nonnative 定番シリーズのDWELLER 5P JEANSの中でも評判が高いシルエットDROPPED FITのおさらい

nonnative 定番シリーズのDWELLER 5P JEANSの中でも評判が高いシルエットDROPPED FITのおさらい

こんにちは。Nです。
10月30日から開催されるベンダーキャラバンにあわせ、ノンネイティブのご紹介です。エッセンスでも何度もご紹介している、ノンネイティブの定番シリーズ「DWELLER」に属する「DROPPED FIT」というシルエットのパンツについてです。2021年の冬ではデニムが再燃中で(私はトレンド関係なく使いますが)、Gジャンの方は早々に完売しています。アメカジ人気も実際上昇中ということで馴染みのあるデニムを手に取る方が多いのかなと思いますが、ノンネイティブでデニムを買うならやっぱりパンツは欠かせません。そこで現在3つの展開がある定番のDWELLER 5P JEANSのうち、テーパードシルエットが最も強調されるDROPPED FITをもう一度おさらいしてみます。

 

ベンダーキャラバン詳細は下記より。

【NEWS】vendor CARAVAN NIIGATA at ESSENCE

 
 
 

nonnative / ノンネイティブ
DWELLER 5P JEANS DROPPED FIT C/P 13oz DENIM STRETCH OW
NN-P4003
¥21,780

シーズンごとに生地の厚みや加工など、細かくマイナーチェンジをしながら作られ続けているデニムパンツです。今回ご紹介しているのは先程も書いたとおりデザインは「DWELLER 5P JEANS」という種類で、シルエットは「DROPPED FIT」、そして40thコレクションで採用した生地は「13オンスのワンウォッシュ ストレッチデニム」という組み合わせになっています。「DROPPED FIT」は「DWELLER 5P JEANS」の中では後発組なんですが今では非常に高い人気を誇るシルエットです。
ちなみに「USUAL FIT」以外のシルエットは必ずストレッチ素材になっていますし、長らく人気が続いていた「DWELLER 4P JEANS TAPERED FIT」は展開が無くなっています(まだしばらく展開の予定がありません)。

 
 
 

13オンスはデニムの中でも比較的厚手で冬のコレクションでよく使われます。製品版は一度洗ってあるものの、かなりガサッと硬さを感じる生地感です。スラブっぽいネップ(白い点)がところどころにありますね。昔のデニムの雰囲気というか、古き良きデニムって感じがしていいですね。具体的にはシュガーケーンのデニムなんかはまさにこんな感じのデニムだったと思いますね。もちろんノンネイティブのはコットン製ですけどね。

 
 
 

「DWELLER 5P JEANS DROPPED FIT」はフロントがジッパーフライとスナップボタン開閉式。ウォッチポケットは腰帯に水平に配置されています。「DWELLER 5P JEANS」に共通したS字カーブのフロントポケット口は手がスッと入りやすい設計です。

 
 
 

真横から見ると独創的なパターンが分かると思います。一見して普通のデニムに見えて、フロントポケット口とバックヨークが接続するような繋がりのあるデザインです。バックヨークは普通V字、つまり谷型なんですけどノンネイティブのパンツは山型となっており、バックポケットの下を通すように縫われています。

 
 
 

「DROPPED FIT」は股上が結構深いです。普通の位置で穿いて腰穿きに見えるようなポケット位置と大きさになっており、少し下がり位置になっています。

 
 
 

ファスナーガードになっている箇所に太く2本のステッチが通してあり、生地を噛まないように工夫されています。同じく2本の太いステッチがウエストにも通っていますが、強度のためと腰帯の中に詰まった薄い中綿の偏りを防ぐためと思います。中綿はフィット感と穿き心地のためのものです。

 
 
 

で、この腰裏には薄いデニム生地(綾織)を使っています。スレーキ(ポケット袋)にはシャンブレー(平織り)を使っています。ともにインディゴカラーなんですが、場所に応じて使い分けをしてあり仕事が細かいです。

 
 
 

ボトムのインシームは巻き縫い、アウトシームはかがり縫い(オーバーロック)です。ですのでボトムの外側は縫い目が見えませんが、内側はオレンジのステッチがラインとなって現れています。裾口はもちろんチェーンステッチです。ストレッチデニムであり赤耳ではありません。赤耳なのはノンストレッチのUSUAL FITのみなのです。

 
 
 

バックポケットは敢えて口が緩んだように余らせてあります。これによって硬い生地でも手を入れやすくなっています。ほんのり、という程度で見た目はほとんど気づかれないと思います。

 
 
 

とまあ、ノンネイティブのデニムはかなり考えれ、アイデアが煮詰まった状態にまで完成されていて、ブランドファンだけでなく純粋にデニムを探している人にも非常にオススメできるものです。と言ってもこれらは作りの話。大切な形はどのようなものかを見ていきます。

 
 
 

トップス:nonnative DWELLER HOODY COTTON SWEAT “NORTH”(サイズ2)
ボトムス:nonnative DWELLER 5P JEANS DROPPED FIT C/P 13oz DENIM STRETCH OW(サイズ0)
その他:私物
スタッフ:身長177cm、体重55kg

「DROPPED FIT」は腰回り・もも周りのゆとりからかウエストが若干大きく感じます。よって華奢な私はサイズダウンしております。。。生地が硬く足全体にシワ感が出つつ、レングスのバランスなんかもかなり好みです。腰回りをもっと太く見せたい時はサイズを上げてベルトで締めてあげると良いでしょう。

 
 
 

いろんな洋服を楽しんでいますが、個人的になんだかんだあって究極的にはパーカにデニム、みたいなのが一番落ち着きます。この感覚を少し忘れていました。やはり見てきたファッションのルーツがそこだからでしょうか。スニーカーも良いんですが前回のジャケパンセットアップに続きブーツにしました。
そうすると今までのパーカ&デニムでも新鮮に使えると思ったからです。

 
 
 

先程も言った腰パンっぽい見え方をするバックスタイル。腰位置はそんなに下げていませんが股上が深いのとポケット位置の工夫でそう見えます。ただ、足首周りは結構細いため、上品と言うと大げさですけど腰パンっぽく見えながら全体の収まりはスッキリしてだらしなくなりません。

 
 
 

個人的にデニムはトレンド関係なく好きなんですけど、トレンド的にはアイスブルーのような明るい色目のものの方が人気だと思います。でも私は濃紺が好き。何をしても許される感じが好きです。色が落ちようが汚れようが穴が開こうがシミができても許せます。デニムはそういった懐の深さが好きです。適当にあしらっても嫌な顔をされない都合のいい相棒です。

 
 
 

ノンネイティブのシャフトの細いブーツもなんのその。段差もできず綺麗に収まります。
余談ですがブーツにインディゴが移るのが嫌な方は一つ折りにしておけば多少軽減されますし、ブーツの方にも防水スプレーをかけておけば更に防げます。が、色移り自体は完全に防ぐことはできないと思います。それでも合わせてしまいます。

 
 
 

デニムってユニクロからルイ・ヴィトンまでTシャツ並にたくさんの種類がありますよね。
デニムを選ぶ時に何を基準とするかでモノも定まってくると思うのですが、私の見解からするとデニムは長く使うことが大前提になるものなので、わざわざ安いものを選んで買い替えていくことはまずありません。良いものがたまたま安い場合は別ですが、生地・形・縫製のバランスを考えるとある程度プライスが高くなりますよね。

 
 
 

特に自分が好きなシルエットを探そうとするとデニムの特性なのか、意外と選択肢が狭いです。私はデニムはテーパードシルエットと決めているため、テーパードがキレイなパンツとなると数える程度なんですよね。
加えて先程のディテール紹介のように、一度ノンネイティブのパンツを使うと他では満足できない体になっていまいます。それくらい緻密に考え抜かれているなと思うのですね。

 
 
 

今のトレンドの潮流はジェンダーレス化が進んでいます。男性が着ても女性が着てもさほど印象が変わらない、優しい雰囲気やサイジングが多い中、ノンネイティブのデニムは男っぽさが残っていてそれもブレないのが良いですね。迎合せず突き進んでほしいです。

 
 
 

ベンダーキャラバンはノンネイティブのプロフェッショナル2名、TNPの岡田さんvendorの鈴木さんが参加してくださる予定です。タイミングの合う方はぜひ初日・2日目を目指してご来店いただけますと幸いです。
いつにも増してノンネイティブの深いお話がお店でできるはず。イベントをするのも大変なご時世ですので貴重な機械をお見逃しなく…!

 
 
 

先日40thコレクションが掲載されたeye_C Magazineが当店にも届きました。ご覧になりたい方は店頭まで。

 
 
 

 
 
 

WRITER N

ディレクター
よく着るブランド:MARKAWARE・nonnative・NIKE
好きな音楽のジャンル:シティポップ・ダンス/エレクトロニック
好きなアニメ:エヴァ
特性:静かに面白い事を言って爆笑を取る