nonnative 2020SSについての傾向と対策

nonnative 2020SSについての傾向と対策

こんにちは。Nです。
ESSENCEのブログでも紹介がありましたが、ノンネイティブの2020SSのスタイルが発表されましたね。発売は2020年2月1日から。
毎回ルックの公開を楽しみにしているわけですが、今回は数が多いですね。様々なスタイルがありました。
ESSENCEブログはスタッフ目線の解釈でスタイルを見ていましたので、ES-WEBブログでは客観的視点に基づいた検証、傾向と対策をしていきたいと思います。

 
 

ワントーン+ベージュ

過去のルックを見ていくとノンネイティブのカラールールなるものが見えてきます。
特に多い組み合わせは「ワントーン×ベージュ」という組み合わせ。ファンの方ならご存知だと思いますがノンネイティブのスタイルにはベージュのシューズが欠かせません。2020SSのルックでもベージュのシューズが多く見られます。
ベージュのトーンは時にはブラウン寄りだったりオフホワイト寄りだったりしますし、ワントーンといっても濃淡も様々。セットアップのようにキチッと上下合わせたスタイルもありますが、概ねこのルールで括ることが可能。
裏を返せば、このルールで色合わせを考えると「ノンネイティブっぽい」と思わせるスタイリングができるようになる、ということです。

 
 

ハイカットのシューズ

2020SSのルック、ほとんどのスタイルがハイカットのシューズを使用していることが分かります。一部だけサンダル(SUICOKE×nonnativeの新作か?現時点で不明)を使っていますが、それ以外はハイカット、あるいはチャッカタイプのミッドカット以上の高さがあるものを使っていますね。
かねてよりデザイナーの藤井さんはブーツのシャフト(筒の部分)とスリムなパンツの親和性について強いこだわりを持っていることを公言しています。そういった組み合わせもまた「ノンネイティブっぽさ」なのだと思います。

 
 

+ドレッシ

ノンネイティブの洋服と言えばそのルーズさ、良い意味でのだらしなさ、緩さが魅力ですが、そういう着こなしの時こそブーツをよく使っています。特にシャープな形のブーツです。普通に着ようとする時、無意識にスニーカーを選んでしまいがち。そういう時はブーツがバリエーションにあるだけで引き締まったスタイルになります。藤井さんもメディアに登場する時はシャツを前開きで着流しながらスリムなジーンズを穿いて足元はブーツ、というスタイルでよく登場していますね。
緩い着こなしの中に、緊張感のあるモードっぽいものが1つ混じったような、良いギャップが生まれています。

 
 

ドローコード(スピンドル)

もともとドローコードやスピンドルを多用しているブランドではありましたが、ますますその傾向は強まっています。
特にアウターの裾周りを絞ったり、パンツの裾を絞ったりするケースが多い。トップスの裾を絞る場合は生地がストンと落ちずにクシュッとしたニュアンスと丸みのあるフォルムを形成。パンツの場合はクッションが溜まって、その分足首スッキリ細く見せるシルエットを形成。特にハイカットシューズを着用しながらの場合は、履き口付近で絞るのがセオリーとなっているようです。

 
 

ノンネイティブ流90sの解釈?

「客観的」とか言っておきながらこれは推測なんですがスーツスタイルにワークブーツだったり、Tシャツのインナーに長袖をレイヤーにするスタイルだったり、あるいは「プロデューサー巻き」をするなど、90年代に見たようなスタイルの回帰もありました。
スーツスタイルはマークマクナイリーを彷彿とさせますね。マークマクナイリーはアイビールックを下敷きにして、それを崩したストリートスタイルが得意なデザイナーです。長袖インナーレイヤードはメロコアバンドブームや裏原宿のストリートカルチャーの中ですごく流行っていましたよね。プロデューサー巻きは「アーバンライフ」感があってトレンディなイメージ。これはもう少し前の80年代後半から90年代前半の雰囲気。
そのどれもが、色と着こなしとシルエットによってノンネイティブらしく、キレイにまとめられているのが特徴でしょうか。ノンネイティブらしいなと思うのはこれらを今あるトレンドの中でバランスをとるわけではなく、ノンネイティブの中でのバランスをとっている点。
全体的な世界観は90年代初頭くらいのイメージに見えますね。

 
 

自分たちがインスピレーションソース?

これもまた推測なんですが、デザイナーの藤井さんや直営店のvendorスタッフの普段の着こなしそのまま、といったスタイルがありました。
なんなら、vendorのスタッフがモデルをやったりもしていますし(オールホワイトのスタイル画像)、vendorの畠山さんの雰囲気だなあなんて思うスタイルもあります。インディゴ上下でベージュのアウターとシューズを合わせる色の配置は藤井さんそのものだなと思います。
自分たちが通ってきたリアルな年代だからこそ、自分たちがインスピレーションの元となっているかもしれませんね。

 
 
 

発売は2020年2月1日から。デリバリーリストは近日またお届けします。

 
 
 

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