KAZUYUKI KUMAGAI GUIDI FIORE サイドZIPブーツについて

KAZUYUKI KUMAGAI GUIDI FIORE  サイドZIPブーツについて

 

ここ2日間、ES1FのBLOGでいじられています。

どうも、石川です。

 

気になる方はぜひ1F(ESSENCE)のBLOGをご覧くださいませ。

 

 

 

しかし今日は昨日の台風が嘘のような青空。

気持ちいい秋晴れとなりました。台風が過ぎ去ってこうも変わるものかと。いやー改めて恐ろしいですわ。台風さん。

 

予報ではしばらく晴れマークの新潟市。

秋のお出かけを楽しめそうですね♪ ぜひ店頭にも足を運んでみてくださいね。

 

 

 

さあ、今日はですね。こちらをご紹介?・・・というか掘り下げてみようかと。

 

 

 

 

 

 

 


 

KAZUYUKI KUMAGAI / カズユキクマガイ
KA72-076 | 【SENSE掲載】 GUIDI FIORE 1.5mm サイドZIPブーツ | ¥97,200(税込)

 

 

 

GUIDI FIORE 1.5mm サイドZIPブーツ

これですね。

 

 

なんだいつものじゃん。

なんて思う方もいるかもしれませんが、今回は一味違います。

よりパワーアップして生まれ変わった感じですかね。

 

 

ATTACHMENTを代表するアイコンでもあるブーツ。

今季も非常にこだわりの詰まった素晴らしい一足に仕上がってますよ。

では見ていきましょう。

 

 

 

まずは一番気になる「レザー」について。

 

レザー好きや長年のATTACHMENTファンにはお馴染み、イタリアのGUIDI社のレザーを使用。

GUIDIといえば1896年創立、イタリアで随一老舗タンナー。レザーのタンニング(鞣し)技術に非常に長けており、その技術は世界屈指。

数多くのブランドがGUIDI社のレザーを使い、名作ブーツを世に送り出していますね。

 

 

ATTACHMENTではGUIDI社のベビーカーフを使用。

カーフとは生後6ヶ月以内の仔牛の革のことですが、その中でも更に希少性の高いものがベビーカーフ。

しっとりとした質感と柔らかさを兼ね備えており、まさにブーツには最適なわけですね。高級ブランドでもよく使用される革です。

 

しかし普通のカーフに対して約半分程度しかとれない希少な革。贅沢ですよね。

ATTACHMENTブーツから漂う高級感は、このこだわりから生まれています。

 

 

 

 

 

 

 

そして今回のブーツにはもう一つ目玉なポイントが。

シルエットが新型に生まれ変わってます。

 

 

従来の型はトゥ部分が丸みを帯びたフォルムになっており、ボリュームある仕様でした。

新型の今回はボリュームを抑え、すっきりとしたトゥに変更。

シャープな印象に変わり、よりパンツを選ばず使える”万能型”へと進化しました。

 

 

 

 

 

 

 

旧型のタイプは一枚革を使用した「ワンピースブーツ」といわれるタイプでした。

新型では画像のようにサイドに切り替えを設けています。

一枚革ではなくなったものの、圧倒的に美しい革を使えるようになりました。

 

というのも一枚革は使用面積も大きく、取れる量に限界があることや、コストがかかってしまうこと。また、一枚革である故に個体差が大きく、ひいては一足のブーツであっても左右でシワやシボ感など個体差が出てしまうという点。

 

これを今回の革に変更することでクリア。

革自体の総使用量は大きく変わらないものの、より美しい革を選別して使えるようになったわけですね。

 

確かに左右の個体差も少ないですし、シボ感もなくつるっと非常に綺麗な表面をしています。

クリーンに履きこなすには大事なポイントですよね。

 

たしかにトゥのボリュームも抑えめな新型に対しては、こちらの見た目の方が圧倒的に◎

 

 

 

その他にもヒール部分に変化が。

従来型に比べると傾斜の付いたヒールへとモデルチェンジしています。

(上の画像を見て頂くと傾斜が付いているのがお分かりかと。)

 

 

メーカーによると、従来型に比べ約1センチほどヒールが高くなり、傾斜を設けているようです。

そんなに必要なポイント?

と思うかもしれませんが、細身に仕上がっている今回の新型のブーツ。足先までシュッと細く見える美シルエットです。

 

その為、この傾斜があることによって更に足先まで綺麗な線を描いてくれるわけです。ちょっとした違いかもしれませんが、これが結構大きい。

 

 

今シーズンは皆様もご存知のように細身なシルエットが多いコレクション。

特にパンツはスキニー型などピタッとした美しいシルエットのパンツが目を惹きます。僕らスタッフとしても細身のパンツが激推しなのですが、それを更に引き立ててくれるのがこのブーツ。

 

綺麗なシルエットのパンツをより生かす為にも、この傾斜があることによって更にスタイル良く見せれるわけですね!

 

 

 

あとは身長も・・・少し盛れるかも、、、笑

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにバックシルエットはこんな感じ。

バックにも切り替えを設けてますね。

 

 

先程の”傾斜”も見て取れるかと思います。

やはりこの傾斜が(しつこい笑)効きますね。バックシルエットが凄く綺麗に見えます。

 

これはぜひ試着して鏡で見てみてほしいのですが、かかと部分まですっきりと非常に綺麗なシルエットを体感して頂けると思います。

 

 

後ろ姿も抜かりなく格好良くいてほしいですからね。

意外と見られてますよ、後ろ姿。

 

そんなこだわりが詰まったバックスタイルにも、ぜひ注目して頂きたいところですね。

 

 

 

 

 

 

 

続いてこちらもこだわりをお持ちの方も多いでしょう。ジップ部分。

 

 

YKK社のエクセラジップを搭載しています。

YKKの中でも最高峰に位置する、ハイグレードなモデルですね。

 

 

ATTACHMENTでいうとスイス製のriri社のジップもお馴染みかと思います。個人的にもririの滑らかにスライドするファスナーは快適で非常に好みです。きっと同じ思いの方も多いですよね。

 

 

ただ、このエクセラも負けてはいません。

タフな仕上がりで抜群の耐久性、ファスナーが思いっ切り噛んでしまって動かせない!!なんてことが極端に少ない、流石の仕上がり。

 

また、使い込んでいくことによってスライドの滑らかさもアップしていくという素晴らしい作り。なんか使い込んで良くなるというのはレザーとも通ずる部分がありますね。

 

デザインとしても少しおおぶりなところが、ブーツの雰囲気にもマッチしていると個人的には思います。

ブーツは長く使いますよね?

ならばジップも使い込んで一緒に育てていく。

そんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

続いてソール部分。

 

 

踵部分はビブラムソールを裏張り。

前方部分はレザーソールですね。コツコツとした歩き心地が個人的には非常に好きです。

 

 

ただね、、、新潟みたいに雪国にお住まいの方は前方部分にもビブラムを張っても良いかもしれません。

雪道を歩いてツルッ!っといく可能性もありますから。

 

まあ、極力雪道では使ってほしくは無いんですけどね、、、

そんな場面もあるかもしれないので。

 

 

 

 

あとはお馴染み、グッドイヤー製法で仕上げてます。

ちょっと簡単に説明しますと、アッパーとインソール、ウェルト部分をすくい縫いによって繋ぎ合わせています。

これがグッドイヤーウェルト製法です。

 

これがなんで良いかというと、アッパー部分どアウトソール部分が繋がっていない為、アウトソール単体の交換が可能だということ。

 

つまり靴自体をすぐ買い換えるわけでなく、修理をして長く愛用できるというわけですね。

 

レザーですから使い込むと味が出てきます。同時に愛着も出てきます。

そうそう簡単には手放したくないですよね。単純にもったいないってのもありますし!だからこそ、アウトソールを張替え、また可愛がってなが~く履いて履いていられるわけです。

 

 

実際ATTACHMENTのブーツをお持ちの方で修理をして、また履いている方が多いと思います。店頭でも結構修理の依頼を承りますしね。

 

皆さんの愛着を感じます。

なのでソールの交換もお任せ下さい。安心して沢山履き込んでもらって大丈夫なので♪

 

 

 

 

 

 

 

そして筒の部分ですね。

今回の新型、体感としては筒部分が結構細いです!なかなかのタイト具合。

 

ただこれ良いですよ!

というのも細身のパンツの収まりが非常にいいです。

 

特にスキニータイプのパンツと合わせ、ブーツの上からパンツをかぶせてもゴワつきが非常に少ない。

僕もスキニーで合わせたいという思いが強かったので、この仕様は嬉しい限り。

細身のパンツをかぶせてもシルエットに響かない = 足先まですっきりと綺麗なシルエットで履いてもらえるわけです。

 

 

本当にスタイルもよく見えますのでぜひ・・・体感してほしい、、、そう願います。

 

 

 

 

 

 

 

最後にインソール部分をアップで。

 

クッション性のあるレザーを張っており、KAZUYUKI KUMAGAIのブランドロゴ。

細かい部分なんですけどね。。。こういうところ惹かれます笑

ベージュのような薄いカラーのレザーなんですが、履き込むとここの部分も色が変わってきます。

 

飴色に経年変化してくるんですが、コレ見ると「履いてんな、俺」なんて感じる部分ではないでしょうか。

 

そんな細かいところにもぜひ注目してみてください。

 

 

 

 

 

というわけでGUIDI FIORE 1.5mm サイドZIPブーツをちょっと深掘りしてみました。

お馴染みの要素も勿論入ってるので、「知ってるよ!」って部分もあったかと思いますが。

 

ATTACHMENTのブーツについて「あまり知らなかった」という方に少しでも参考になれば幸いです♪

 

 

ここ最近店頭でもシューズをお探しになっている方が見受けられます。

特に気温が下がってきたので、冬準備でブーツが!とか、ブーツを新調したい!!などなど、気にしていらっしゃる方がよくおられます。

 

 

先週末も服を買いに来たんだけど、話を聞いてたらブーツも欲しくて買っちゃった!なんて方もいらっしゃたり。

皆さん冬に向けて確実に動き出していますね。

 

 

こだわりが沢山詰まったATTACHMENTのブーツ。この冬のお供にいかがでしょうか。

勿論、修理していけば長く付き合っていける相棒になること間違いなしです。

 

一部サイズ欠けや色欠けも出てきてますが、まだ在庫あります!

無くなっちゃって後悔・・・

ってことのないように、チェックを宜しくお願いします。

 

ぜひ店頭に遊びにいらして頂いて、実際に触れてみて頂けると嬉しいです。僕らも全力でお手伝いしますので!

なんでも聞いてくださいませ。

 

 

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

それでは本日はこの辺でー。

 
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WRITER
 

 

SHINYA ISHIKAWA
ATTACHMENT