スニーカーユーザーにおすすめなMARKAWAREのペグトップトラウザーズ

スニーカーユーザーにおすすめなMARKAWAREのペグトップトラウザーズ

こんにちは。Nです。
引き続きニューイヤーセール好評実施中のES-WEBですが、昨年の12月には既に一部ブランドの2020年春夏コレクションがスタートしています。
今や老若男女問わず年中使われているスニーカー。ESのブランドでもルックにスニーカーを使うのが当たり前。しかもデニムやスウェットパンツだけじゃなくスラックスも選択肢に定着しています。
ストリート的に使うスニーカーとは別にもう少し大人らしい上品な使い方をするスタイルが日本ではすっかり馴染んできましたね。

スラックスというアイテムを持っていない方も多いかもしれませんが、デビューするならマーカウェアのスラックスが非常におすすめです。

 
 
 

幾度となくご紹介してきたこちらのスラックス。名作と呼ぶにふさわしいヒット作です。先月届いたばかりですがもう欠けてきています。マーカウェアの「ペグトップトラウザーズ」と名付けられたパンツです。

 
 
 

スラックスと言ってもスーツに使うようなものではありません。ヒットする大きな特徴がいくつかあります。

 

・ゴム入りのウエストでベルト要らず
・腰元を大きく内側に畳んだ1タック
・股上が深く先細りしたテーパードシルエット
・足首までのアンクル丈

 

これらの条件が揃うと途端にスニーカーを履いても違和感が払拭できてしまいます。
ボトムの中心に折り目が入った「センタークリース」という仕様がドレッシーな印象を保ちながら、シルエットや形なんかはタウンユースらしいのでバランスがとりやすくいかなる状況においても使える本当の意味で「万能」な一本です。
例えば冬の時期でしたらダウンやフリースをトップスに持ってきても、パーカやスウェットを使っても、セーターを使ってもこれ一本で締まるスタイルが作れます。
もちろんジャケットやシャツなどを合わせても真っ当なドレススタイルになりますし、スニーカーや革靴、サンダルまで幅広く対応できる懐の深いパンツです。

 
 
 

ウエストにゴムが入って履くのがラクなのも選びやすい要因です。この仕様になるとベルトが要らないだけでなく屈伸運動もしやすくなるので、総じて動きやすいパンツになっているというわけです。
この画像はディテールが分かりやすいように敢えてしっかり見せていますが、タックインする場合は裾の溜まりをたっぷりとって覆い隠すように着るのが良いでしょう。

 
 
 

余談ではありますが、いわゆる「寸足らず」な丈感、特に「くるぶし丈」と呼ばれるようなレングスが定着したのは、この10年15年くらいの話。特に日本では。
2000年台初頭にトム・ブラウンがヒットし、新しいテーラードのスタイルを確立して以来、アンクルカットというものが日本でも少しずつ浸透していきました。外のブランドなのでアレですがベドウィン・アンド・ザ・ハートブレイカーズの「TRIPSTER」やヴィズヴィムの「HIGH WATER CHINO」などがまず人気の火付け役となった記憶があります。ES-WEBでも取り扱いのあるノンネイティブも「アンクルカット」「シンカット」を比較的早い段階で提案していたようにも思います。
2020年に突入してもそのトレンドの傾向が崩れることなく、すっかり「定番」となったレングスですね。

 

マーカウェアが目をつけたのはスラックスでした。今までのアンクルカット、特にパイオニアになったブランドたちもどちらかというとトム・ブラウンを源流としたスーツ、スラックスの系譜にあったように思いますが、マーカウェアほどスラックスに傾いていたわけではありませんでした。
パイオニアたちが提案したのはアンクルカットに革靴やブーツ、といったスタイルでした。しかしマーカウェアが提案しているのはその逆。キレイなスラックスにスニーカーを合わせるやり方です。
マーカウェアはそれまでどちらかと言えば「上モノ」、つまりアウターやシャツなどの上半身のウェアに人気があったのですが、このスラックスを機にボトムス人気に火がついたんです。そうするとボトムスに合わせるトップスにも注目され、現在では飛ぶ鳥を落とす勢いのブランドとなっています。

 

デザイナーの石川俊介さんいわく、それまで細身のスタイルだったブランドを、言ってみれば逆のルーズなシルエットに転換するのは勇気のいる作業だったようですが、「自分たちが年をとってきて無理せず着られるものを提案したい」という気持ちが強くなっていったみたいですね。その思いがユーザーにハマった形です。

 
 
 

服バカのESスタッフ北原と石川はこれより更に太めの「クラシックフィット」のモデルにシフトしていったのは、特集でも言及しています。スラックス初心者でも絶対うまく使えるペグトップ。慣れたら徐々に太いモデルにも手を伸ばしていただければと思います。
新しい色出しとなったオリーブは大変好評でほとんど無くなってきてしまっていますが、ネイビーとブラックの定番色は絶対一本持っておくと、手持ちの洋服の使える幅が広がるのでおすすめです。
我々みたいにスニーカーで一年中過ごすような人たちにとって、新しい扉を開けること請け合いです。マジで。

 
 
 

2020SSを語る

こちらで事細かに話しています。すんごく長いので暇を見つけてご一読ください。

 
 
 


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