秋冬になったらMARKAWAREのペグトップパンツはサバイバルクロスに切り替えよう

秋冬になったらMARKAWAREのペグトップパンツはサバイバルクロスに切り替えよう

こんにちは。Nです。
ようやく秋冬らしい展開になってきたマーカウェアの2020FW。昨シーズンも大好評で実質数が足りなかったマーカウェアのペグトップパンツ、サバイバルクロスバージョンが届きました。今シーズンも怒涛の勢いで日々売れているマーカウェアのパンツ。今回紹介するペグトップもそうですし、新シルエットの「ニュークラシックフィット」もそう。春夏では通気性・吸湿性に優れたウールトロピカルで作っていましたが、冬は暖かさもあるオーガニックウールサバイバルクロスに切り替えています。

 
 
 


MARKAWARE / マーカウェア
PLEATED FRONT PEGTOP – ORGANIC WOOL SURVIVAL CLOTH
A20C-03PT01C
¥38,500

ウールフランネルのようにヘビーなウィンターウェアということでもなく、涼しくなってくる9月頃から使うことができるかなと想定。ウールトロが厚みと強度を増した感覚です。しかしウールらしい柔らかさと綺麗にドレープが起きる生地で、上品なんだけど上品すぎない使い勝手の良い生地です。この生地のアイテムはメーカー直営店であるパーキングでも非常に好評で、リストックしようにもなかなかできないのです。

 
 
 

まずは「ペグトップ」のおさらいから行きます。「もう知ってるわ」って方はここは読まなくて大丈夫です。
マーカウェアのパンツの中で絶対王者に君臨しているのが「PLEATED FRONT PEGTOP(通称ペグトップ)」というアイテム。季節によって素材を変えたり、シーズンで色違いが出たりと幾重のバリエーションで展開を続けている名作中の名作です。

 
 
 

腰後ろにゴムを入れたイージーパンツのデザインをミックスし、股上が深く裾先にかけて強めにかかったテーパードシルエットによってスニーカー、サンダル、革靴といったカテゴリを飛び越えて合わせることができるというカジュアルスラックス。さらにローカットからハイカットまでシューズをカバーするアンクルカットを採用したことでほどんどのフットウェアと組み合わせられ、なおかつ上品さを失いません。昨今のスラックス事情においてはペグトップはパイオニアと言っても良いでしょう。

 
 
 

スラックスらしくセンタークリース(ボトムの真ん中を折っているヤツ)仕様で、それが更にテーパードを加速させています。クリースがとれてもかっこいいです。使っている素材はもちろん天然素材が主。中でもデザイナーが直接現地へ赴き買い付ける屈指のオーガニックウールやオーガニックコットンを使っているので、評判が良いのも納得。ただ形が綺麗とかってことではなくて、素材の良さによる圧倒的な表現力や製品精度の高い作り込みや季節に応じた天然機能素材の使い方がマーカウェアの真髄です。原料から作り込みを行なっているので完成度が段違いです。
数あるマーカウェアのパンツの中でも群を抜いて本数が出ています。

 
 
 

スラックスらしい腰裏のマーベルトはシャツなどをタックインした時にズレ防止になりますし、腰回りの生地のハリが出て余計なシワができにくいなどのメリットがあります。「スラックスタイプ」のパンツはこういった部分は省かれているケースが大半ですね。

 
 
 

裏返してみると膝上くらいまで裏地が付いています。これ前面だけに付いているんですけど脚通りも良く、体が生地に直接干渉しないので、こちらも余計なシワが出にくくなっています。生地の傷みを抑える役割も担っています。こういった複雑な機構もスラックスが上手に縫える工場を使っているからこそ。スーツに関してもそうですが、表からは見えないところにキチッと手を入れてあるだけあって見栄えが綺麗になるんですよね。

 
 
 

素材はデザイナーの石川俊介さんがアルゼンチンまで行って見つけてきたオーガニックウールを輸入して、愛知の一宮市にある日の出紡織さんという工場で織ってもらっています。日の出紡織さんもまたオーガニック認証を受けた工場で、一定の基準を満たした環境に配慮した生産が可能。

 
 
 

さて、そんなサバイバルクロス。他のブランドではあまり耳馴染みのない生地だと思います。「サバイバルクロス」で検索するとマーカウェアが出てくるくらいは、マーカウェアが知名度を担っている生地です。冬のウール生地と言えば先程も書いたようなフランネルやメルトンが一般的でしょう。縮絨して厚みがあって暖かく柔らかな印象をくれる、私も大好きな生地のひとつです。正直な所、サバイバルクロスにはそれほどの保温性はありません。夏に穿くのは流石に厳しいですけど、メルトンやフラノに比べたらもう少し時期を広く使える生地です。

 
 
 

フランネルやメルトンには出しえないシャープさやドレープがサバイバルクロスにはあります。ウールトロの柔らかなドレープとキリッとしたルックスが好きな人なら秋冬の後継モデルはサバイバルクロスがおすすめ。綾目の見えるビシッとクリアな生地感が見た目も洗練されています。

 
 
 

本当に細かい所で言えば、ボタンがすごく良いです。どっしりと重厚感があって手触りの非常に良いボタン。コレ、何使ってるんだろう。しかもプリントじゃなく刻印で「MARKAWARE JAPAN」と書いてあるんです。別にインスタ映えもしないしコレがチープだからってパンツの良し悪しがガラッと変わるわけじゃないですが、満足度がぐっと上がります。割れる心配がなさそうなのは嬉しい。

 
 
 

トップス:MARKAWARE ONESIDE RAGLAN LONG-SLEEVES Tee – ORGANIC PIMA 60//2 SWITZER KNIT(サイズ2)
ボトムス:MARKAWARE PLEATED FRONT PEGTOP – ORGANIC WOOL SURVIVAL CLOTH(サイズ1)
シューズ:NIKE AIR MAX 90
バッグ:UNDERCOVER ナイロントートバッグM
モデル:身長170cm、体重57kg

 
 
 

ESとしてはスニーカーが正義。
今じゃESが得意なナイキの他にもニューバランスやブランドオリジナルスニーカーなど多く取り揃えがあります。一時期展開をしていなかったESSENCE(店頭)の方でも展開していますので、お店に来られる方は見に来ていただければ。スラックスとスニーカーの合わせっていつの時代も良いものです。
秋冬になったら革靴、特にブーツは良いなと思っています。「ハイカットブーツと合わせるのが良いよ」とだけ言っておきます。秋冬は詳しく言えませんが良いハイカットブーツがいくつか届く予定です。ご期待ください。

 
 
 


余談ですが先日の雨すごかったですね。みなさまもお気をつけください。

 
 
 

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