普通な感じが良い、I(アイ)のインサレータージャケット

普通な感じが良い、I(アイ)のインサレータージャケット

こんにちは。Nです。
ブログを書かなかった間にすっかりアイテムが冬物になっていました。全国的にも気候が落ち着き始め、着るものもようやく長袖やアウターなどになってきましたね。ご注文を見るに、みなさんの冬支度も始まっているようです。
さて、バイヤー陣、私と北原が見てきたこの秋冬の展示会の中でもとりわけ反応を示したのがアイのアウター。良い「普通」が詰まっていて、力が入っていなくて(商品開発には力を注いでいると思いますが)、80〜90年代のノスタルジックな雰囲気もあるという、どこにでもありそうだけどなかなか無い感性に感銘を受けた次第です。

 

普通の定義もそれぞれあると思うんですけど、垢抜けなさを敢えて少しだけ残したような普通さ。特別かっこいいだとかスタイリッシュだとか都会的だとかそういう価値観で作られたものじゃなくて、どこにでもいる普通の人が着て普通に「いい感じ」のかっこよさを感じました。今はそういうの、ちょうどいいなって思うんですよ。
そんなアイ、今日はインサレータージャケットをご紹介します。

 
 
 

I / アイ
INSULATOR JACKET
203-20404
¥39,600

 
 
 

アウター:I INSULATOR JACKET(サイズ3)
パンツ:NAISSANCE SHEEP FLEECE PANTS(サイズL)
モデル:身長180cm、体重65kg

 

ふわっと軽いかさ高の中綿を入れ、丸みを帯びたシルエットが可愛らしいスタンドカラージャケットです。過度なデザインがされておらず、見た目は至ってシンプルで癖のない面構えをしています。そのためインナーやパンツ選びに困ることがないのも利点です。
暖冬続きの日本では、地域にもよりますが下手したらこれくらいがちょうどいいのかもしれません(新潟での越冬はさすがに寒いと思います)。今回のスタイリングでは細身のスウェットパンツを選びましたが、太めのスウェットパンツも良いです。あとはポリエステルとかナイロン系のパンツも合いそうです。

 
 
 

肩はドロップショルダーで今らしさがしっかり表現されています。こう言うのもあれなんですが、個人的にはジャストだと気持ちが落ち着かなくなってしまっていますね…。少しで良いから落としておきたい。

 
 
 

丈感はややショートなバランス。ワイドな幅と少しだけ短い着丈というカタチも90年代っぽさを強く感じる部分。ミドルレイヤーとしても使えるアウターですから、あんまり長いとメインアウターから出てしまうのでそれも加味されているのかもしれません。あとは二の腕あたりの幅をしっかり広くとっているのも”いなたい”感じが出ていますね。

 
 
 

胸の位置で生地を切り替えているのもノスタルジック。とは言ってもコレ、中綿の偏りを防ぐためだと思いますので、わざと90年代の雰囲気にしたものではないと思います。ポケットもファスナー開閉仕様となっています。

 
 
 

プラー(引き手)にはラバーで留めたコード。同色使用のため見た目には大きく影響しないものの、使い勝手は飛躍的に向上。手袋をした際にこれがあると無いとでは上げ下げのしやすさがまるで違います。

 
 
 

このジャケットの可愛らしいところは裾周り。リブなどを裏側で縫製されており、縫製が見えないため角が立たずふっくらとしたフォルムに仕上げてあります。ここは90年代回顧というよりはオリジナリティをバシバシ感じるところ。

 
 
 

しかもコードをポケットの中に忍ばせてあるので、ギュッと絞ることでバルーンなシルエットに変更可能。シャリ感のある軽い表地の風合いを活かしたディテールです。

 
 
 

私だったら絶対に絞りますね。その方がこのジャケットの良さがもっと出ると思いますし、防寒性も高まりますので。あと私自身はアウター全般にも言えることですが基本的に前閉じします。シャツなら開けて着ることはまず無いです。

 
 
 

この表地の雰囲気も良いなと思っていました。おそらく塩縮加工を施してあり、クシュクシュと細かな凹凸を表現。で、ホントによく見てみると、これ、リップストップナイロンですね。マイクロリップストップです。ほとんど目立たないですが小さい格子が見えます。生地の表情に深みが出て素敵。

 
 
 

私はグレー派ですが、オールマイティに使えるブラックもおすすめ。もちろん大きめサイズがおすすめ。

 
 
 


さてさて、モデルをしてもらったESSENCEスタッフ石川が本日でESSENCE古町を離れ、ESSENCE水戸に赴任することになります。
ブログを遡ってみると、石川の兄貴がESSENCE(厳密にはATTACHMENT新潟)に着任したのは2017年2月。およそ3年半ほどこのビルにいたことになります。この長い期間で仲良くしていただいたお客様がこの連休に挨拶に来てくださったみたいで、ちょっとした石川バブルが弾けた模様。
石川の兄貴は水戸の地でしばらく頑張ることになりますので、お近くの方はぜひ生石川に会いに行ってください。これでESビルから身長180cm台のスタッフが消えてしまいました…。

 

ESSENCE水戸はイオンモール水戸内原1階に2020年10月1日オープン!(これはまた改めてブログ書きます。書けるかな…)