暖かくなくていい、むしろ涼しくて通気性と軽さが欲しい、ATTACHMENTのパッカブルブルゾン
- 2020.06.29
- ATTACHMENT
こんにちは。Nです。
梅雨まっさかり、夏まっしぐらなこの季節。アウター需要は減るのが世の常ですが一方で涼しい上着が欲しいのも事実。暑く湿度の高い季節柄、着て不快になるような普通のアウターは全然欲しくありません。防寒性や保温性は全く不要で、直射日光を避けたり、雨を適度にしのげたり、寒い室内や機内で空調を防げればそれでいい。アタッチメントの塩縮ナイロンリップ スタンドカラーブルゾンはそんな「夏アウター」の需要を一手に担ってくれそうです。
塩縮ナイロンリップ スタンドカラーブルゾン
AB02-212
¥60,500
2020 PRE AWのファーストデリバリーで登場したこちら。少しゆったりとしたシルエットですが、バサバサと邪魔になるようなことのないまとまりのある形と、座っても邪魔にならない丈感も交通機関での移動を意識しているのかなと推測しています。
とにかく薄い。フレスカ並に薄いです。濃い色ですが透けます。シワシワしているので着たらそこまで気になることはないと思います。で、透かすとよく分かりますがリップストップナイロンです。リップをストップする、ということで太い糸の格子が引き裂きを止めてくれる生地。軍モノでよく見かけるこの仕様、いまやすっかり庶民たちの味方な生地のひとつですね。
シュリンクしたようにクシュクシュとシワだらけ。もちろん意図的に、です。「塩縮加工」という技術でかなり細かくシワを入れてあり、これをすることでツルッとした生地に陰影の表情をつけることができます。加えて夏の大敵である汗によって張り付くような着用を防ぐ役割も。この生地は通気性が良いのでそもそもベタつきが少なく済むのですが、意図せずしてかそうでないのかはさておき、更に機能拡大した形。
商品ですのでテストはできないのですが、撥水性もあるようです。薄くて軽くて、なおかつ通気性が良く、肌離れが良く、多少の雨は防いでくれる。こういう夏アウターは本当に貴重。見た目がカッコイイものはさらに選択肢が狭まります。
腰の部分と裾にはスピンドルを配置。グッと絞ることで丸いフォルムに変更が可能。正直防風性を高めても夏はしようがないかなと思います。強いて言えば空調が寒い時にある程度は寒さ防止になるかな?という程度。ファッション的使い方の方が頻度高いでしょう。
右ポケットを裏返してゴソッと入れ込めばこの通り。今回パッキングしてみましたが、特に丁寧にたたまず、ただ詰め込んだだけです。生地が薄く柔らかく、シワだらけなので全く気にせずにまとめられます。これ、マジで楽です。パッカブルって畳んで包んで…みたいなのが結構面倒で結局やらなかったりするんですけど、これなら旅先や出張などに持っていきやすい。
一応フロントファスナーは閉めてから詰めました。
パッカブル状態の時に表にあるポケットはiPhone XS MAXですと頭が飛び出ます。もう一回り小さければ入りそう。
ということで、右ポケットだけファスナーがリバーシブル仕様のタイプになっています。
ストレッチの効いた生地でラグランスリーブのため突っ張りは一切感じませんでした。しかもマジで軽い。ふわ~っとしてます。生地に独特な雰囲気があるため洗練されて見えますが、形自体は結構オーソドックスな「ウィンドブレーカー」らしい形をしています。どこか80〜90年代っぽい雰囲気も感じます。インナーによっては春も秋も使えるので冬以外の3シーズン対応モデルですね。
モデルは身長175cm、体重55kgでサイズ2を着用しています。
背中の生地が重なっているのですが、ここ、見てみたらベンチレーションではありませんでした。おそらく雨水を落とす傘的な意味合いが強いのかなと思います。
襟元のボタンを外すとフードが出てきます。突然の雨でも大丈夫。普段はしまっておいた方が見栄えは良さそうです。好みに応じて出しておくかしまうかしてください。ここも生地が薄く軽いため、収納が楽です。適当でいいです。
左ポケットの裏側に内ポケットがあります。ここはiPhone XS MAXも収納可能でした。雨が降ってきた時にここに隠すのが良いかも。
「夏アウター」カテゴリーは使う時期が短そうに見えて長い。4月〜10月くらい、つまり半年は稼働するようなアイテムです。保温性や防風性を無視し暑い季節に見合ったアウターを一着持つと生活も変わるでしょう。
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