絶対持つべきゴールドウインのゴアテックス フーデッドジャケット GTX ACT CITY JK

絶対持つべきゴールドウインのゴアテックス フーデッドジャケット GTX ACT CITY JK

こんにちは。Nです。
前回のブログでご紹介したティラックのスティンガージャケットに続き、シェルアウターのご紹介です。予告を出していた通り、ゴールドウインのシェルアウターを取り上げます。プロユースなブランドだけあってものづくりの水準は非常に高いのがティラックと共通しています。今回ピックアップしたGTX ACT CITY JKティラックのスティンガージャケットと同じくGORE-TEX Paclite® Plus(ゴアテックス パックライト プラス)を採用していますが、シェル(要するに表地)が全く異なり、ゴールドウインのものは結構しっかりハリ・コシがあるタイプ。

 
 
 

Goldwin / ゴールドウイン
GTX ACT CITY JK
GL02101P
¥60,500

登山やスキーシーンで見かけるオーソドックスなデザインのフーデッドジャケットです。ゴールドウインが国内正規代理店をつとめるザ・ノース・フェイスのMAKALU JACKETを思わせるスラッシュ状のチェストポケットと、フラップ付きのウエストポケットがある大容量タイプのデザインです。
※マカルージャケットはシーズンによっては全然違うデザインもあります。

 
 
 

面白いのはウエストポケットのフラップを開くとポケット口が2つに分かれており、一つはファスナー付きでセキュリティを兼ねています。もう一つはそのまま手を入れやすくなるハンドウォーマーポケットの側面が強いです。この使い分けはめちゃくちゃ便利。

 
 
 

チェストポケットの方は縦にガバッと開くので大きめな収納物を入れておくのに役立ちます。冬場であればグローブなんかを適当にあしらうのにちょうどいいですし、重くなりがちなロングウォレットをお持ちの方は胸位置の方が安定します。
バックパックのハーネスは腰回りに干渉するので、背負った時にサッと取り出しやすいものを入れておくのも良いでしょう。

 
 
 

そして前述したようにゴアテックス パックライト プラスの採用。ティラックの説明時にも書きましたが、ゴアテックスのパックライトシリーズは裏地がない2層構造を基本とし、”プラス”はその進化版として2019年にローンチされたばかり。
裏地が無いのでメンブレンむき出しの裏地になる代わりに、肌への当たりを快適にする凹凸のある表面加工を処理してあります。ですので、Tシャツの上からでも張り付いたりせず快適です。
しかもゴアテックス パックライト プラスはGORE-TEX STRETCH(ゴアテックス ストレッチ)であることが標準装備のようで伸縮性があります。といってもグイッと伸びる感じではなく、ほんのりサポートする程度の伸縮性。
このゴアテックス アクト シティ ジャケットの場合、表地がかなりしっかりした生地なのであまりストレッチは感じられません。かといってストレッチがなくても着心地には影響のない設計のため、特別必要性も感じませんでした。

 
 
 

プロユースだなと感じる点はやはり腋下のベンチレーションですね。空気の流れを作るのにはこれが最適。瞬時にアウター内のムレを解消したい時はこちらを使えます。
一応春夏のコレクションとしてのアウターなんですが、春アウターとしてはもちろんバッチリ使えますし、当然のことながら秋冬もレイヤリングで活躍が期待できます。
それ以外に、野外音楽フェスの時もゴアテックスは最高です。私もかつて野外フェスが当たり前だった頃はゴアテックスのアウターを一つ持っていっていました。夜は冷え込むのでそんな時も活躍します。
となると春夏秋冬で使うシーンがあるのがゴアテックスのシェルアウター。本当にあって良かったと思えるアイテムの一つです。

 
 
 

アウター:Goldwin GTX ACT CITY JK(サイズL)
トップス:nonnative DWELLER B.D. L/S SHIRT COTTON CHAMBRAY(サイズ2)
その他:私物
スタッフ:身長177cm、体重55kg

今回もシェルアウターと明るい色のデニムという組み合わせ。ただしデニムは細めを使いました。こうしたラギッドなシャンブレーシャツとデニムとブーツというアイテムにナイロンのアウターを重ねるのって、アメリカのアウトドアマンっぽい感じがして好きですし、アメカジな雰囲気を取り込むのにも難易度が高くありません。

 
 
 

ゴールドウインといえば先日、ユニバーサルプロダクツの本丸である1LDKとのコラボレーションも発表されたばかりですが、実はデザイン自体はすごく洗練されています。ゴールドウインという言葉だけ聞くと、昔から知っている人からすると「あのスポーツメーカーでしょ?」って方も少なくないと思います。しかし、プロダクト自体は今すごく良いんですよ。ものづくりって意味ではもはや言わずもがななんですけど、シルエットも今っぽく、やりすぎない程度の大振りなサイジングですし、ディテールはミニマルで実用性を考えた作り。ボタンひとつとっても、ファッションブランドと遜色なく、むしろこのバランス感覚をもってファッション業界に来られるとたまったもんじゃないなってくらいハイクオリティです。

 
 
 

そもそもザ・ノース・フェイスで培ったノウハウが膨大に蓄積されているので、今日のグローバルに支持されるデザイン的フィードバックはかなりの量になっているものだと思います。ゴールドウイン自体の歴史も70年以上あり、そういった点も一介のブランドではなせることではありませんね。
製品の仕上がりもこなれていて、テクノロジーの部分に加えてファッション的側面も加わり完成度が高いです。デザインに過干渉になることなく、大人が無理せず選べる、選びたいデザインに落ち着いているのがポイントです。

 
 
 

フロントはダブルファスナーとドットボタンの二重で、どちらを使ってもいいです。フロントボタンは生地で隠してあり、見た目はより一層シンプルに考えられています。
比較的高価格帯となるファッションブランドでは最近よく採用されているこの凹凸のないツルッとしたボタンは「ブラインドホック」と呼ばれるもので、見た目の情報量が少なく洋服を邪魔しません。

 
 
 

文句の付け所がないゴアテックスのシェルアウター。持っていない方はマストアイテムの一つとしてぜひご検討ください。ファッション的にも気にしたいカテゴリーですし、そうでなくてもつい手にとってしまう便利な一着となることは間違いありません。

 
 
 

付属の巾着にコンパクトにまとまるので、出張、旅行が徐々に増える未来には重宝しそうです。普段は小物をまとめておくのにもありがたいですね。

 
 
 

 
 
 

WRITER N

ディレクター
よく着るブランド:MARKAWARE・nonnative・NIKE
好きな音楽のジャンル:シティポップ・ダンス/エレクトロニック
好きなアニメ:エヴァ
特性:静かに面白い事を言って爆笑を取る