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2021年にリニューアルした、NIKE AIR FORCE 1 '07

日本一を誇るニットのまち「五泉」の技術力が生み出す洋服 (WAIR編)

WRAPINKNOT編に続き、今回はWAIR(ウエア)編。

まだ前回の記事をご覧になっていない方は、こちらから読んでいただきたい。

WAIRは2021年にスタート。「スニーカーと合わせるための洋服」をコンセプトにワイド、リラックス、スリムの3つのパンツを開発したことからスタート。

ブランド名はスコットランド英語における「WAIR(使う・費やす)」 に由来。転じて「Wearable AIR」=「着られる空気」を意味し、当たり前に存在するものを目指す、という想いが込められている。

一見シンプルだが、見た目に分からない隠れたギミックを搭載しており、 機能性に優れた素材使いや垢抜けたシルエットを得意とする。

ウメダニットで手掛けられた〈WAIR〉のニットアイテム

2021年スタートの新進気鋭ブランド「WAIR」。2023年の春夏にニットを展開しているが、こちらも「ウメダニット」が手掛けている。

WAIRが手がける2つのライン(NOWWALLとOFFLINE)に合わせた素材やシルエットの選び方がユーモアで、秀逸である。 そこにウメダニットの編み立て・縫製技術が加わった事で、完成度の高いニットへ昇華されている。

NOWWALLライン

「誰」が「どの時代」でも「普通」に使えるを目指したライン。

着用してみたが、オーバー過ぎず程よくリラックスしたシルエットは良い意味で「普通」。 ニット特有の上品さを持ちながらも、肩肘はらずさらっと着るだけでサマになるアイテムになっているので、春夏において重宝すること間違いなし

面白いのが「スペースマスターUV※」という機能素材を使用しており、紫外線を吸収・対象熱線を反射することで、衣服内の温度上昇を抑える機能があるとのこと。夏場まで活躍を期待できる。 あまり一般的に見られない素材にも、良いと思えばチャレンジするあたりはこのブランドの面白いところだ。

※スペースマスターUV・・・クラレが開発した吸汗性・速乾性に優れたポリエステル素材。 サンゴの姿をヒントにして生まれた十字断面の4本溝の形状が効率的な毛細管現象を発揮し、優れた吸水速乾性を持つ。 肌への接触面積を約半分にすることで、べとつき感を抑えた清涼感も特徴。

その他にも接触冷感、速乾性、洗濯可能とユーザーにとってメリットが多い素材である。

OFFLINEシリーズ

「誰」が「どの時代」でも「普通」に使えるを目指し作られている。

ニットが持つキリリとした品格は残しながら、スウェットのように気軽に付き合いたいという思いから作られたアイテム。 ルーズなシルエットはまさにスウェットのようなシルエットだが、ニット特有の綺麗さがあるので、カジュアルになり過ぎない。ありそうでなかったアイテムではないだろうか。

こちらも素材が面白く、コットン60%に対してコーデュラナイロンを40%混紡しており、毛玉に強い生地になっている。 ハイゲージでありながらふっくらと柔らかい手触りはあまり見たことがない。

開発時に「この生地ハサミ入れても刃が通らないらしい、、、」という、話が出て生地の採用を決めたそうだ。 デザイナーから聞いた際には、それくらタフなんだと驚いたが、勿論私も怖くて試せていない。。。 世の中面白い生地が沢山あるんだなと改めて実感させられた。

こちらもご自宅での洗濯が可能なので、ガシガシ使ってもらいたい。

WAIRのニットシリーズはユニセックスで着用出来るアイテムと考え、ESSENCEではメンズ/レディース関係なくご提案している。 店舗のスタッフに今回のニットアイテムを着てもらった。

ここ最近WAIRは女性のお客様が買われていくことや、カップル、ご夫婦で購入されていくことが増えている。こちらもご自身用だけでなく、プレゼントなどでも喜ばれる一品になっている。