洋服好きなコア層に人気が高まるトラックジャケット&パンツのセットアップ 〜UNIVERSAL PRODUCTS.の場合〜

洋服好きなコア層に人気が高まるトラックジャケット&パンツのセットアップ 〜UNIVERSAL PRODUCTS.の場合〜

こんにちは。Nです。
タイトルを見てピンときた方もいるかもしれません。2020年以降、イージーなセットアップ提案が各ブランドから増えている中でも、とりわけスポーティーなスタイルが洋服好きなコア層から支持を得ています。
ESで言うならマーカウェアからトラックジャケット&トラックパンツが出ていますし、ノンネイティブならスウェットスウェットパンツの提案が人気です。ユニバーサルプロダクツのトラックジャケット&トラックパンツは機能的で、しかもシルエットはトレンドを掴んだリラックスサイズ。我々が欲しい「ちょうど」なところをうまく突いてきています。

 
 
 

UNIVERSAL PRODUCTS. / ユニバーサル プロダクツ
TRACK JACKET
213-60302
¥30,800

 

UNIVERSAL PRODUCTS. / ユニバーサル プロダクツ
TRACK PANTS
213-60504
¥26,400

 

無地でシンプルなデザインのユニバーサルプロダクツ トラックジャケット&トラックパンツのセットアップ。一枚仕立てのタスランポリエステルはサラサラとした軽い生地で、窮屈さとは無縁の仕上がり。今回取り上げているセットアップはダークネイビーで、ブラックに近いかなり濃い目のネイビーです。
ユニバーサルプロダクツの下げ札は取り外しができないので、そのままになってますがご了承ください。

 
 
 

まずジャケットの方からご紹介します。
先程も書いたように一枚地で裏は何も付いていません。フロントファスナーを開けて着るような場合に見た目が良いことと、形をキレイに保つことを考慮してか見返しが付いています。これがあると裏地がなくてもヨレヨレにならなくてシャキッと見えます。ちなみにシングルジップです。

 
 
 

裾には両サイドにスピンドルを装備。個人的にはこの手のアイテムを着る際は絞ることをデフォルトに考えています。ストンと落としても良いですが、そのあたりは好みで。

 
 
 

生地感は比較的マットでツヤは鈍いです。ツヤがあると逆にスポーツっぽさが強まりますし、それよりもデイリーウェアを意識した生地選びなのかなと思います。

 
 
 

全体がゆったりとしているので、袖や裾の絞りが効果的なシルエットを生み出します。

 
 
 

パンツの方はもちろんイージータイプです。ベルトループはなく、ゴム入りのウエストにドローコード。フロントはジッパーフライです。

 
 
 

ポケットはメッシュでした。肌当たりも良いですし、ボトムに干渉しにくいのもポイントです。特に春夏秋は快適に使えますね。

 
 
 

こちらも裾にはスピンドルが付きます。ゴム紐に小さい輪っかが付いていますが、ここをつまむと絞りやすいです。

 
 
 

ジャケット同様シンプルで癖のないデザイン。が故に形とディテールと生地がモノを言います。語弊があるかもしれませんが、ある意味チープさが大切にされているように感じます。ただのチープにならないよう削ぎ落としが徹底されていて、必要なものだけが残っています。これは名作セットアップの予感。

 
 
 

アウター:UNIVERSAL PRODUCTS. TRACK JACKET(サイズ2)
ボトムス:UNIVERSAL PRODUCTS. TRACK PANTS(サイズ2)
シューズ:NIKE NIKE AIR MAX 90(私物)
スタッフ:身長177cm、体重55kg

絞れるところは絞っていきたい。今回は一番シンプルに白を差し色とした色使いにしていますが、インナーやシューズをベージュにしても好相性です。ジャケット&パンツより明るい色を差すとクリーンに見えます。
絞りのある洋服は、言い換えれば2WAYってことでスタイルによって着方を選べるのが良いですね。シューズとバランスを見て丈感を調整したり、レイヤードによって絞る絞らないを考えたり案外重要な要素です。

 
 
 

真夏日のような日差しですとさすがに暑いと思うんですが、30度を下回る日には対応できるかなと思います。使っている生地は吸水速乾性に優れているとのことですから、汚れたり汗をかいたりしたらジャブジャブ洗えるのも利点ですね。すぐにローテーションに戻すことができます。

 
 
 

襟を折り返してもいいですよね。この画像では裾の絞りは開放しました。パンツは結構太めでストレート気味に流れるシルエットです。

 
 
 

ジャケットを全開にするとこんな具合です。トラックジャケットにはやっぱり白TEEが一番合うと思うんですよね。ヘビーウェイトなTシャツだと雰囲気出ますね。これはかなり薄手のTシャツを使っていますが手持ちの白TEEで全然問題ありません。

 
 
 

ユニバーサルプロダクツ全般に言えることですがESの中ではわりとリーズナブル。自分もちょっと狙ってます。ネイビーが良い色だったし…スニーカーが好きな人ならこういうのあると絶対良いなと。
で、こういうセットアップをロングコートと合わせるのが良いんですよね。2021AWはそういったスタイルをたくさん紹介していきたい。その前になくなっちゃうかもしれませんが…。

 

余談ですが、ユニバーサルプロダクツのアイテムということで、ディレクターの三好さんのエッセンスが存分に詰まってると思うんです(ユニバーサルプロダクツはデザイナーを明示しておらず、おそらくチーム編成によるものだと思います)。彼のスタイルはローテクのスニーカーにこういったセットアップを着る傾向が強いですよね。海外の、なんてことない服を着る感じ。10代が着ても40代が着ても成立するスタンダード。非常に参考にしています。