奇界遺産の佐藤健寿さんが愛用しているhobo×DannerのTachyon 6 Lightweight Bootsとは

奇界遺産の佐藤健寿さんが愛用しているhobo×DannerのTachyon 6 Lightweight Bootsとは

こんにちは。Nです。
私も大好きだったクレイジージャーニーが終了になって目にする機会も減りましたが、奇界遺産でお馴染みの佐藤健寿さんが旅で愛用しているのがhobo×DannerのTachyon 6 Lightweight Bootsです。
2019年12月7日に第4弾目となるコラボレーションモデルが発売されます。
その前に前回までのモデルを日頃から旅の多い佐藤健寿さんのインスタグラムで振り返ってみます。

 
 

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新宿エプソンイメージング・ギャラリーEPSITEにて、本日から10/19まで、写真展「WUNDER」を開催しています。エプソンの最新プリント技術が惜しみなく投入された、総数50点以上の作品が展示されています。10/21には大阪でも展示されます。ぜひお越しください。 詳細はプロフィールURLまたは以下よりどうぞ。 http://kikai.org * * * 目の前にあるものが、すべてではない 本展「WUNDER」(独語:驚異)では、私が過去10年以上にわたって、世界中で撮影した奇妙なものや人、場所などを展示しています。人間が作り出した奇妙な建築物に、自然が生み出した美しき奇景。世界の果てに暮らす少数民族に、宇宙へと向かう荒野のロケット。日本で今なお続く謎の奇祭に、辺境・秘境で続く独特の奇習。これらはそのどれ一つをとっても、一冊の本が書けてしまうほどの膨大な歴史をもったものたちですが、本展ではそれらを一堂に会して同じ「地平」の上に並列しました。 それはちょうど、ヨーロッパにおける博物館の源流、「驚異の部屋」(WUNDER KAMMER)のように。中世、大航海時代の訪れとともに世界各国からヨーロッパにもたらされた珍品・奇品の数々は、貴族や学者たちが作る「驚異の部屋」の陳列棚に並べられ、人々の好奇心を刺激し、世界に対する理解を新たにしました。それから数世紀、私たちの知識は当時の人々とは比べものにならないほど発達しましたが、それでもなお世界は、私たちを驚かせ続けます。 目の前にあるものが、すべてではないということ。そんな当たり前のことを「知る」ためだけに、私はいまも、旅を続けています。そんな旅の、ちょっと変わった土産のような写真たちが、あなたの好奇心を少しでも刺激したならば、これほど嬉しい事はありません。

Kenji Sato 佐藤健寿(@x51)がシェアした投稿 –

 

こちらは初代モデルのベージュカラー(2017年)
現行品に搭載されているDanner Dryはこの時はまだありませんが、その分非常に軽やかで足首周りもギュッと極限まで絞れるモデルでした。初代から最新作まで一貫してスエードを使っています。

 
 

 

2代目となったグレー(2018年)
こちらも仕様はベージュと同様。アウトドアの製品によく見られる色の粒が混じったパラコード的なシューレースが付属していましたが、佐藤さんは同色のシューレースを付けていますね。

 
 

 

3代目のブラック(2019年)
この時から透湿・防水・抗菌の機能をもった「Danner Dry」が採用されました。その分プライスも上がりました。サイドパネルのメッシュ部分もナイロン/ポリエステルの丈夫なタイプに変更。パラコード風シューレースが2本付属。

 
 

で、今回登場したのがこちらです。1年のうちに2度のリリースは初めて。
ミッドソールのカラーがアウトソールに合わせて濃いベージュに。アッパーは浅いベージュのスエードで、従来はアッパーとミッドソールが同色展開だったのですが、あえて色の差を出したカラーリングです。今回もDanner Dry搭載は同様。シューレースはアッパーのカラー、ミッドソールのカラー、反射素材の3種のご用意。

 
 

最大の変更点は「スピードレーシングアイレット」が2つに増えた点でしょうか。
スピードレーシングアイレットというのはシューレースを通す金属でできた筒状の穴の部分で、シューレースが最後に通る穴の箇所に使われています。緩んだ状態からグッと引き上げるとすぐに絞れるスグレモノなんですが、脱ぎ履きが多い環境ではそれでもまだスピード不足を感じていたということで、2つに増やして更にスピードアップを図っています。

 
 

デザイン面ではヒールに「Danner Dry」のエンボスがさり気なくされています。ブラックのモデルでは履き口あたりにタグを付けてありましたが、こちらも変更しています。

 
 


なぜTachyonを履くのか

私個人もこのTACHYON(タキオンと読みます)を愛用している一人。ニュースページでもスタッフのコメントとして載せているのが私の見解になります。
そもそも初代であるタキオンは特に機能素材を使うわけでもありませんでしたが、ロケで悪路を進んだり多少の雨風にはへこたれることがなく、それでいてスニーカーのように軽く履き心地も抜群であることから、もっぱら「これはカメラマンのためのシューズだな」と思っていました。
アウトドア系のブーツはそりゃタフなんですが一方軽さを犠牲にせざるを得ない状況。普段から山歩きするような人ならまだしも、街で歩くくらいしかしてこなかったタウンボーイには荷が重すぎる面もあったんですね。

 

そこへ来てタキオンは全てのバランスがちょうどよかったんです。ブーツのようなタフさとスニーカーのような身軽さのバランスや、シャフト(履き口の筒状の部分)のスリムさによってスキニーパンツにも対応すること、やや幅広のラスト(足幅)で比較的多くの方にも対応できること、汚れても気にならないスエードなどなど、着用面も精神面もラクなところが素晴らしい。
本来8インチであるモデルを6インチに高さを下げたホーボーデザイナーの朝倉さんのセンスは本当に見事としか言いようがありません。

 

プライスは透湿防水抗菌機能をもった「Danner Dry」を使ってから上がっていますが、それでもコストパフォーマンスは高いと思います。
ニュースにも書いたように、悪天候で有名なフジロック・フェスティバルで私自ら履いて実証してきました。やはり雨に降られたのですが、靴の中は濡れることがなく無事に帰ってくることができました。シュータンはアッパーと縫い付けられ繋がっているので砂利や小石の侵入もほとんど心配いりません。

 
 

2019年12月7日発売です。毎回早々になくなりますので気になる方はお早めに。
詳細はニュースページからもご覧いただけます。

 

hobo×Danner® TACHYON 6″Lightweight Boots Danner Dry 12月7日発売

 
 


余談ですが、冒頭で名を挙げた写真家の佐藤健寿さんは、テレビやSNSで見ると大体ノンネイティブを着ていらっしゃいます。過去にはブランドのムービーを撮影していたり、同社の発行しているトラベルカルチャー誌のTRANSITでも取り上げられていることも多くあり、ホーボーやノンネイティブとの関係は親密なようです。あとはダナーのブーツや、ポーターのバッグ、ノースフェイス、TEN Cあたりのアウターも。
オシャレな方なので着こなしの参考にもなるのですが、この辺に関して注目している情報はほとんど見かけませんね。今回のブーツもどこかで見かけるかもしれません。