズがトレンドになっているように。お洒落の形って数年で変わってしまうんですよ。過度なオーバーサイズも最近だと若干落ち着いてきてますしね。。。。
アパレル業界で働かせてもらっている以上は移り変わるトレンドを早めに察知し、その時その時の主流を追いかけるってのがめちゃくちゃ大事なんですよ。

ですが！！！！！僕だって一人の男です。時代に左右されずに着れるもの。
いわば自身が年齢を重ねていった時に違和感なく着こなせるイメージが出来るもの。
あくまで主観ですが、
【アメリカンカジュアル】
なんですよねぇ・・・・

そんなアメカジにおいて最もポピュラーで人気のブランドと言えば・・・・
私も愛して止まないブランド。そう。
【champion】
ですよね。誰しも一度は袖を通したことがあるブランドなのではないかと。思っています。そう勝手にね。

前置きが長くなってしまいましたが、本日深堀していくのは
チャンピオンの100年を超える歴史の中で培ってきた素材、製法、デザイン等のアーカイブの資産を掘り出し、現代の技術で忠実に再現、完全復刻させたライン
【TRUE TO ARCHIVS(トゥルートゥーアーカイブス)】
です。
昨年の私の我儘で無理を言って展開したいただいたライン。ありがたい事に昨年は早期完売。
今シーズンも非常に早い速度で旅立って言っております。嬉しいことこの上なし。
所謂現行品になるので本物のヴィンテージとは言いませんが、その当時の物ってきれいな状態で残っているものってありませんし、正直とんでもない値段が付いているので買っても気兼ねなく着れたものではないかなと。勿論金銭感覚の差はありますから一概には言えませんが・・・笑
そういった意味でもかゆい所に手が届く。そんなラインになってます。

では、今期展開させて頂いております商品を改めてご紹介していきますよ！

アイテム：ラバートスウェットシャツ
品番：C-3Q039
価格：24,200円

こちらは入荷時ある程度説明したので詳細は省きますが、年代で見れば1938年頃の仕様。チャンピオンの名義で販売されることはなく、一部の通販カタログでのみ販売されていたと言う歴史を持ちます。非常にコアなモデルですが、こういったバックボーンがあると尚魅力的に映りますよね。
細部にいたってもショルダー部とボディ部でパターンを切り替えることにより動きやすさを高めること、同時に洗濯時の余分な生地の縮みを軽減すると言ったパターンになっています。現状ヴィンテージ界でもめったにお目にかかれない至極の一着。
我こそは！という方にオススメしたいですね。

アイテム：リバースウィーブ　1STパテントモデル　クルーネックスウェットシャツ
品番：C3-U037
価格：23,100円

こちらも前述した商品と同タイミングである1938年製造モデル。タグは通称ランタグが採用されています。本来はタグについても深堀したいのですが、あまりにも長くなるので割愛します。気になる方は検索へGO！もしくは川村まで！
さて商品の話に戻りましょう。チャンピオンの顔でもある【REVERSE WEAVE(リバースウィーブ)】はアメリカの老舗紳士服店ヒッキーフリーマンで働いていた経験を持つ営業マンのサム・フリードランドが顧客から｢洗濯による縮み｣を指摘された事が始まりと言われています。その縮みを解決するため試行錯誤の末誕生したのがかの有名な【リバースウィーブ】になります。

そもそもリバースウィーブってどんな製法なの？
本来スウェットを製法する際、生地は縦方向に使われます。それを横方向に使用したものが【リバースウィーブ】と呼ばれます。この”縦と横を逆に使用する”と言う意味から名づけられているわけです。この製法はチャンピオンが特許を持っており、他のブランドは使用することが禁止されています。正直模倣したようなつくりの物もありますが、正真正銘本家本元はチャンピオンになるわけです。正真正銘本家本元って良い響きですよね。笑

また、リバースウィーブと名称に付くモデルは一貫して独特の厚みのあるふっくらした生地感を採用しています。
といいますのもスウェットの誕生時の背景から耐久性に重きをおいていた為です。と言ってもただ、頑丈なだけでなくふっくらとした裏起毛により着心地と保温性を生んでくれます。寒がりな人には重宝するでしょう。暑がりの方は少々厳しいかもしれません。笑

商品の話に戻ります。
今作は肩に縫い目のない1枚布で作ったシームレスショルダー、筒状のスウェットからパターンを起こす、当時の製法を忠実に再現しています。また、細かい部分ではありますが袖口にワッペンが付いていないといった所も当時の仕様そのままとなってます。

なんという魅力。素晴らしいです。

アイテム：TRUE TO ARCHIVES 2nd パテントモデルクルーネックスウェット
品番：C3-W033
価格：23,100円

実はリバースウィーブが二度特許をとっているのはご存知でしょうか？
一度目は前述した1938年の1stモデルのとき。二度目は1952年に誕生した所謂2ndパターンの時です。こちらは所謂2ndパターンです。

何が違うの？
2ndモデルに関して言えば、縦方向に使う生地を横方向に使用する製法はそのままに。1stモデルにはなかった両脇に施された【EXPANSION GUSSET(エクスパンションガゼット)】を採用した初のモデルになります。現状リバースウィーブと言えばコレ！という分かりやすい仕様ですね。
勿論このガゼットにも意味がありまして、横縮みへの影響を軽減、運動性の向上と言ったようにその当時の方々の求めるものすべてが備わった仕様になっているのです。
今でこそポピュラーですが、その当時ではこの仕様は非常に活気的で更にチャンピオンの人気を不動のものにしたと言われる逸品になるわけです。

さて商品の話に戻ります。
前述したとおり年代で言えば1950年代～頃のモデルがモチーフになってます。単色赤タグの四方全てを縫い込んだ通称”タタキタグ”を採用。
勿論袖口は目無し。分かる人が見たら分かる。そんな一着。こちらもオススメ。
というより全モデルオススメです笑

アイテム：TRUE TO ARCHIVES クルーネックスウェットシャツ
品番：C3-S026
価格：24,200

アイテム：TRUE TO ARCHIVES フーデッドスウェットシャツ
品番：C3-S122
価格：27,500

こちら2品番は同年代。1960年後期よりアメリカの消防法改正により、コットン100%の裏起毛スウェットが危険と判断され、ポリエステルやアクリル、レーヨンが生地に混合されると言った時代がありました。例に洩れずチャンピオンさんも消防法を守るために開発したのがこちらのモデル達です。
年代で言えばその時代を経た1970年代後期の仕様ですね。本来はコットン90%・アクリル10％と言う混合率が主になるのですが、グレーのみ表面を杢調の見え方にする為、レーヨンが混合されておりコットン82％・アクリル12％・レーヨン6％と言った独特の混合率になってます。勿論そちらの混合率もしっかり再現。レーヨンが混ざることによって着心地も若干ですがＵＰします。
また、染み込みプリントとなっており洗濯を繰り返すことで自然な色落ちも楽しめると言った優れもの。
デニムとかには使いますが、『育てていく一着』とでも言いましょうか。
長く長くご愛用してあげてください。僕のYALEは二年目に突入しました。保温性もさることながら長年愛用するって事であれば間違いなくコスパは良いかと。

と言った所でフィニッシュ。
案の定と言いますか、なんて言えばよいのか。結局長くなりますね。

まだまだお伝えしたいことは山ほどありますので。詳細は店頭にてお話させて頂ければと。
価格的には比較的高単価な一着になりますが、
一生を添い遂げられるレベルのスウェットが故、若い方にも手にとっていただきたい商品になります。
少し背伸びしてファッションを楽しんでいきましょう。非常に長く使えるので充分元は取れますからご安心を。

PS：今週末の三連休は私お休みいただいてます。店長なのに。川村と会いたくなかったんだよなぁなんて方はこの週末に。川村に会いたくて会いたくて震えるなんて西野カナ様がいらっしゃいましたら翌週のご来店をお待ちしております。笑

では！川村でしたっ！！