とにかくでかい!贅沢な生地使いのATONのクルーネックスウェット
- 2020.07.19
- Information
こんにちは。Nです。
エイトンがようやく2020AWをスタートさせました。まず届いたのはエイトンのプロダクトの中でも代表的なアイテムであるクルーネックスウェットとプルオーバーフーディーの2型。デザインそのものはほぼ変わらずですが生地の雰囲気が若干違うのと、染め方に大きな違いがあります。今回ご紹介するのはクルーネックスウェットです。
SUVIN NATURAL DYE CREWNECK PULLOVER
AT-KKAGBW6951
¥37,400
もともとオーバーサイズで作られていたクルーネックスウェット。フーディーに比べても大きくルーズなシルエットです。肩の位置もかなり下がっており、袖先も緩めです。フーディーにあるサイドパネルもクルーネックの方にはなく、ゆるゆるです。
胸元に全く主張しないAマークが植毛によるフロッキーでオン。ほとんど無地と言っていいと思います。
首元は若干広めのリブ。あまり大きいとモノ自体の重量も大きくなるので首が詰まっていると窮屈に感じることもありますが、こちらはその心配がありません。
袖は従来のスウェット群に採用されている「トライアングル」と呼んでいるリブを採用しています。見た目ですぐに分かる部分でもありませんが、ちょっとした違いが無地のアイテムにはとても重要になってきますね。
素材はスビンコットン。インドで手積みされた高級品です。通常のスウェットの2倍もの密度で編み上げているそうで、さらに結構強めに洗いがかかっており生地上にふつふつとダマができている風合いが特徴です。
前回までの「ガーメントダイ(製品染め)」と言われる方法で染色していたものに対し、今回のモデルは「ナチュラルダイ(自然染料染め)」に変更しています。先程ご紹介した「インドの手積み」に関してもそうですが、サスティナブルの観点で取り入れられており、労働環境がいまだ整いきっていないインドで公正に働ける紡績工場を選んでいることや、環境被害の少ない天然の染料を使うことがエイトンでの取り組みの一つ。その分金額には跳ね返ってきていますが、そういうものを選ぶだけで世界が少しでも良い方向に向かっています。
固い話はさておき、身長180cmのスタッフでサイズ6を着てもこれだけ大きいサイズ感。身長170cmくらいの人が6を着ても良さそう。ビッグシルエットを取り入れるなら思い切った方が私は好きです。
それにしてもナチュラルダイのカラーリング、柔らかくて良いですね。
スウェットの生地の良し悪しって基準が難しいですけど、エイトンのスウェット生地はどちらかと言えばアメリカンな雰囲気があります。ドライで生地の立体感が非常に強いです。コンセプトにあるように昔のスウェットを再現したかのような雰囲気。柔らかいんですが強さもあって、デザイン自体はニュートラルなのに本気っぽい(というか本気すぎる)生地です。ですから、大きなサイズになった時の存在感がすごい。
ワイドパンツと合わせてもゆったりしたシルエットが相殺されません。ちょっと狭い裾リブもバランスが良いですね。ここが幅広ですと本当にカレッジスウェットっぽくなるんでしょう。
とにかく雰囲気たっぷりな良質スウェット。トレンドも感じられ、オーセンティックな意識も忘れない、エイトンらしい感覚です。
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