“公定水分率”が通常の2倍!? nonnativeの〈ICE PACK〉アイテムがすごい。
こんにちは、こんばんは。 STAFF Sです。
本日はノンネイティブの23年夏アイテムに使われている〈ICE PACK NYLON〉のご紹介です。
なんか涼しそうなネーミングですが、簡単に説明すると「接触冷感があり、夏快適に過ごせるナイロン生地」です。
洋服などに使われている糸には、どんな素材にも多少なりとも水分が含まれています。タイトルにある“公定水分率”というのは、この糸の水分量を表す指標です。
糸の売買をする際は、糸の「重量」で値段が変わっていきます。しかし、糸は水分を吸ったり吐いたりしていて、常に一定の水分量を保有しているわけではないので、環境によって重量が大きく変わってしまいます。
そこで定められたのが、この”公定水分率”というもの。
温度20℃、湿度65%の環境での糸の水分率を表しています。
ここからが本題です。
この〈ICE PACK NYLON〉には、なんと通常の2倍の公定水分率を有しています。
通常のナイロンは約4.5%程らしいので、〈ICE PACK NYLON〉はだいたい9%くらいになるのでしょうか。とは言ってもそもそも化学繊維は水分量が少なく、2倍になってやっと天然繊維と並ぶくらいなんですが、実はナイロンで水分量が多いということに意味があります。
ナイロンには高い放湿性と熱伝導性があります。放湿するとき熱が奪われ生地の温度が下がるため、放湿性が高いと温度が下がりやすくなります。もちろん元々の水分量が多ければその放湿量は多くなります。また、高い熱伝導性は、周りの熱を生地に流れやすくします。
つまり、高い熱伝導性により体の熱が生地に流れ、生地に流れた熱は、今度は放湿した際に奪われることで生地が冷めます。
冷めた生地が体に触れることで冷たく感じます。
それと同時にまた体の熱が生地に流れ・・・
というように体の熱が放出され永続的に涼しさを感じることができちゃうんです。
生地は光にかざすと若干透けるくらいで、通気性がとても良く熱を下げるのに一役買っています。
さらに表糸には、さらっとした肌触りのコンパクトコットンを使用しているため、程よい光沢が高級感があり、着用時の快適性も上げてくれます。
今週末はこの〈ICE PACK〉を使った新作が3つ発売となっております。
ランニングウェアのカッティングを取り入れた半袖カットソー。
胸元のカッティングとそれに沿ったポケットがスポーティなアイテムです。
腋には大きめなメッシュ地のベンチレーションがあります。
普通に着用している分にはメッシュ生地は悪目立ちせずに、生地内の蒸れをしっかり解消してくれます。
サイドの裾にはノンネイティブらしいスリットが設けられています。
非常にキレイな佇まいですね。機能性が街着としてのファッションに上手く溶け込んでいます。
こちらもランニングウェアのカッティングを取り入れたショーツ。ウエストはゴムとドローコードのイージー仕様です。
サイドから見るとよく分かりますが、後ろポケットがやや横めについています。サイドポケットのほぼ隣くらい。走りながらでもアクセスしやすいようになっているのでしょう。
サイドポケットには左右両方共中に小さいポケットがついています。ちょうど私が持っていたキーケースがすっぽりと入りました。このくらいのサイズの小物をポケットに入れておくと、ポケットの中で動いてちょっと邪魔に感じてしまうので、この小さいポケットはかなり使えると思います。
小さいポケットは深い位置についているので、歩いてる時に中身が落ちる心配はなさそうです。
ちなみにポケットの袋はメッシュ生地が使われています。
そんなに細いわけではないですが、裾に向かって内側にカッティングが入っていくことでスッキリとした印象に見えます。シルエットがとてもキレイですね。
ラストはキャップ。
画像だと少し分かりづらいですが、サイドにメッシュ地のベンチレーションがついています。
後ろのアジャスターはこんな感じ。ベルトで調整が可能です。
帽子の深さは浅すぎず、深すぎず程よい大きさです。
以上、3点本日発売したアイテムでした。
〈ICE PACK〉を使ったカーディガンは結構すぐ売り切れてしまったので、今回ご紹介したアイテムも早々に無くなってしまう気がしています。
では!
カメラが上手なエンジニア
ディズニーは:シー派
ポケモンは:赤派
得意料理:カレーとシフォンケーキ
特性:ゲラののんびり屋。
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