夏にニット?暑くないの?

夏にニット?暑くないの?

こんにちは。

 

ESではサマーニットの提案を毎シーズン行なってきています。夏なんだからTシャツとか涼しい格好が一番だろう、とお思いになるのは至極その通りですが、ニットを求める理由というのも確かに存在するのです。

 
 
 

【サマーニットとは】
そもそもサマーニットの定義はどこにあるかというと、涼しく着られるニットという点にあります。コットンやリネンといった吸水性に優れさらりと着られる素材を使っていることや、冬のニットと違い、比較的ざっくりと編まれているので通気性が抜群に良いことなどがそれに付随した要因です。

 
 
 

【ニットって暑くないの?】
Tシャツと比べて暑くないの?という素朴な疑問に関して言えば、「全然変わらない」とは言えません。しかし先に書いたように編み目が粗く風通しが非常に良いので「思っているより暑くない」と言えます。むしろ「着ている方が涼しい」とさえ言う人がいるほどです。その理由は以下。
そもそも衣類の保温構造とは空気の層を作るところにあります。冬の寒い時期にウールメルトンや厚手のニットを着ると暖かいのは、空気を溜め込める編み方をしており、体温で層が温まるからなんですね。その空気が逃げれば当然冬のニットでも寒いです。ですので「インナーにニット」という考え方は空気を外に逃がさない意味でとても効果があるんです。

 
 
 

【風が通り抜けるニット】
ではサマーニットは空気を溜め込めるかというと「NO」です。編み目が粗く空気が通り抜けるため、層ができにくい作りになっています。逆に通り抜ける風の流れを感じやすくなり、結果として「涼しく感じる」んです。しかも大体がコットンやリネンなので、汗は吸って外に出してくれます。編地もデコボコとしていて肌に張り付きにくく不快な着用感を避けられます
よって、サマーニットは涼しく快適というわけです。

 
 
 

【他のメリット】
夏に一辺倒になりがちなTシャツ。それはそれで全然悪いことではありません。むしろ真っ当で健全なことですが、洋服好きにとって着こなしが単調化してしまうのはつまらないことでもあります。また、Tシャツに比べると随分と大人な雰囲気があったり、品の良さが増したり、他人との差別化が図れたり、メリットも豊富。見た目の良さや着こなしの幅を広げるのもサマーニットの良いところです。ショートパンツやサンダルといった夏らしいアイテムと合わせてもバランス良く上品さをキープしてくれて好印象を与えられます

 
 
 

【デメリット】
ニットらしいデメリットもあります。たとえば上で触れている「空気の層」の話。空気を溜め込むと暖かさが増しやすくなります。元々風通しの良い編み方をしていますが、これを塞いでしまうと暑苦しくなります。ですので、バックパックなんかで背中を閉じてしまったり、インナーを着込んでしまうと非常に暑い思いをするでしょう。なるべくバッグは体を覆う面積を減らすこと、インナーはなるべく薄いものを選ぶこと。

 
 
 

長々とサマーニットのことを語ってきました。
肝心のアイテムはこんな感じです。

 
 
 

 

Lounge Lizard / ラウンジリザード
2493 | COMBED COTTON KNIT V NECK PULLOVER | ¥12,420 (税込)

 

 

毎シーズン、サマーニットを豊富に展開しているラウンジリザードの中から、今年らしいルーズめなシルエットのVネックの半袖ニットをご紹介。肩の縫い目が袖側に落ちたドロップショルダータイプのシルエットで、なんともリラックスした雰囲気。Vネックの首元は狭めでややクラシカルな印象。Vゾーンが広いと色気が出やすいですが、敢えて狭めることでそこは出さずにおいているデザインです。裾にスリットも入っていて使い方はTシャツと同じですね。

 
 
 

 

MARKAWARE / マーカウェア
A17A-05CS02E | V NECK H/S – ORGANIC COTTON/PAPER “TSURI” KNIT | ¥16,200 (税込)

 

 

こちらも上記同様、Vゾーンの狭いニットTシャツ。流石のマーカウェア、「紙」で作ってきています。紙と言っても強度があって洗濯ももちろん可能な紙。その特性は「麻」によく似ており、シャリッとしたドライな質感、吸水性抜群、しっかりとコシがあってでも柔らかさのある王子製紙の「OJO+」を使っています。洗っていくと糸に膨らみ感がでて風合いが良くなっていく驚異の素材です。
シルエットはワイドめで今っぽい雰囲気がたっぷり。非常に涼しく軽やかな着心地も夏にはピッタリです。

 
 
 

 

KAZUYUKI KUMAGAI / カズユキクマガイ
KK71-121 | リリヤーン ショートスリーブクルーネックプルオーバー | ¥20,520 (税込)

 

 

今回紹介する中で最も厚みのあるタイプ。しかしながらざっくりとローゲージで編まれているので通気性は確保されています。こちらもまたゆったりめのシルエット。袖は少し長く肘に付くか付かないかくらいですので二の腕隠しにも対応。8月の真夏日に着てほしいとは思いませんが、春先からもうインナーでも使えますし、今時期であればこれだけでも十分。中にはタンクトップやTシャツくらいで良いでしょう。

 
 
 
 
 

普段半袖はシャツかTシャツしか選ばない方はぜひ取り入れてみてください。着こなしがガラッと変わります。

 
 
 
 
 

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STAFF A
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