NIKE初の一体成型フォームサンダル CALM SLIDEをレビューします

NIKE初の一体成型フォームサンダル CALM SLIDEをレビューします

こんにちは。Nです。
ナイキから出ているかわいいサンダルのご紹介。その名もナイキ カーム スライドです。
自分としてはスライドタイプのサンダルって結構久々に入手しました。それこそ、かつての名作で現ビクトリー ワン スライドに名称変更したベナッシは長らく使っていたんですがくたびれてしまったので何か良いのを、と思っていた矢先に出てきたのがカーム スライド。

 

時を同じくしてうちの女性スタッフも記事を書いていましたので、そちらも併せてご覧ください。

 
 
 

NIKE / ナイキ
NIKE CALM SLIDE
FD4116(MENS) / DX4816(WOMENS)
¥6,050

率直にまず安い。
角のとれた丸みのあるフォルムと一体成型ならではのツルッとしたルックスが特徴のサンダルです。いわゆるシャワーサンダルの一種で、ソールに厚みがあるので外履きらしさの強調されたシルエットになっています。
3色あり全てウィメンズサイズをご用意していますが、ブラックのみメンズサイズまで揃えました。

 
 
 

誰しもが思うと思うのでハッキリ言っちゃいますが、フォームサンダルと言ったらアディダスのイージー スライドが代表格ですよね。多分、この手のサンダルを選ぶ時いの一番に選択肢に挙がるモデルだと思うのですが、いかんせん通常販売されておらず入手はやや難しめ。
ところがナイキのカーム スライドは普通に手に入るモデルで¥5,500+税とプライスはかなり控えめです。ただ、楽天市場などのモールマーケットでは入手できず、当店のようなセレクトショップ系か直販での発売です。

 
 
 

スライドタイプのサンダルって正直メリットもあればデメリットもあると思います。例えばメリットは着脱が最高にしやすいこと。もうコレに尽きます。ミュールっぽい品の良さもシルエットによっては手に入れられますね。一方デメリットはチープさが出やすいことや着脱が楽ということは脱げやすいことです。
しかし、カーム スライドが優れているのはスライドなのにフィット感もあるってところです。

 
 
 

サイズ感

自分は普段のナイキのスニーカーは27.5cmを履くんですが、カームスライドはハーフサイズがありません。なのでハーフ下げになる27.0cmを選びました。それで履いてみるとアッパー部分がピタリと足にハマったわけです。縦のサイズは全く問題ありませんでした。28.0cmも試してみたんですが、こちらはパカパカとして大きかったのでやめました。
自分はソックスを履きながらになることが多いと思うので、このフィット感の良さはスライドの欠点を見事に消してくれました。
客観的に言えば若干小さいと言えば小さいので、気になる方はサイズアップを推奨します。多分、冬に厚手のソックスなんかを履くと自分だとちょっと履きづらいかもしれません。

 
 
 

履き心地

最初に言ったように一体成型フォームサンダルなんですけど、実を言うと厳密には一体ではなくアウトソールだけはパーツになっていて、素材表記上も「アッパー:合成樹脂、ソール:ゴム底」なんです。
当然、インソールという概念はなく、アッパーとフットベッド=ミッドソールはまとめて合成樹脂です。弾力があってクッショニング面は問題なし。
柔らかすぎないので歩行安定性も高いです。柔らかいのは足入れとかクッションで言うとすごく良いんですけど、「歩く」ってことに関するとやや不安定になりがちです。

 
 
 

アウトソールのラバーはAF1のような溝のあるサイドのルックス。

アウトソールを触ってみるととても硬いラバーです。なので、接地面の安定性があるのと耐久性・耐摩耗性が高い。サンダルって足にしっかりくっつかないのでソールの摩耗は普通のスニーカーに比べても早いと思うんですよね。
一体成型フォームのサンダルですと柔らかい素材を使いがちで、劣化が早いものも多いと思いますから、アウトソールだけゴムっていうのは合理的な発想だと感じました。

 
 
 

デザイン

見て分かる通りほとんど装飾的なデザインはありません。一体成型の事情的に仕方ないといえばそうですが、ゴテゴテしたデザインは欲しくないので全然問題ありません。見える位置で言えばアッパーにスウッシュがエンボスされた程度です。フットベッドはグリップを高めるための波型の凹凸があり、こちらにもスウッシュが入ります。
しかしどこにも「NIKE」の文字がありません。アウトソールもスウッシュのみです。

 
 
 

で、よくよく見ていくとアッパー裏にテキストがありました。

Designed In Oregon
Made In Indonesia M9/W10

サイズ表記は製造上も店舗でも唯一必要箇所ですけど、細かく書く必要ってないのにここまでちゃんとデザインが入ってるんだなと関心したところでした。どうでもいい人にはホントにどうでもいいところだと思います。
ただ、NIKEという文字はやはり無く、スウッシュにとどまるのみ。こうしたデザインって結構あるのかな?自分はあまり見かけません。

 
 
 

シルエット

先に触れたように全体的に丸くボリュームがありますが、「厚底」や「チャンキーソール」と言うほどでもなく程良いバランスになっているおかげで男性でも手を伸ばしやすく、トレンドうんぬんも邪魔をしません。結構長く履ける形だと思います。
丸さの印象だけで言えばイージースライドともとれますし、ジルサンダーのスライドっぽさもあります。
女性であれば脚を出した時にはバランスの取りやすいサンダルだと思います。男性であれば短パンでも良いですが、サマースラックスに非常によく合うサンダルです。

 
 
 

感覚的にエアフォース1と同じ感じのボリュームで捉えられるので、スニーカーを履くのとそう違わない使い方ができるサンダルだなと思いました。癖がない形なのもいいですね。

 
 
 

サンダルを探されている方にとって夏にコレを買わない理由を探す方が難しくないですか?スウッシュも控えめで洋服の合わせも邪魔をしませんし、かなり重宝するはずです。社内で使ったりも良さそうですが、普通のお出かけでも耐えるデザインでキャンプや水遊びにも良いですよね。ビクトリーと違ってアッパーの裏面もフォームなので、水が染み込む箇所が一切ありません。
とにもかくにも従来のシャワサンの手を抜いてる感じから卒業できるのが利点としてあまりにも大きいです。

 
 
 

 
 
 

WRITER N

ディレクター
よく着るブランド:MARKAWARE・nonnative・NIKE
好きな音楽のジャンル:シティポップ・ダンス/エレクトロニック
好きなアニメ:エヴァ
特性:静かに面白い事を言って爆笑を取る